五月雨式で申し訳ございませんの意味:赤っ恥ビジネス用語

2018/08/27

ビジネスの場面では、日常ではなかなか使わないような特殊な表現を用いることがあります。

「五月雨式」という言葉もその一つです。

主に「五月雨式で申し訳ございません」・「五月雨式に納品いたします」といった使い方で耳にすることがあると思います。

よく意味は分からないけどなんとなく聞き返せなくて流してしまったり、ちょっと見栄を張って使った結果ポカンとされてしまったり…なんて苦い経験はありませんか?

こちらではそんな「五月雨式」という言葉の意味、使い方などをご紹介していきます。

ぜひご参考いただき、ビジネスシーンに役立てて下さいね。

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「五月雨式で申し訳ございません」の意味とは?

指をさすスーツの男性
五月雨式の読み方は「さみだれしき」と読みます。

もしビジネスシーンで先方から「五月雨式で申し訳ございません」と言われたならば、それは

このようなことを相手は言っているのだと解釈するのが正解です。

つまり「五月雨式」の意味とは、

連絡や案件を一度によこさず、少しずつだらだらと渡している状態

または

いつまで続くのか終わりが見えない状態

であることを表現する言葉です。

このように、ビジネスシーンに於いてあまり好ましくない状態を表現する言葉ではありますが、優雅さと上品さの漂う言い回しです。

実際に「だらだら連絡してすみません」と言われるよりも「五月雨式に連絡してしまいすみません」の方が、受け手も不思議と心の余裕を保てるような気がしませんか?

なぜ「五月の雨」なのか?語源について紹介


五月雨式の意味が分かったところで気になるのが、なぜ「五月雨」という言葉が使われたのか?ということですね。

実は五月雨が意味する「五月」は旧暦の5月であり

つまりは「現代の6月」のこと

を指しているのです。

6月の雨と言えば…、そう「梅雨」ですね。

だらだらと降りやむことなく続く梅雨時の雨のことを五月雨と呼び、そこから転じて「五月雨式」という言葉が生まれたのです。

「さみだれ」という言葉の響きからはちょっと梅雨のじとじとした雨は想像がつきにくいのですが、もしかすると昔の日本人は、気が滅入るような毎日の雨のことを敢えて美しく表現し、情緒豊かに過ごしていたのかもしれませんね。

これが正しい使い方!(先方から言われた時の受け答え方)

先方に、情報や納品物などをまとまった状態で出せず、何度かに分割しなければならない時は

このように使います。

逆に先方から上記のように言われた時の対応としては、五月雨式で問題ない場合は、

・「順次確認していきます」
・「送れるものからお願いいたします」

といった内容を伝えると、その後のやり取りがスムーズになります。

また、メール連絡などで細切れに資料を渡される場合などは、一つ一つに返事をすると双方に負担がかかりますので、「資料が揃い次第お返事いたします」ということを一言伝えておくと、失礼になりません。

分割して送られてくる物の終わりを明確にしてもらえるよう依頼しておくのも大切です。

少し特殊な使い方では、先方からの指示などで、出来上がったものを順次確認していきたい場合やスピード感のある現場では、

「完成したものから五月雨式にお送りください」

といったように使われることもあります。

ただ、一般的にはやはりだらだらと細切れに事が進んでいくことについての謝罪という側面が強い言葉ですので、このような使い方はよく使う相手や環境を見てからの方が良いでしょう。

ちょっとした言葉の使い方で相手に与える印象は180度変わります。こういう本が参考になりますよ。

また余談ですが、「五月雨式」ではなく「五月雨」とだけ言う人が稀にいます。

ただ五月雨というと、前述の通り梅雨の雨のことを意味します。

それでも会話の流れなどで通じるでしょうし、わざわざそこを指摘してくる人もいないと思いますが、「格好つけて言ってみたけど間違って覚えてる」という印象を持たれるとビジネスの場面ではマイナスとなってしまいますので、正しく言葉を使うよう気を付けましょうね。

謝罪の言葉に込められた日本人の優しい心遣い

「五月雨式」の使い方について、ご参考いただけたでしょうか?

私はこの「五月雨式で申し訳ございません」という表現は、相手のストレスを軽減させ、その後双方が気持ちよく仕事を進めるための気遣いと優しさに満ちた表現だと感じています。

謝罪の言葉に日本古来の美しい表現を使うというのは、本当に日本人らしい奥ゆかしささりげなさがちりばめられていると感じます。

初めて使う時には少し気後れするかもしれませんが、堅苦しいビジネスのシーンに一輪の花を添えるように、優しい気持ちをのせて使ってみてはいかがでしょうか?

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