「菜の花」と聞いて想像するのは…春・菜種油・お浸し・千葉県の県花…?
そう考えるのは私だけかもしれませんが、この花が咲きだすと春の訪れを感じさせますよね!
でも、よく考えると「菜の花」っていう名前は不思議じゃないですか?
特定の花を指す名前とは思えませんけど、一般的にイメージするのはあの黄色い花。
ここではそんな菜の花の意味や花言葉の意味や由来、名所などを詳しくご紹介していきます!
菜の花の意味
菜の花の意味ですが、実は「たったひとつの花」を指す名称ではありません。
菜の花とは、アブラナ科アブラナ属の花を総称した呼び名なんですよ。
ですから正式には「菜の花」という名前の植物は存在しないことになります。
菜の花の形をよくご覧ください。
黄色い花びらが十字になって咲いていますよね?
そんな形から「十字花植物」という別称もあるんです。
菜の花=アブラナ
菜の花の意味を厳密に言えばアブラナ科アブラナ属の花の総称です。
しかし、現在では一般的に「菜の花」と名称で呼び表すのは、「アブラナ(油菜)」のことです。
アブラナ(油菜)はその漢字名から想像できるように、食用油の原料となる植物のこと。
もともとは「油菜の花」と呼ばれていたそうですが、いつしかそれが縮められて「菜の花」と呼ばれるようになったそうです。
ナバナとは?
春になると食卓に並ぶナバナ。
最近の若い人はあまり馴染みがありませんが、40代以上の方なら一度や二度は食べたことありますよね?
そもそもナバナとはアブラナ科アブラナ属の菜の花のうち、食用にできる品種を特別にそう呼ぶんです。
つまり食べられる菜の花ということ。
このナバナには在来種(和種)と西洋種の2種類があり、代表的なのが以下の植物のナバナです。
- ナタネ
- カブ
- ハクサイ
- キャベツ
- からし菜
- ブロッコリー
- ザーサイ
■参考:菜の花と食用にするナバナの違いについて教えてください。(農林水産省)
菜の花の6つの花言葉
この菜の花は春に咲き誇る花だけあって、実に明るい花言葉が付けられています。
その数、実に7種類もあります。ひとつの花にこれだけあるのは珍しいですよね。
それぞれの意味もあわせてご紹介していきましょう。
「愛」
意味はお互いにいつも笑って楽しく生き生きと過ごす、まさに春の花言葉ですね!
「活発」
季節が暖かくなると何かを始めたくなる、意味は元気よく挑戦しよう!春にふさわしい花言葉です。
「元気」
花言葉の意味はお子さんの元気な姿を菜の花になぞらえたもので、空に向かって咲き誇る姿はまさに元気な子供そのもの!
お子さんがいる家庭には名の花を活けるとよいでしょう。
「財産」
黄金色に咲き誇る姿はまさに富の象徴。
意味はもう見たまんま、菜の花畑は人の心をも豊かにしてくれます!
「小さな幸せ」
陽だまりが心地よい春の訪れ、ふと立ち止まり咲き誇る菜の花を見て幸せな気持ちになる…。
意味は日常の小さなことでも幸せに感じることが大事、そういう意味が込められています。
「快活」
春は希望をもって出発する時期。
どんなことがあっても快活に自分を信じて乗り越えよう、素晴らしい花言葉ですね!
「競争」
大空に向かって競い合って咲き誇る姿は希望の現れ。
意味は志を高く、前を向いて学び、ともに励む。
春のこれから頑張るぞ、という時期にぴったりの花言葉です。
土手に無造作に咲いている菜の花に、まさかこれだけの春らしい花言葉があったとは…!
春に元気をもらうならココ!おすすめ菜の花畑!
次に菜の花の名所をいくつかご紹介します。
私がお勧めするのはこの2か所!
神奈川県二宮町「吾妻山公園」
ここは東海道線の二宮駅からほど近く、伊豆半島や富士山まで見渡せる隠れた絶景ポイントです!
菜の花をバックに富士山を拝む、いやぁ~なんとも贅沢ではありませんか!
標高は低いですが山頂まで階段が続いていますので、ちょっとした登山を覚悟してお出かけください。
福岡県福岡市「のこのしまアイランドパーク」
福岡県の博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)、ここも隠れた絶景ポイントとして有名です!
海をバックに、菜の花以外にも様々な春の花が楽しめ、15万平方メートルにも渡る一面の菜の花畑は圧巻!
もう菜の花畑というより「菜の花の海」、そう表現したくなるような見事さです!
あなたも機会があれば是非とも訪れてはいかがでしょうか?
最高の春が自宅に!庭に菜の花畑を作ってみては?
春に菜の花畑を眺めるのは至福のひとときです。
しかし、近所には「無い!」という場合は、プランターでミニ菜の花畑を作ってみてはいかがでしょうか?
【ミニ菜の花畑の作り方】
2. 種を蒔いて1cmくらい土をかぶせます。
3. 水をあげて日当たりの良い場所へ置いておきます。
4. 本葉が2枚になったら、苗同士が約5cmくらいのスペースが空くように間引きをします。
5. ときどき化成肥料を与えながら日当たりの良い場所で育てます。
以上です。簡単でしょう?
菜の花はわりと手抜きでも育つ丈夫な部類です。
水やりだけは必ず「土が乾いてからたっぷりとあげる」という鉄則を守ってくださいね。
まとめ
菜の花の意味とはなんなのかご紹介してきました。
誰もがぱっとイメージするあの黄色い花だけを指すのではないと分かって意外でしたね?
実はこの菜の花、種類がやたら多く、ほうれん草も小松菜もキャベツもブロッコリーも大根も全てアブラナ科、その総数を含めると…なんと3000種!
その一つ一つに花言葉があるようで、葉牡丹も菜の花とは…私も調べてビックリしました~!
いやぁ、菜の花と一言でいっても奥が深い!もっとも、食べる時は一口ですが…。
見て良し、食べて良しの菜の花でうららか春を楽しみましょう~~♪
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