あちこちの家の玄関先や庭に見かけることが多くなったミモザ。
冬の終わり頃、2~3月になると黄色い花がふわ~っと咲き乱れて、とってもキレイでつい立ち止まって見とれてしまいます。(^^)
このミモザの花言葉は見た目と同じように可憐に違いない!そう思って、実際のところを調べてみました。
ミモザの花言葉は「ロマンティック」!
ミモザの花言葉は、ズバリ「恋愛」です!
一般的に「恋をする」という意味がよく使われています。
これはネイティブアメリカンが愛を告白する時、ミモザのレリーフを用いたことが起源とされていて、優雅で目にも鮮やかなミモザの花は愛の告白にぴったりですよね!
【黄色・オレンジ色】花の色によって花言葉が違う!
ミモザの花は春に咲くことから、西洋ではその色鮮やかさと優雅さで「日本の桜」のように親しみを込める人も多いようです。
花の特徴としては、毎年3月~4月ごろにになると総状花序に小さな雄しべが集まった丸い繊細な黄色、もしくはオレンジ色の花を付け、その美しさから「ゴールドの花」などと呼ばれたりもします。
このようにミモザの花の色は一般的な黄色とオレンジ色があり、それぞれの色に対応した花言葉もあります。
■オレンジの花・・・「優雅」
※総状花序(そうじょうかじょ)とは「下から上」や「周りから真ん中」へと順番に咲いていく花の咲き方のこと。
イタリアでは「ミモザの日」がある!
毎年、「国際女性デー」である3月8日はイタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、妻や恋人、親しい女性などにミモザの花を贈る習慣があります。
そんなところからイタリアなど西洋では
という花言葉もあります。
イタリア人らしい習慣と言えますが、近年は日本でもミモザの花を親しい女性に送るのは珍しいことではなくなりました。
フランスでは春の訪れを祝うためにミモザの花を投げ合う祭りがあるとか。
日本でいえば桜の花を枝から折って投げ合う祭り…なんとも罰当たりなお祭りです…。
その際に食べる「ミモザサラダ」は有名。
ちなみにこのミモザサラダ、卵の黄身で作られており、ミモザの花に似ていることからそう名付けられました。

【ちょっと注意が必要】ミモザを庭で植えてみよう!
ミモザの木を育てるのは難しい事ではありません。
関東より西の温暖地であれば誰でも無理なく育てられます。
とはいえ、全高が10メートル以上にもなる大きな木ですから、自宅に庭がないと難しいですね。
あまり水や肥料を与えなくても、夏場の乾燥にさえ気を付ければ降雨だけで大丈夫なようです。
逆に肥料を与えすぎると育たないという、非常にエコな植物ですね!
花を咲かせるにはたっぷりの日光が必要で、日陰だと花が咲かないと言われています。
また、枝が細いので台風などで折れやすく、長い枝は剪定をしなければなりません。
【くわしい育て方はこちらの動画で♪】
【知っとこう!】ミモザの豆知識
ミモザの木は明治時代になってから日本でも観賞用に植えられるようになりました。
ミモザと言えば「ミモザアカシア」が一般的ですが、その種類は約600種類!
原産地はオーストラリアで、
・「フサアカシア」
・「ギンヨウアカシア」
の二種類を「ミモザアカシア」と呼んでいます。
種類はマメ科アカシア属に分類されます。
明治時代はその花が「オジギソウ」と似ていることで「マメ科オジギソウ属」に分類されていましたが、いまではアカシア属で統一されています。
スーパーで売られている「アカシアの蜂蜜」はニセアカシア(ハゲシバリ)←(凄い名前!)の蜂蜜です。
また、ミモザの香水や香木などはフサアカシアから作られます。
フサとかハゲとか薄毛に悩む人には気になるワードが頻出しますね(笑)
ミモザの木を庭に植えると縁起が悪い?
古い民家の玄関先にはおおむね「松の木」が多いですよね。
これは年中、緑の葉を茂らせているため縁起がよいという意味からきています。
なので、庭木に落葉樹は縁起が悪いとされる風潮が以前はありました。
でも桜だって落葉樹ですし庭木としてよく植えられていますよね?
ですからあまり気にする必要はないと思います。
しかしこのミモザ、藤の木同様、相当に根を張りますので、よほど庭が広くないと家が傾く羽目に…。
植えて楽しめるのも自宅にそれだけの庭があればの話ですね…。
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