自分の子どもの頃の事を思い返すと、学校でいろんな花の名前や育て方を教わり、実際に校庭の花壇に植え、育てた経験がある人も多いのではないでしょうか。
そんな花の種類の一つとして「マリーゴールド」という花もありましたよね?
黄色やオレンジ、白などの色が咲き、見た目もとても可愛らしく、私も大好きな花です♪
しかし、そのマリーゴールドは贈り物には向かない花だと言われていることは知っていますか?
なぜそう言われるのか、その理由や由来について書いてみたいと思います。
え!そうなの?意外と知らないマリーゴールドの花言葉
マリーゴールドは見た目の愛らしさから、ついつい贈り物として贈ってしまいがちですが、花言葉に詳しい人からすると、それはNGな行動かもしれません。
なぜそう思われるのかというと、マリーゴールドの花言葉にネガティブなものが多いからです。
マリーゴールド全体の花言葉としては
・「悲しみ」
・「嫉妬心」
・「別れの悲しみ」
・「悲哀」
・「悪を挫く」
・「可憐な愛情」
・「濃厚な愛情」
・「生きる」
・「友情」
・「予言」
・「健康」
・「勇者」
などがあり、全体的に悲しい感じのものが多いですよね(^_^;)
あの可愛らしい見た目からは想像できないような花言葉が多く、私はとても意外だなと感じました。
「絶望」という怖い花言葉が付いた由来とは?
マリーゴールドの花言葉を見ると、その中でも一際目を引くネガティブな言葉があると思いませんか?
そうです。「絶望」です(笑)
「いやいや、なんでマリーゴールドの花言葉に”絶望”なんて言葉があるの?」と疑問に思いますよね?
でもそれには、ちゃんとした由来があるようなんです。
それが、ギリシャ神話の悲恋のお話です。
【マリーゴールドの花言葉が「絶望」になったお話】
しかし、すでにアポロンは王女レウトコエと恋仲の関係でした。
水の妖精クリスティが二人の関係に嫉妬心を抱くという所から悲劇が始まります。
クリスティはその嫉妬心から、王女レウトコエの父親に二人の関係を全て話してしまうんですね。
※その父親は何も知らずに後継ぎとなる娘の花婿を必死に探していたんです。
そうすると、怒った王女レウトコエの父親は、あろうことか娘である王女レウトコエを生き埋めにしてしまうんです。
そんな悲劇を引き起こした張本人であるクリスティは、自分の愚かな行動が一人の女性の命を奪ってしまった事を恥じ、9日間もの間、地面に座り込み、動くことなくアポロンを見続けました。
その結果、クリスティの体は黄色い花と変わり、太陽神アポロンを求めるように、太陽に向かって咲くようになりました。
その咲いた花がマリーゴールドなんです。
この話が由来となり、マリーゴールドの花言葉に「絶望」という言葉が含まれるようになったんですね。
「嫉妬心」や「悲しみ」という花言葉もこの話が由来していると言われています。
マリーゴールドの花言葉にネガティブなものが多い理由
ここまで書いてきて、「どうしてマリーゴールドの花言葉にネガティブなものが多いんだろう?」という疑問が浮かんできました。
そもそも、花言葉ってどうやって付けられているのでしょうか?
その答えはキリスト教にありました。
花言葉は、キリスト教圏から発信されていることが多く、キリスト教では裏切り者である「ユダ」の衣の色である黄色が忌み嫌われていることから、黄色い花の花言葉はネガティブなものが多いんです。
花言葉の由来は、キリスト教だけでなく、ギリシャ神話が元となっていることも多いので、「なんでこの花はこんな花言葉なんだろう?」と思った時は、色々と調べてみると、面白い話や由来を知ることができるかもしれませんね(^-^)
マリーゴールドは育てやすい花です
マリーゴールドは日本語で
・万寿菊
・千寿菊
という名前もあります。
花は春から初冬にかけて咲き続けるという長持ちな性質があり、基本的に一年で枯れてしまう「一年草」です。
日当たりと水はけさえ良ければ簡単に育てられますので、ホームセンター等で苗を買って玄関前やマンションのベランダで育ててみてはいかがでしょうか?
花言葉が全てじゃない!花は気持ちの表れ!
ここまで散々マリーゴールドは贈り物向きじゃない根拠を書いてきましたが、私個人としては、「花が綺麗だったらそれでいいじゃん!」って思っちゃうんですよね(^_^;)
花を選ぶときって、
「綺麗な花だな。あの人に見せてあげたいな」
「喜んでもらいたいな」
と考えながら選びますよね?
それが贈り物の全てなんじゃないかと思うんです。
花言葉はとても大事ですが、渡す時に「あなたを思って選んだ」という事を伝えれば、気持ちはきっと伝わるはずです。
「その気持ちを受け取ってくれない」or「文句を言う」人とは、付き合いたくありません(笑)
マリーゴールドはネガティブな花言葉が多いですが、中には素敵な花言葉もあります。
花の綺麗さや、素敵な意味の花言葉という面を採り、贈り物として渡しても全然問題ないんじゃないかと私は思います♪