青山は何区にある？【地図で解説】地名として存在しない理由

海外の有名なハイブランドの店舗が軒を連ね、日本のファッションの中心地とも言える青山。

どことなく高級感があって品が良い響きの地名です。

地方に住んでいる人にとっては、憧れてしまう東京の人気スポット！

でも、東京都のなかの何区にあるのか知っている人は意外と少ないはず。

そこで、今回は

など、地図や動画をまじえて分かりやすくご紹介します。

青山は何区にある？

青山は港区にあります。

港区の位置を地図で確認してみましょう。

23区のなかでも、まさに東京のど真ん中に位置する中心的な区ですね。

港区の中で青山は北西部に位置します。

「青山」という地名は存在しない！

実は東京港区には、ズバリ「青山」という地名は存在しません！

「青山」とつく地名（公称地名）は

だけなんですね。

青山は「汎称地名」

私たちが口にする「青山」という地名は「汎称地名」と呼ばれる種類のものです。

汎称地名の「汎称」とは、同類のものをひっくるめた呼び方。

つまり、北青山や南青山などの地域をすべてひっくるめて「青山」と呼んでいるわけですね。

面白いことに昔から青山と呼ばれているものの、過去にもその地名が存在したことは一度もありません。

北青山の位置と名所

北青山（一丁目～三丁目）を地図で見ると、この赤く囲われた範囲になります。

北青山に所在する駅はこちらの3つ。

青山一丁目駅という駅名はありますが、奇妙なことに「青山一丁目」という地名は存在しません。

秋の紅葉の季節になるとよくニュースで取り上げられる「神宮外苑前の銀杏並木」は、北青山にあります。

めちゃくちゃキレイなので秋に行くなら絶対に行ってほしいスポットです。

南青山の位置と名所

南青山（一丁目～七丁目）を地図で確認すると、この赤く囲われた範囲です。

南青山に所在する駅はこちらの2つ。

東京の中心には場違いなほど広大な規模を誇る青山霊園は、この南青山にあります。

都会の喧騒もここでは遠く、日中ですら鳥のさえずりが聞こえてきます。

大久保利通や作家の国木田独歩などの著名人のほかに、あの忠犬ハチ公のお墓もここにあり、観光や散歩目的でおとずれる人も多いスポット。

青山という地名の由来

青山という地名は、徳川家康の家臣「青山忠成」に由来します。

青山忠成が徳川家康から拝領した土地（現在の青山）に屋敷をかまえたため、その名字がそのまま地名となったといわれています。

青山忠成は戦国時代から江戸時代初期にかけての武将（大名）で、現在の愛知県の出身です。

まとめ

青山は何区かというと港区です。

でも地名としては北青山と南青山が正式名称で、「青山」はこれらの地域の総称なんですね。

この地名は江戸時代の武将「青山忠成」の名字に由来します。

これだけ分かれば、もう充分ですね