池袋は何区ですか？それとも何市？埼玉と言うと地元民は激怒

東京でも有数の大都市である池袋。

地方に住んでいる人も100％知ってるでしょうから、知名度は文句なし。

でも、「池袋は東京23区の何区にある？」ってクイズが出たら、ちゃんと答えられる人は少ないはず。

うっかり埼玉県の一部なんて誤解をすると、地元民は激怒するとか……。

そこで、今回は

などなど、東京以外に住む方のために地図も紹介しながら解説していきましょう。

池袋は何区？

答えから言うと、池袋は豊島区（としまく）にあります。

東京の「三大副都心」のひとつですね。

新宿や渋谷と違い、そのまま区名になっていないため、ぱっと答えられる人が少ないようです。

実際、豊島区という区名より「池袋」の町名のほうが有名ですから。

池袋は6つの町

池袋は以下の6つの町から構成されます。

北池袋駅はありますが、北池袋という町名はないのははややこしいところ。

池袋

赤く囲った部分が「池袋」の範囲内。

繁華街からは離れた静かなエリアです。

池袋本町

北池袋駅があるのが池袋本町。

板橋区と接しています。

上池袋

池袋駅の北側に位置するのが上池袋。

西池袋

池袋駅の西側に位置するのが西池袋。

西口を出て、すぐ目の前に東京芸術劇場。

少し歩くと、東京六大学のひとつ立教大学のキャンパスがあることで有名です。

東池袋

池袋駅の東側に位置するのが東池袋。

高層ビル「サンシャイン60」を中心に、サンシャイン水族館やナンジャタウンを抱えるサンシャインシティがあります。

南池袋

池袋駅の南東に位置するのが南池袋。

夏目漱石や小泉八雲など錚々たる文化人のお墓がある雑司ヶ谷霊園はここ。

池袋駅は何区にある？

世界で第3位の利用者数を誇る池袋駅は、豊島区にあります。

正確な住所は、東京都豊島区南池袋１丁目。

池袋駅には、以下の8つの出口があります。

これらはすべて豊島区内にありますよ。

ですから、どの出口から出てもそこは池袋というわけ。

テレビや雑誌で取り上げられるイメージとしての「池袋」は、主に池袋駅の東口と西口に連なる繁華街だと思えば間違いありません。

池袋は何市？

池袋を東京23区外か、埼玉県の一部だと勘違いする人がいるためか、何市に当たるのか、疑問に思う人も多いようです。

しかし、何度もお伝えしているように池袋は豊島区にあります。

過去の時代でも池袋が○○市のなかの町のひとつだった事実もありません。

池袋が埼玉県のイメージが強い理由

池袋は埼玉県民が多いとか、もやは埼玉県の一部だとか、都内にありながら埼玉のイメージが強い特殊な街。

どうして埼玉のイメージが強いかと言うと、池袋駅を利用する埼玉県民が多いため。

埼玉県は東西移動がしづらいため、その乗り換えとして池袋を利用するんですね。

池袋駅に乗り入れる

これらの路線は埼玉県民の足とも言える存在。

ですから、池袋駅に立ち寄る、または周辺で遊ぶ埼玉県民が多いわけです。

しかし、それも一昔前の話。

現在では湘南新宿ラインの登場によって、新宿や渋谷まで乗り換えがなく直通で行けるようになったため、以前よりも池袋で降車する埼玉県民の数は減っているそうです。

まとめ

池袋は豊島区にあり、池袋駅を中心とした6つの町から成り立ちます。

東京都民のイメージでは、池袋は「ださい・治安が悪い」など、かなり悪い部類だったのは事実。

しかし、2014年には消滅可能性都市のひとつに選ばれたのを契機として、公園を大々的に整備するなど町の風景は変りつつあります。

都外から初めて行く方は、変貌を遂げつつある池袋をゆっくりと見学してみてはいかがでしょうか？