ローストビーフを手作り…なんて、きっとすごい料理名人なんだって思いませんか?
私には到底無理だとあきらめていましたが、料理好きな友達に教えてやってみたら、意外とカンタン!
コツさえつかめば誰でも上手に作れるんですね。
でも、切ってみると肉の断面が真っ赤で「これ食べても大丈夫?」って疑わしいときもあるんですよ。
それにスーパーなどで買ってきたローストビーフが、普通より赤いとちょっと不安ですよね?
ここではローストビーフのレシピではなく、焼いてみたけどこれってちゃんと焼けているのかな?といった火の通り具合の確認方法と、生焼けだった場合の再加熱の方法を中心に書いていきます。
調理中にローストビーフの火の通りを確認する簡単な方法
ローストビーフに火が通っているかは、外から眺めただけでは分かりにくいですよね?
そんなときは「金串」を用意します。(バーベキューなんかで具材を串刺しにするアレです)
1. ローストビーフをレシピ通りに焼いて、金串をお肉の一番太いところに一度ぐっと裏側まで差し込み、真ん中ぐらいまで引き戻してしばらく待ちます。(5秒から10秒ぐらい)
2. 金串を引き抜いて、下唇に当ててみてください。
3. 冷たければ生焼けです。
温かく感じれば火が通っていますし、熱ければ焼き過ぎという事になります。
※確実に仕上げたい方には…肉用温度計を使うと数値でハッキリと焼け具合がわかりますのでおすすめです!
ローストビーフが生焼けかどうかを見た目で判断する方法
自分で作ったローストビーフや市販のローストビーフをいざ食べようとお皿に載せたら、想像以上に赤い色で「生焼け」を疑いたくなるケースもありますよね?
こんな場合、ローストビーフが生焼けか、ちゃんと焼けているか判断する目安は、スライスした時の断面が
「ロゼ」の色
になっているかどうか?なんです。
ロゼというと、ワインなどを思い浮かべると思いますが、あの薄ピンク色のことですね。
あんな感じの色になっていたら、きちんと火が通って、しかもジューシーな柔らかいお肉の仕上がりになっているということです。
切りたては綺麗なピンク色だったのに、時間が経つと赤いバラ色に変化しますが、これはお肉の中に含まれる「ヘモグロビン」が酸素に反応して赤くなったので生焼けとは違います。
なので市販されているローストビーフから血が滴っているように見えても、ちゃんと火は通っていて生焼けではないので食べても大丈夫なんですよ♪
ローストビーフの「ロゼ」はステーキの「レア」と同じ?
ステーキの焼き具合で、「レア」ってありますよね?
あの状態とロゼとは同じ状態のことを指すのでしょうか?
お肉の焼き具合を温度で示すと
- レア …54℃
- ミディアムレア…57℃
- ミディアム …60℃
- ウェルダン …63℃
このようになります。
ローストビーフのベストな焼き加減は52℃~60℃ですので、ロゼという状態は、レアからミディアムぐらいの焼き加減となりますね。
これは焼きあがった時の「中心温度」になります。
このあと、肉汁を閉じ込めるためと、予熱でじっくりと全体に火を通すためにお肉を寝かせます。
ですから、レアとは表面だけを焼いて中は生焼けの状態のことをいいますが、ロゼはしっかり中まで火が通っている状態をいいます。
レアとロゼの違い
- レアとは…表面だけを焼いて、中はまだ生の状態
- ロゼとは…肉汁を包み込むようにしっかりと中まで火が通っている状態
ちなみに、このロゼという状態は、火が通って、たんぱく質は固まっていても、血は固まっていない状態を指します。
ですから焼きたてをスライスすると「肉汁」が溢れ出してくるのですね。
レアとロゼ、少し違いがあるのがわかっていただけましたか?
ローストビーフが赤い生焼けだった場合の対処法
ローストビーフが「真っ赤」といいたくなるほどの赤い生焼けだった場合、もういちど再加熱したくなりますよね?
再加熱でもっとも注意しなければならないのは、「火を通しすぎない」ということです。
何度もこまめにチェックしましょう。
ローストビーフを再加熱する方法は以下の3種類がありますので、やりやすい方法をお選びください。
湯せんで再加熱する方法
焦げ目をそれ以上つけたくない時は、お肉をラップで包み、フリーザパックなど密封できる袋にいれて湯せんします。
フライパンで再加熱する方法
焼き目を気にしないようであれば、再度フライパンで5分~10分ほど蓋をして蒸し焼きにします。
電子レンジで再加熱する方法
一番手軽に感じますが、加減が難しいのが電子レンジでの再加熱です。
10秒ずつこまめにストップし、ローストビーフを取り出して火通りをチェックしながら加熱することをおすすめします。
美味しいローストビーフ、作れたらかなり喜ばれますよね!
【私はいつもフライパンひとつで出来るレシピで作っています】
何度か失敗するかもですが、経験は力です(^^♪
したたる赤い汁、このローストビーフは食べても平気?
ローストビーフを焼いたものの、切ってみて「これは牛肉のたたきのようだな」と思ったり、このまま食べられるのかしらと不安になることもあると思います。
牛肉は豚肉などと違って肉の内部までに細菌が入ることが少ないので、表面さえしっかり加熱できていれば中身が赤くても食べることができます!
ですが、ローストビーフはしっかり肉汁を包み込んだ柔らかいお肉が醍醐味ですので、あまりにも生焼けの場合は再度加熱した方がいいかもしれませんね。
赤くても心配ありませんが、不安な場合は再加熱しましょう。
まとめ
ローストビーフを調理中に火の通り具合を確認するには、金串を刺して温度を確認すればOK!
まだひんやり冷たかったら生焼け、温かいようだったら火が通っている証拠です。
お皿に載せて切ったときに赤い色をしていても、それは正常。
あまりにまだ「生っぽい」焼き加減だったら、湯煎やフライパンで再度加熱して食べましょう。