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草露白(くさのつゆしろし)は二十四節気の初候に当たります

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草露白(くさのつゆしろし)

中学生の息子が学校で「節気」に関する宿題を出されたらしく、調べたけど分からなかったようなので一緒に調べることになりました。

今回出された宿題は「草露白(くさのつゆ しろし)」と言うもので、これを調べてレポートにまとめるというものです。

携帯検索でサクサク調べれば、何となく分かるだろうと思っていましたが思いのほか大変で……。

最近では「節気」が何のことか知らない人も少なくありません。

ネットで調べても説明文には難しい言葉が並び、理解するまでにかなりの時間を費やしました。

そこで、ここでは

  • 草露白の読み方
  • 草露白の意味
  • 2023年の時期

など、今回は息子のお陰で詳しく知ることが出来た草露白を、皆さんにも分かりやすくご紹介します。

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草露白(くさのつゆしろし)の読み方

朝露

冒頭でも触れましたが、草露白の読み方は「くさのつゆしろし」、または「そうろしろし」と読みます。

これは七十二候のひとつであり、白露と言う二十四節気の初候にあたります。

※七十二候(しちじゅうにこう)とは、二十四節気の24個ある節気を「初候・二候・三候」の3つに分けたもの。くわしくは下記の項目にて説明します。

※初候とは、節気を5日間で分けたうちの最初の日のこと。

草露白の意味

次に草露白の意味について解説していきましょう。

草露白は「草に露が降り、白く光る」という意味があり、季節は「仲秋」を表します。

夜中に大気が冷やされて、朝になると草木に「朝露」を見ることがありますよね?

そうした様子を表しているんです。

朝晩の気温が下がって肌寒くなり、季節が移り変わることを実感できる時期。

この草露白の時期に注意したいのが、乾燥で風邪を引きやすくなることです。

時間帯により気温の変化が激しいため、体調を崩しやすくなるんですね。

外出する際は、脱いだり着たりがしやすい服を選んだ方が良さそうです。

2023年の【草露白】はいつ頃?

草露白はいつ頃のことを指すかというと

毎年9月7日~9月11日頃

になります。

意外に短い期間なので、知っている人が少ないことも納得ですよね。

また草露白は「白露(はくろ)」の時期に重なります。

白露とは「定気法」という方法を使い、ここから度を導き出して分割された節気の一つです。

この分割された節気が二十四節気と呼ばれ、白露は15番目に相当します。

白露の期間としては、9月6日頃から次の節気でもある秋分前日までを表していて、この白露をさらに細かい時期に区切った中の一つに「草露白」があるのです。

簡単に説明すると、二十四節気の中の15番目に当たる「白露」の初候の時期に「草露白」があるのです。

なので草露白を指す時期は、特定の日にちと言うよりは「一定の期間のこと」と覚えておくと良いですね。

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【七十二候】って何?~一部を紹介~

古代中国で考案された季節を表す方式の一つで、二十四節気をさらに5日ずつの3つに分けた期間のことです。

この七十二候は気象の動きや動植物の変化を短文で表現した名称が使われています。

現在の七十二候では中国から伝わった名称はわずかしか残っておらず、江戸時代以降にも何度か改変されました。

七十二候の中からいくつか名称をご紹介します。

・【魚上氷(うおこおりをいずる)】

<立春・末候>割れた氷の間から魚が飛び出る。

・【桜始開(さくらはじめてひらく)】

<春分・次候>桜の花が咲き始める。

・【蛙始鳴(かわずはじめてなく)】

<立夏・初候>蛙が鳴き始めるころ。

・【菖蒲華(あやめはなさく)】

<夏至・次候>あやめの花が咲く。

・【鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)】

<小暑・末候>鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える。

・【寒蝉鳴(ひぐらしなく)】

<立秋・次項>蜩が鳴き始める。

・【草露白(くさつゆしろ)】

<白露・初候>露が白く光る。

・【水始涸(みずはじめてかる)】

<秋分・末候>田畑の水を干し始める。

・【地始凍(ちはじめてこおる)】

<立冬・次候>大地が凍り始める。

・【雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)】

<冬至・末候>雪の下で麦が芽を出す。

引用:Wikipedia

さらにくわしく知りたい場合は、こんな本がおすすめです。

聞いたことのあるものもいくつかありましたが、意味としてはその時の季節の兆しを捉えたものが多くあります。

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まとめ

二十四節気に比べ、七十二候は種類が多い分全部を覚えるのは難しいかも知れません。

でも今回覚えた「草露白」は読んで字のごとく、草に露が付く頃を現しています。

朝晩が寒くなり、草木に露が付いているのを見つけたら秋の訪れを感じる季節だな~と思い出してみて下さい。

今回は息子の宿題に付き合う形で七十二候の草露白を調べることになりましたが、私自身いい勉強になりました。

七十二候は草露白だけでなく、他にも季節(時期)ごとに名称が付けられています。

これを機に、他の季節も調べてみると意外な発見があるかも知れませんね!

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