この記事ではこんな知識を紹介しています。
- 嫁の祖父・祖母の葬式に出席すべき?
- 参列できないときの対処法
- 香典はどうする?
働く男性のみなさん!
あなたのお嫁さんの祖父・祖母が亡くなった場合、お葬式に出席すべきなのかどうか、悩みますよね?
参列したい気持ちはあっても、どうしても会社の仕事が忙しかったり、遠くて行くのが難しかったりなど「行けない事情」が様々あると思います。
でも奥さんが「おじいちゃん子」や「おばあちゃん子」で特別大切に思っていたら「俺は行かないぞ」とは言いづらいはず・・・・・。
ということで今回は、働く男性が配偶者(妻)の祖父母のお葬式に行くべきなのか、もしどうしても行けなかったらどうしたら良いのか、解説します。
嫁の祖父・祖母が亡くなった場合、葬式に行くべき?忌引きが取れる?
まず結論から言ってしまうと
お嫁さんの祖父か祖母が亡くなった場合は葬式に出るのが常識!
これで間違いありません。
妻の祖父・祖母とは結婚するときに一回挨拶しただけで、それ以外ほとんど面識がない、亡くなっても何の感情も湧かない・・・。
もしそうだとしても、一般常識からすると必ず出席すべきなんです。
「悲しい/悲しくない」という感情は関係ありません。
出席する理由は「3親等以内の姻族」のため
なんで必ず出席しないといけないかというと、「親等」の関係性からなんですよ。
奥さん(嫁)の祖父・祖母は、旦那さんであるあなたにとって「姻族」の2親等にあたります。
「親族」には血のつながっている「血族」と、血のつながっていない「姻族」の二種類があるんですね。
一般的にお葬式には「6親等以内の血族」と「3親等以内の姻族」が参列します。
「3親等以内の姻族」とは、自分から見て
- 配偶者の父母
- 配偶者の祖父母
- 配偶者の曾祖父母
- 配偶者の伯叔父母
- 配偶者の兄弟
- 甥
- めい
このようになります。
「配偶者」とは旦那さんにとっての「嫁」、奥さんにとっての「旦那/ご主人」に当たります。
だから、奥さんの祖父母は姻族の2親等にあたるため、出席するのが冠婚葬祭のマナーになるんですね。
出席は常識なので忌引き休暇は取れる!
ということで、多くの企業で「忌引き休暇」を取得が可能なはずです。
祖父母、また配偶者の祖父母の場合は、だいたい3日間の忌引き休暇を取得できるのが一般的。
忌引き休暇がない企業の場合は、有給休暇を使用して参列するのが一般的ですよ。
そのあたりのくわしい祖父母の葬式の休みの取り方については、下記の別記事にまとめていますのでご覧ください。
祖父・祖母の葬式は仕事を休むべき?行けない時はどうする?
嫁の祖父・祖母の葬式に参列出来ない時の対処法
嫁の祖父母が亡くなり、お葬式があるが、仕事の都合上、どうしても葬式の参列が難しい場合もあるでしょう…。
特に遠方だったり、疎遠だったりする場合、仕事を優先するという選択もあるかと思います。
また、奥さんのご両親が
お忙しいでしょうから無理しないで。
遠方でわざわざ大変だから参列しなくていいですよ。
と言って来た場合。
そのようなときは
親族に行けない理由をきっちり説明し、お詫びをする
これをお忘れなく!
奥さんの理解を得よう
特に奥さんの理解を得るというのが、とても大切になってくるかとは思います。
奥さんは実の祖父、祖母を亡くされています。
なかにはずっと同居されていて「おじいちゃん子・おばあちゃん子」で育ったお嫁さんもいらっしゃるはず。
だから、その気持ちを配慮せずに、
仕事だから行けないよ。仕方ないだろっ(怒)
という風に声を荒げたり、乱暴な言い方はしないように気を付けたいところです!
先程の説明のように、3親等以内の姻族は葬式に参列するのが一般の常識です。
ですので、その事を理解した上で、奥さんには
「参列しないといけないと思うが、仕事でどうしても行けない」
という事を誠心誠意、心を尽くして伝えましょう。
妻の祖父や祖母の葬儀に出席できない場合、香典はどうする?
香典は世帯単位で出すのが一般的なので、奥さんだけが参列される場合は
奥さんが持っていけばOKです!
配偶者の祖父母の香典の額は、夫婦である場合、夫婦そろって「3万円+供花」が一般的ですよ。
旦那さんが忘れずやることといえば「お花(供花)」の手配ですね。これだけはお忘れなく。
そして後日、親族にお悔やみとお詫びを伝えるようにしましょう。
葬儀当日に出席できない場合は後日、お参りに行く
もしも仕事で葬儀の参列が難しかった場合、別の日にあらためて、お参りするのも良いかと思います。
すでにお香典は渡しているので、新たに何かを持っていく必要はありません。
ただ、手ぶらも何なので、お線香や菓子折などを持っていくと良いかと思います。
お参りに行くときは、家族の都合を伺ってから日時を決めましょう。
服装は普段着で構いませんが、お焼香はした方が良いかもしれません。
その際は数珠をお忘れなく。
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もしお嫁さんの祖父・祖母の葬式に出席できなかった場合は、後日行われる法要にはなるべく出席したほうが良いでしょう。
■葬儀後の法要
- 四九日
- 一周忌
- 三回忌
ただ、これらに参加するかどうかは、地域や親戚関係によっても大きく違うので、奥さんと相談したり、義理のご両親と相談して決めるのが良いと思います。
【まとめ】参列が常識!でも地域や親戚関係によって差がある場合も
奥さんの祖父母のお葬式には、会社を休んで(忌引きを取って)参列するのが一般常識になっています。
そして、参列出来ない場合は、香典を包み、お詫びを伝え、後日お参りに行くのが丁寧です。
しかしこれは、地域や、その親戚間の関係性などにより、大きな差があります。
特に奥さんがどのように思っておられるかが大きく影響します。
奥さんが「仕事が忙しいだろうから別に良いよ。私の方から皆にお詫びしておくよ」と言ってくれるかもしれません。
夫婦の価値観や連携が大切になってきます。
マナーを守って丁寧に事をすすめましょう。
知っておきたい「お葬式」の常識・非常識
葬式の親族はどこまでが範囲?出席する・しないの判断の線引とは?
葬式で仕事をお休み※何日休むのが常識?給料は?親戚・知人の場合は?
葬式で会社を休む時の連絡方法※メール?電話?正しい言い方・伝え方
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