十五夜は多くの方が耳にしたことがありますよね。
もっとくわしくなるために、ここでは
- 2024年の十六夜はいつなのか?
- 満月の日付とその意味とは?
- 十六夜が満月じゃない理由
などを分かりやすくまとめていきます。
十六夜2024年はいつ?
「十六夜」と一口に言っても、実は2種類あることをご存知でしょうか?
- 中秋の名月の翌日の月
- 毎月の満月の翌日の月
一般的に「十六夜」と言うときに指すのが「中秋の名月の翌日の月」のことです。
そしてもうひとつ、毎月のように訪れる「満月の翌日の月」も十六夜と呼ぶんですよ。
どちらもポイントは「満月の翌日」であること。
このあと詳しくご説明します。
今年の十六夜(中秋の名月の翌日の月)
2024年の中秋の名月は9月17日(火)です。
十六夜は中秋の名月の翌日に当たるので、今年の十六夜は9月18日(水)ということになります。
今年の十六夜(毎月の満月の翌日の月)
では、次に2024年の毎月の「十六夜の月」がいつなのかご紹介しましょう。
- 1月27日
- 2月25日
- 3月26日
- 4月25日
- 5月24日
- 6月23日
- 7月22日
- 8月21日
- 9月18日
- 10月18日
- 11月17日
- 12月16日
基本的に1ヶ月に1回(1年に12回)定期的に十六夜の月が訪れます。
まれにイレギュラーで2回訪れることもあります。
十六夜は満月じゃない理由
十六夜は中秋の名月と同じように満月だと思いこんでいる方が多くいらっしいます。
しかし、月齢的には満月の翌日にあたるため、正確には満月とは呼べず、すでに少し欠けた状態の月になります。
見た目にはほとんど分からないレベルなので満月と呼んでもおかしくはないですけれど……。
十六夜の読み方は?
月にはそれぞれに呼び名があり、“十六夜の月”もその一つ。
十六夜の読み方は2つあって
- じゅうろくや
- いざよい
です。
私は普通に「じゅうろくや」と読んでいましたが、「いざよい」と読む方が一般的ですよ。
この「いざよい」というのは当て字ですが、その言葉は躊躇う(ためらう)という意味の動詞「いざよう」から名詞となったものなのです。
「月がためらっている」という意味合いから「いざよい」と読むようになりました。
「ためらうように昇ってくる満月の翌日の月」というのを表した呼び名ですね。
「十六夜の月」にはこんな意味があった!
現代の私たちは、地球が太陽の周りを回る周期を基にして作られた暦である「太陽暦」を用いて暦を決めています。
いわゆる「新暦」です。
それより以前は月の満ち欠けで一カ月の長さを定める太陰太陽歴を使っていて、それは「陰暦」とも呼ばれるものでした。
十六夜は、その太陰太陽歴(陰暦)が関係しているのです。
- 十六夜は陰暦の8月16日の夜
- 十六夜の月は8月16日の夜の月
そもそも十五夜は「最も満月に近くなる日」です。
旧暦の8月15日を“中秋の名月”というのには馴染みがありますが、この8月15日だけが十五夜というわけではありません。
8月以外の月の15日も十五夜と呼びます。
日の出と同じように月の出もありますが、月の出は毎日50分づつ遅くなるので十六夜(いざよい)の月は十五夜よりも月の出が遅くなります。
十六夜(いざよい)は、月が最もまん丸に近づく十五夜を過ぎてしまい少し欠けた月となるので
そういうことなんです。
ちなみに、普段使うことのある三日月(みかづき)は三日目の月という意味があります。
月の満ち欠けによってそれぞれ風情のある美しい表現の呼び名が付いているのですね!
十六夜に用意したい食べ物
そしてこの十六夜(いざよい)は、十五夜(じゅうごや)と一緒でお団子とススキというセットでお供えをします。
昔は様々なところに神が宿ると考えられ、月も神様としてお供えの対象となりました。
作物収穫、健康、幸福への祈り、感謝する気持ちで月の様なま~るいお団子をお供えするようになったと伝えられています。
お団子は
- 十五夜には15個
- 十六夜には16個
というのが決まりです。
そして感謝しながらお月見をした後は、お供えをしたお団子は美味しくいただきましょう♪
団子と一緒にお供えするススキですが、ススキには「魔除けの力」があると言われてます。
よって、お供えしたススキを軒先に吊るすと病気にならないと昔は信じられていました。
ちなみに地域によっては、稲穂をお供えするところもあるようですよ。
「十六夜」がタイトルになっている歌
十六夜に聴きたい十六夜がテーマになっていて、タイトルに含まれる曲を集めてみました。ぜひ聴いてみてくださいね。
♪十六夜の月(w-inds)
ダンス&ボーカルユニットのw-inds. (ウィンズ)のシングル曲です。かっこいいダンサブルな曲ですね!
♪十六夜の水田(インストゥルメンタル)
・ゲーム挿入歌
・作曲:松尾早人、すぎやまこういち
ゲーム挿入歌といえども、たて笛の音が渋く古い日本をも思わせます。
聞いていて心地が良かったですよ。
♪十六夜化粧(山本あき)
好きな人を待ちわびる気持ちを月が欠けていくせつなさに照らし合わせた演歌です。
♪十六夜(小林恵)
人を思う届かない気持ちを大きく神秘的な月になぐさめてもらうような恋の歌だ・・という個人的な感想です。
やっぱり月ってせつないイメージなのでしょうか。
暗い広い空に大きく静かに浮かんで見守ってくれてるような感覚になるのでしょうね。
探してみましたが、十六夜のタイトルの楽曲は非常に少ないです。
アニメのキャラクターになっていたり、ゲームのタイトルになっているものもあります。
「いざよい」という音の響きがカッコイイですもんね。
まとめ
十六夜(いざよい)の事、短時間でおわかり頂けましたでしょうか?
私は、何度も何度も頭の中でゆっくり考えて「あーー!わかった、なるほどね~」となりました。笑
月はとっても不思議で魅惑的で、昔から様々な逸話もありますね。
私は子供のころから本格的な天体望遠鏡が欲しくてたまりませんでしたが、そんなもの買えませんし置く場所もありませんでした。
やっと念願の手のひらサイズの双眼鏡を買ってからは、毎晩、毎晩、部屋から月を眺めてそして眺めながらいつの間にか眠りにつくのが日課に。
そして今年になって、子供の頃からの願いが叶い、ついに天体望遠鏡から月を見る事ができました。
風ひとつない、邪魔する明かりもない、澄み切った空気の中で満天の星空です。
その日は天候条件が良く、銀河やまだ出来て間もない新星たちまでも見ることが出来ました。
私達が生きるこの地球では、時代も人も人の心も自然もあらゆるものが変わっていく中で星や太陽や月はずっと輝き照らし続けてくれてますね。
子供の頃は、母がお団子を丸めてお皿にキレイに盛っていたのをわけもわからずお手伝いをしていたのを思い出しました。
母は、盛ったお団子にお砂糖を振りかけていましたよ。
後から食べるわけですが、少し固くなっていて不満に思っていました。
でも、ほんのり甘くて美味しかったです。
昔、むか~しの人達って本当にすごいですよね~
今で言う、ベンチャー企業を立ち上げる!そんな感じでしょうか???
いや!さすがに全然違いますよね。
もっと、もっと奥深くて確実な意味がありこの先もずっと、ずっと引き継がれ語り継がれていくものですね。
自然を相手にゼロから今を作り上げてきた人たちが過去には存在していて、今があるというのを実感します。
私が子供の頃でさえ今の様な便利な時代が来るとは思ってもいませんでした。
でも、現代(今)ってIT技術の発達スピ―ドがすさまじすぎて正直少し寂しい。
掃除ロボットや受付ロポットまで当たり前になりつつある。
様々な便利商品や技術を老若男女すべてが知り、理解し、使いこなせているわけではないのも寂しい。
昔のように、家族や友達、親戚、ご近所、日本中で共有できる世界観がたまらなく好きだなぁ。
テレビというものが作られたよ!すごい!すごい!よし、みんなで集まって見てみよう♪
みたいな・・・・
月の満ち欠けに意味を問い、美しい名前をつけていた頃を空想し大昔にタイムスリップをした気分になりました。
今年の十六夜の月は、昔のように池に映して静かに風情ある楽しみ方をしたいです。
今日からまた、月を見上げた時には違った気持ちになれそうですね。
コメント
私は、十六夜を題する曲と言えば、雅夢「十六夜物語」が真っ先に思い浮かびます。
「愛はかげろう」の一発屋とされますが、この曲もなかなか哀愁があります。
その曲はまったく知りませんでした。70~80年代の歌謡曲は花鳥風月を題材にした曲がいっぱいありそうですね。