ほうれん草は、お浸したベーコンと炒めたりなど、レパートリーは数多く、食べても栄養が高い野菜のひとつです。
ただ、生では食べられないので茹でることになりますが、茹でると栄養はどうなるのか、気になるところ。
そこで今回は
- ほうれん草は切ってから茹でると栄養が落ちる?
- ほうれん草の正しい茹で方
- ほうれん草の栄養
などを解説します。
ほうれん草は切ってから茹でると栄養が落ちる?
ほうれん草には水溶性のビタミンが含まれます。
水溶性のビタミンとは、水に流れ出やすい性質があります。
そのため、切って茹でるとせっかくの栄養が逃げてしまうことに……。
基本的にほうれん草は茹でてから切るが常識ですよ。
ほうれん草の正しい茹で方
ほうれん草の一般的な食べ方は茹でて「おひたし」にすることだと思います。
ただ、茹でてしまうと栄養価(特にビタミン類)が失われてしまうことが心配ですよね?
ですが、ほうれん草は短時間で茹でますので心配不要。
上手な茹で方のポイントは、1束につき1.5リットルのたっぷりのお湯を用意すること。
このとき決して根元のピンクの部分は捨てないで下さい。
束の根元を切って、ピンクの根元の部分に十字に切り口を付けて、ピンクの部分30秒、葉先10秒~20秒でサッと茹でて、すぐに冷水にとればOKです。
また冷水でも、長時間の冷水は避け、短時間にしましょう。
特に葉酸は水に長時間漬けることを嫌うので、短めに。
短い茹で時間に思えますが、これ以上ではベチャベチャになり栄養価も逃げてしまいます。
特にピンクの部分はマンガンが豊富なため、美肌効果があり、骨粗しょう症などの予防になるので、美味しく頂けるうえに大事な役割があるんです。
ほうれん草の栄養
ほうれん草に含まれる栄養はこちらです。
- 鉄分
- カルシウム
- β-カロチン
- 葉酸
- マンガン
- ビタミン類
- 食物繊維
これらが代表的ですが、他にもビタミン類が多く含まれていて、ビタミンC、また、ビタミンA、C、D、E、Kなども豊富に含まれています。
なかでもビタミンCは美肌効果があります。
ほうれん草の代名詞と言われる「鉄分」は牛レバーと同じくらい含まれています。ポパイのパワーアップアイテムなのも納得。
そして、β-カロチンは100gで1日に必要な40パーセントも摂取でき、ガン予防にもなる「総合栄養野菜」ともいえるのです。
ほうれん草の選ぶときのポイント
では栄養たっぷりのほうれん草はどうやって見分けて選べばいいかというとチェックポイントは「葉先」と「根元」です。
葉先がピンとしていて、厚みがあり、緑の色鮮やかな色のみずみずしい物を選びましょう。
葉っぱが出来るだけ揃っているもので、根っこの切り口が太くて赤く、茎の短めな弾力のあるものを選びましょう。
まとめ
茹でてもNGではないほうれん草ですが、茹で時間や冷水にさらす時間はあくまで「サッと」がポイントです。
せっかくたくさんの美味しい栄養価がたくさんの栄養価を逃さないように、これでいいの?と思う程サッと茹でるのが大事なんですね。
料理のレパートリーはたくさんありますが、個人的にはベーコンとほうれん草のバター炒めや、お浸しが好みです。
年中ありますが、傷みやすいほうれん草ですので、新鮮なほうれん草を出来るだけ新鮮なうちに食べ、栄養を残さずもらいましょう。
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