皆さんは「簡易書留」を受け取ったことがありますか?
通常の郵便物なら配達員さんは黙って家のポストに入れてくれますが、書留の場合わざわざ「書留でーす」とチャイムを鳴らして、対面で受け取りますよね。
郵便物にも見慣れないシールが貼ってあったりして、知らないとなんだか受け取る時に緊張してしまいませんか?
普通の郵便とどう違うのでしょう?
今回はこの「簡易書留」の受け取り方、書留の意味などを、解説していきたいと思います。
すぐ分かる!簡易書留の受け取り方
簡易書留の受け取り方はとても簡単!
郵便物を配達員さんと対面で受け取ったら、
または
・ペンでフルネームのサインをする
をすればOK!
これだけです!簡単ですよね。
ひとつだけ注意することは、必ず「対面で受け取らなくてはいけない」ということです。
そもそも書留とは、郵便物が途中で破損したり、紛失したりするなどして正常にお届けが出来なかった場合、実損額を賠償してくれるというサービスなのです。
そのため、しっかり手元に届けたことを間違いなく確認する必要があります。
なので、ポスト投函ではなく、郵便配達員から受取人へと直接「手渡し」でなければお届けが出来ないのです!
書留とは、このように郵便物を繊細に取り扱ってくれる配達方法なので、重要書類やクレジットカード類、コンサートのチケットなどを送付する際によく利用されます。
大事な物を送る際は、やっぱり保証がしっかりされているものが安心ですよね。
本人以外の家族でも受け取りはできる?
せっかく配達に来てもらったのに本人が不在なんてこと、よくありますよね。
家には家族しかいない…そんな場合は受け取りができるのでしょうか?
はい、ご安心ください。「本人以外の家族」でも問題なく受け取れます!
なぜなら簡易書留は宛所配達のため、受け取る人がそこの住所に住んでいれば、本人に限定しなくても受け取れるのです。
受け取りのタイミングを計って在宅する必要がないので、楽チンですね!
ちなみに再配達の場合も同様に、本人以外が受け取ることが出来ます。
ただし、不在表を持って郵便局に取りに行く際は、本人以外だと「委任状」が必要になってしまうので注意しましょう。
また、本人が郵便局へ取りに行く場合であっても、身分証明書が必要になりますので忘れずに持参しましょうね。
簡易書留の受け取りに必要なものは?印鑑だけでOK?
簡易書留を郵便配達員の方が配達に来られたら、受け取りの際にこちらで用意するものはあるのでしょうか?
結論から言えば
何も用意しなくても受け取れます!
身分証明書なども必要ありません。
受領に必要なものは「印鑑(シャチハタでも可)」
または「直筆フルネームのサイン」なので、例え印鑑がなくてもサインさえあれば受け取れるというわけです。
そういう場面は、だいたい「こちらにサインをお願いします」と言って配達の方がボールペンを渡してくれますよね。
なので、身分証明書もハンコもなくても受け取ることが可能です!
前触れなしに配達に来られたとしても、ちゃんと受け取りはできるので安心して下さいね。
■マイナンバーカードも簡易書留で届けられるそうです。
簡易書留に「時間指定」は可能?再配達は?
宅配便を利用する時は「日時指定」のサービスが便利ですよね。
簡易書留も対象なのかどうか調べてみたところ、現状では「時間指定」をすることはできないのですが、
「お届け日の指定だけ」
はすることが可能となっています。
これは、差出人が設定することができるサービスのため、残念ながら受け取る側からは日にち指定の変更はできないことになっています。
ただし、初回のお届け時に不在で、その後再配達の手配をする場合でしたら、時間指定をすることが可能です。
ちなみに、不在で持ち戻りになった郵便物は、郵便局で7日間保管されます。
7日を過ぎると差出人に返送されてしまいますので、再配達の指定をしたい場合は早めに連絡しましょう。
おばあちゃんからの書留
私が書留の存在を知ったきっかけは、思い起こせばおばあちゃんがお正月に送ってくれる「現金書留」でした。
遠方に住んでいたのでなかなかお正月は会えず、毎年私と弟の分のお年玉を、手紙を添えて送ってきてくれたのでした。
普段家に届く郵便物とは異なる雰囲気を放つ現金書留を見て、ばぁちゃんはとっても難しい作業を経て苦労しながらお年玉を送ってくれたんだ…と思い込み、ただでさえ心が躍るお年玉に特別感がプラスされ、とても嬉しかったのを覚えています。
もうすっかり大人になったので、次のお正月は私からおばあちゃんにお年玉とお手紙を送ってみようかな、と思います(*^^*)