「読書の秋」は秋になるとよく聞く言葉ですよね?
その他にも、食欲の秋、スポーツの秋、または芸術の秋などがありますが、一番耳にするのが読書の秋のような気がします。
でもあらためて考えると、読書の秋はいつから始まるのか?、なぜそう呼ばれるのか、不思議じゃないですか?
読書なんて一年中できますが、秋でないといけない理由があるのでしょうか?
そこで今回は
- 読書の秋はいつから?時期は何月?
- なぜ「読書の秋」と言われるの?
- 読書の秋の由来
こんな疑問を追求してみました。
読書の秋はいつから?何月が時期?
「読書の秋」は何月から何月までを指すのか、その捉え方は実はひとつには決められません。
誰かが「こうだ!」と決めた正式な時期というのがないんですね。
ですから、あくまで「これくらいが目安だろう」という期間になりますが、それをご紹介します。
読書週間の10月27日~11月9日
読書推進運動協議会という団体が定めた「読書週間」をご存知でしょうか?
これは毎年10月27日から11月9日までの2週間、普段あまり本を読まない人にも読書をしましょうという啓蒙活動が行われる期間のこと。
小学校などでは朝の授業が始まる前に読書タイムが設けられて、読書の習慣をつけるような活動も行われます。
この読書週間がある「10月」と「11月」を読書の秋とするのが、もっとも自然ではないかと私は考えます。
気象庁が決めた「秋」の9月~11月
気象庁が正式に定める「秋」は9月から11月にかけて。
秋は昼の時間が短く、夜の時間が長くなるので、家で過ごす時間が増える時期でもあります。
秋の夜長には「読書がピッタリ」という意味で、気象庁が言う秋の期間全体を読書の秋と呼ぶのも自然ではないでしょうか?
ただ最近は温暖化の影響で9月はまだまだ夏の暑さが残り、本を読むのもダルく感じるかもしれません。
気温のことを考慮するとやはり10月~11月が読書の秋と呼ぶのにふさわしいでしょうね。
なぜ「読書の秋」と言われるのか?
読書の秋と言われる理由を調べてみたら、こんな単純なことでした。
とのことです。
「秋の夜長」なんていいますから、秋は特別に夜の時間が長いわけです。
外は暗くて遊べるわけじゃないので、その時間を読書という有効な使い方をしてはどうか?という意味なんですね。
本を読み始めて、ついつい夜遅くになってしまった・・・などと思わずなってしまう季節です。
でも「夜が長いから」という理由だけで読書の秋ができたなんて納得いきません。
もっと他に意外な理由が隠されているのでは……?
読書の秋の由来
そう疑問に思って更に調べてみると、読書の秋に隠された仰天の由来がありました。
なんと
読書の秋の語源と、始まった由来は中国にあった!
らしいのです。
「秋の夜長に読書を勧める」といった内容が、昔の中国(唐の時代)の文人の詩の内容にあるのだとか。
日本で言われている「夜が長いから読書に適している季節」という内容にも重なっています。
由来は意外なところからですが、今ではすっかり日本に定着していますね。
読書の秋におすすめの本
ついつい仕事や家事に追われて、普段は本なんて一冊も読まない人がほとんどではないでしょうか?
私もそのひとりで読書の秋といっても、本に触れないまま過ぎてしまうことが多いです。
せめて読書週間のあいだだけでも何かしら本を読んでみたいですね。
この機会に話題のベストセラーを買って読んだりすると思いますが、お子さんを誘って一緒に読むのもいいかもしれません。
保育園児、幼稚園児なら
- グリム童話
- イソップ童話
小学生なら
- 「ズッコケ三人組」シリーズ
- ハリーポッターシリーズ
などがオススメです。
普段まったく本を読まない大人が読むなら、どんな作家がおすすめ?
そう読書家の友人に質問してみたところ、こんな作家の名前が飛び出してきました。
- 恩田陸
- 東野圭吾
- 角田光代
- 朝井リョウ
- 辻村深月
- 宮部みゆき
このあたりの作家なら読みやすく万人におすすめだそうです。
なんでもあまり本を読まない人は芥川賞を獲った小説より、直木賞や本屋大賞を獲った作品(またはノミネート作品)が向いているとか。
私は小学生時代は江戸川乱歩にハマり、中学高校時代は赤川次郎にハマりました。
なので今でも読むとしたミステリー小説が中心です。
最近の作家では道尾秀介や伊坂幸太郎などがお気に入り!
まとめ
読書の秋は何月なのか、またそう呼ばれる理由や由来は何なのか、お伝えしてきました。
あらためて要点をまとめてみます。
- 読書の秋は読書週間の10月27日から11月9日が中心
- 何月か?というと9月から11月まで
- 秋は夜が長く本を読むのに適しているために呼ばれるようになった
- 由来は中国の詩人の言葉
私は子供が小さい時、よく絵本を読み聞かせました。
すると、落ち着いたのか、よく子供は眠ってしまいましたが、どんな夢を見ていたのでしょう。
自分1人での読書もとてもいいですが、お父さんやお母さんと子供にとっては、物語を共有できる大切な時間でもあります。
子供は小さい時、両親のそばで落ち着いて絵本など本を読むことで、愛情が伝わり心が安らぎます。
親とのリラックスした時間が何より心安らぐので、読書を一緒にすることで、会話も膨らみコミュニケーションが深まります。
普段忙しくて時間が取れなくても、お子さんがいる方は、この読書の秋にはお子さんと一緒に本を読むことをお勧めしたいですね♪
私が今年読もうと思っているのは、読書の秋が中国由来にちなんで「南総里見八犬伝」です。
■読書感想文の書き方ならこちらの記事へ
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