牡蠣の炊き込みご飯にあたることはありますか?
可能性は非常に低いでしょう。
なぜなら「あたる原因」の貝毒・細菌・ノロウイルスは、加熱に弱いからです。
食後にお腹を壊した場合は、食べ過ぎなど他の原因が考えられます。
冬場に食べる機会が多い冬が旬の牡蠣ですが、好きな人にはたまらなく美味しい食べ物です。(私も大好き!)
炊き込みご飯はもちろん、カキフライ・酒蒸しなど最高ですが、美味しく食べられる牡蠣も毒を潜ませているときがあります。
また、生牡蠣は食中毒になりやすい食べ物でもありますから、原因を知っておくことが必要ですよね。
そこで今回は
- 牡蠣の炊き込みご飯であたる?
- あたる原因や毒の種類
- 牡蠣を食べられる期間と加熱時間
などなど牡蠣にあたる原因についてまとめてみました。
牡蠣の炊き込みご飯を食べるとあたる?
牡蠣の炊き込みご飯を食べた後、腹痛・嘔吐・下痢などの症状がでると
牡蠣にあたったかな?
と不安になるのは当然です。
しかし、牡蠣が当たる原因の
- 貝毒
- 細菌(腸炎ビブリオ)
- ウイルス(ノロウイルス)
は加熱に弱い特徴があります。
炊き込みご飯は30分~1時間ほども加熱するので、それでまず死滅するでしょう。
ですから、食後に具合が悪くなった場合は単なる食べ過ぎか、あるいは他の原因が考えられます。
牡蠣にあたる原因
牡蠣にあたる原因としては、「生食用ではない牡蠣」を加熱せず食べることによって食中毒になってしまうケースがほとんどです。
ただ、生食用の牡蠣でも当たることもあるので油断はできません。
牡蠣が毒を持ってしまう原因がこちらです。
- 牡蠣はプランクトンが主食
- 牡蠣が毒性のあるプランクトンを水と一緒に食べてしまう
- その牡蠣を人が食べてしまう
こうして安全な牡蠣と、食べると危険な牡蠣の2種類が生まれてしまうんですね。
牡蠣にあたる原因となる毒の種類
牡蠣にあたってしまう原因の元となる毒性物質は、以下の3種類です。
- 貝毒:食後早い段階で症状が出る
- 細菌:食後2時間~20時間くらいで症状が出る(腸炎ピブリオ)
- ウイルス:食後1日~3日で症状が出る(ノロウイルスなど)
これらの毒性物質の発症にかかる時間の目安として
- 早くて半日
- または12時間~48時間
- 遅くても3日以内
に症状は出ると言われています。
牡蠣が食べられる期間
牡蠣が旬の期間は主に12月~3月。
生食用の牡蠣が食べられる期間は「冬場のみ」です。
「花見を過ぎたら牡蠣食うな」と言われるほど、食べられる期間は短いのですね。
牡蠣を安全に食べるための加熱時間
まず加熱用の牡蠣を「生」で食べるのは大きな間違いです。
絶対に火を通す必要があり、また牡蠣を調理する時の温度や時間も重要。
加熱用の牡蠣は85℃以上で、1分間の加熱が最低でも必要です。
また、沸騰したお湯なら2分くらい、揚げる場合は180℃の油に3分~4分以上は加熱が必要です。
腸炎ピブリオやノロウイルスは加熱すると死滅しますので、十分加熱することが食中毒を遠ざけることに繋がります。
牡蠣にあたってしまった時の症状と対処法
牡蠣にあたってしまった時の症状は
- 38℃以上の高熱
- 頭痛
- 腹痛
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
などです。
これらの症状は1日~2日で回復するとされていますが、絶対に抗生物質や下痢止めは使用しないでください!
ウイルスを外に早く出すことがなにより大切です。
対処方法は、スポーツ飲料や水などで水分補給を十分して排出すること。
また嘔吐や下痢による脱水症状を防ぎましょう。
持病があったり、体力がかなり低下した状態などの場合は特にですが、水分補給をしたら、病院へ行き診察を受けることをお勧めします。
その時の注意点は、ノロウイルスは感染力が凄いのでマスクで拡散を防ぎましょう。
そして、うがいや手洗いを徹底しながら、水分補給はしっかりし、整腸剤や吐き気止めなどは、医者の指示に従って飲むようにしましょう。
まとめ
牡蠣は一歩間違うと大変な目にあってしまいます。
でも牡蠣フライが大好きなので、調理方法をしっかりと守って冬場は必ず作って食べます。
主人は牡蠣が苦手なので、牡蠣フライを食べることは食べますが、普段はご飯量の少ない私の方が主人より多く食べます。
ひとつ多いくらいなのですが、決して意地悪ではありません。
あたると怖い牡蠣は自己判断するのは危険です。中には別のウイルスが入っているかもしれないので、あたったら自己判断は避けて病院にかかるのが一番です。
だからといって、抵抗力が下がった状態で病院に行くことになるので、拡散も怖いですが、別の細菌に感染する怖さもありますから注意しましょう!
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