入梅の食べ物は?【2024年】読み方と意味もカンタン解説
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入梅の食べ物は?【2024年】読み方と意味もカンタン解説

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傘と雨の街

「入梅」って知っていますか?そもそも読み方からして不明ですよね?

梅雨に関係ありそうだし、梅雨入りのことなのかな?

それとも「梅」の花や実に関係する言葉なのかな?

……などなどいろいろ考えられますが、意味が分かりそうで分からない言葉ですよね。

入梅の特別に食べる「食べ物(行事食)」みたいなのがあるのかも気になるところ。

そこで今回は

  • 入梅の食べ物
  • 入梅の読み方と意味
  • 2024年の入梅の日程

など、こんな疑問点をまとめてみました。

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入梅にちなんだ食べ物は「いわし」

この入梅の時期に美味しい食べ物があるんですよ。

それは「いわし」です!

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

6月~7月のいわしは「入梅鰯」と言って、特別美味しいんですって。

読み方は「にゅうばいいわし」です。

産卵前で一番脂がのっている時期なんですよ。

いわしというと、煮付けだったり、蒲焼きだったり、南蛮漬けだったりと、調理して食べる印象のある魚ですが、この時期は刺身や握りも絶品だそうです。

これは是非、食べてみないと!

入梅の読み方と意味

まず、入梅の読み方は「にゅうばい」です。

それでは意味はどうでしょう。辞書を引いて調べてみます。

にゅう‐ばい〔ニフ‐〕【入梅】 の意味
雑節の一。太陽の黄経が80度に達した日で、6月11日ごろ。気象では梅雨に入る日をさし、地域や年により異なる。つゆいり。《季 夏》「入梅や墓さむげなる竹のつゆ/芭蕉」⇔出梅。

参考:goo辞書

つまり、まとめると

  • 太陽の黄経が80度に達した日を指す雑節
  • 梅雨の季節に入る日

というふたつの意味があるんですね。

しかし一緒に「雑節」?「黄経」?……分からない言葉がいっぱいでてきました。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

もう少しくわしく調べる必要がありそうです。

入梅は「雑節」のひとつと言うけれど、その意味は?

事実を知って驚く女性
入梅は「雑節のひとつ」だと分かりました。

しかし、そもそも、その「雑節」なるものが分かりません!

そこで、次に雑節について辞書で調べてみました。

ざっ‐せつ【雑節】 の意味
二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称。節分・八十八夜・入梅・半夏生(はんげしょう)・二百十日・土用・彼岸など。

参考:goo辞書

二十四節気とは、一年を24個に分けた季節区分のことです。

有名なところでは

  • 「立春」
  • 「春分」
  • 「夏至」
  • 「秋分」
  • 「冬至」

があり、よく目にすると思います。

現在では太陽暦なので、24個全部知らない人も多いですが(私もその一人です)、昔はこの二十四節気が生活と密接に関わっていました。

ただ、もとは中国で発明された暦法なので、日本の独自の特別な日として雑節という日がいくつか置かれたのです。

そして、入梅はそのひとつなんですよ。

意外ですが、入梅は立春や秋分の仲間だったのです。

知ってると賢そう!太陽の「黄経」とは?

惑星の配列
普段の生活ではまったく縁がない「黄経」ですが、だからこそ知っていれば賢い人も思われそうです。

さっそく「黄経」の意味もチェックしましょう。

太陽は1日1日、少しずつ星座の間をずれていき、天球を「1年かけて1周している」ように見えます。

事情通
事情通

その太陽の1年の空の道筋を「黄道」といいます。

春分の時の太陽の場所を0度と考えて、360度に分けて測れるようにしたもの、それこそが「黄経」なんです。

1年は365日ですが、大体1日1度ずつずれていくと考えればいいですね。

で、80度になった日が入梅ということなのです。

春分の日から大体80日……6月11日頃で合ってますね。

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入梅は梅雨入りとどう違うの?

入梅と梅雨入りの違いを一言でいえば、「暦」と「気象」の違いです。

  • 「入梅」は暦上の梅雨入り
  • 「梅雨入り」はリアルな気象上の梅雨入り

このように使い分けるのが一般的なんですよ。

入梅は暦のひとつなので、一年のうちの決まった日にちを指すんですね。

一方、気象における梅雨入りはその年々で違います。

なぜなら、その年の気象条件によって、早くなったり遅くなったりしますから。

梅雨前線が日本列島に停滞し雨が降りやすい状況になると、気象庁から「梅雨入り」が宣言され

梅雨入りしたね

と使うことができます。

「入梅」は6月11日ごろが来れば、自動的に(気象は関係なく)使うことができます。

2024年の入梅は何月何日?

それで今年2024年の入梅は何月何日かというと、6月10日(月曜日)になります。

暦の上ではこの日が「梅雨入り」なんですね。

入るからには出る言葉もある!それが「出梅」

暦上で固定された梅雨に入る頃を入梅と呼ぶことが分かりましたが、当然入ることがあれば、「出る」必要がありますよね。

つまり梅雨から出る(梅雨が明ける)頃を指す言葉です。

事情通
事情通

それが「出梅」という言うんです。

読み方は「しゅつばい」ですよ。

しゅつ‐ばい【出梅】 の意味
梅雨の終わる日。梅雨明け。⇔入梅。

参考:goo辞書

この言葉はあまり聞きませんが、ちゃんとあるんですね。

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まとめ

「入梅」を調べて、「黄経」なんていう、昔の天文学まで知ってしまいました!

昔の人は、夕焼けだと明日は晴れ、なんていうおおざっぱな知識で暮らしているんだと思っていたら、しっかり計算までしていたんですね。

気象台のサイトで過去の梅雨入りの時期が掲載されているのですが、その時期が大体「入梅」の前後で、昔の人のすごさを実感しました。

日本各地で住んでいる地域で梅雨入りの日は違いますが、6月11日あたりの入梅を意識して今年は天気予報をチェックしたいと思います。

 

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