麦茶は冬にも飲んだほう良いって知ってましたか?
一部では「体を冷やす」とか「冬に飲むなんて非常識」と言われています。
でも、飲み方や飲む量を加減すれば、健康的に美味しく頂けるんですよ。
絶対に身体に良いはずだと思い、効果や効能を調べてみたら驚きの事実が!
そこで今回は
- 麦茶を冬に飲む効能
- 「麦茶は体を冷やす説」の真偽
などなどくわしく解説します。
麦茶は冬こそ飲もう!3つの効能
ほとんどの人がただ喉の渇きを潤すためにゴクゴク飲んでる麦茶。
実はこの麦茶には、こんなすごい効能が隠されていたんです。
だからこそ夏だけじゃなく、冬にも飲むのをお勧めしたいわけですね。
そんな麦茶の3つの効能がこちら。
- 生活習慣病の予防
- 虫歯の予防
- 美肌になる効果
生活習慣病の予防
麦茶に含まれる以下の3つの成分は、生活習慣病を予防してくれます。
- GABA:血圧を低下させる効果→高血圧を予防
- Pクマル酸:発がん性物質を減らす効果→がんを予防
- ピラジン:血液サラサラ効果→血流が良くなり脳梗塞・心筋梗塞・動脈硬化を予防
虫歯の予防
麦茶には「バクテリア」の定着を阻害してくれる効果があります。
それが虫歯の原因であるミュータンス菌の定着や増殖を防ぎ、虫歯予防になるんですよ。
美肌になる効果
麦茶には「ミネラル」が豊富に含まれています。
このミネラルのうち
- 亜鉛
- ケイ素
上記の2つは「シミ・そばかす」を防ぎ、コラーゲンを強くしてくれるのでお肌にハリを持たせてくれます。
他にも胃粘膜を保護してくれたり、冷え症にも効果があったりと、想像を超えた素晴らしい効果が、麦茶にはありました。
いやいや、ご存知でしたか?こんなに隠れ効果があるなんて。
本当に素晴らしい飲み物ですね!
麦茶は体を冷やすから冬は飲まないほうがいいってホント?
麦茶を飲むと体を冷やす効果があると噂されていますが、これは実は本当のことなんです。
麦茶の原料の「大麦」には身体を冷やす効果があります。
ただ、これはあくまで東洋医学でそう言われているだけであって、科学的な根拠があるわけでありません。
百歩譲って本当だとしても、大量に飲まない限りはそれほど心配は無いと思います。
げんに私は冬でも1日にコップ3~4杯(500ml程度)飲んでいますが、それで体が冷えたという経験はありませんから。
麦茶を冬に飲むと冷え性改善の効果が!
私は冬になるとお湯で煮出して、アツアツの麦茶を食事時に飲んだりします。
これって実はすごく効果的な飲み方なんですよ!!
麦茶は体を冷やす効果があるといわれますが、実はまったくの正反対の冷え症の改善にも効果があるんです。
ちょっと不思議な感じがしますが、麦茶には血流の流れをサラサラに良くする「ピラジン」という成分が含まれていますので、血行が良くなるのです。
冷え症改善には、指先や足先の血行を良くすることが一番。
ピラジンの作用によって麦茶を飲めば
- 血行が良くなる
- 末端の毛細血管にまで血液が行き渡る
その結果として冷え症が改善されるのです。
麦茶の栄養成分の一覧
ではここであらためて麦茶の栄養成分を一覧にしてご紹介します。
- エネルギー・・・0.96kcal
- 炭水化物・・・0.3g
- ナトリウム・・・1mg
- カリウム・・・6mg
- リン・・・1mg
- 亜鉛・・・0.1mg
- ビオチン・・・0.1μg
引用:Wikipedia「麦茶」より
このようにカロリーが少なくて、そのわりにミネラル成分が多種多様に含まれているんですね。
おまけに「お茶」の仲間ながら緑茶や紅茶などのようにカフェインを含んでいません。
妊婦さんや小さいお子さんでも、安心して飲める「健康飲料」だということが納得いただけるかと思います。
麦茶の冬の飲み方
冬に麦茶を飲むなら、その都度、お湯で煮出して淹れると美味しく飲めますよ。
伊藤園などの1リットル用のパック麦茶ではなく、麦が顆粒のまま袋に入った商品を買えば、普通に急須で淹れられます。
また、最近ではティーバッグ形式の麦茶もありますので、手間をかけたくない方にはそちらがお薦めです。
長持ちする!麦茶の冬の作り方
冬でも1リットル用のパックで麦茶を作りたい方も多いでしょう。
結局それが一番コストが安いですから。
私もそのひとりで、伊藤園の50パック入りの麦茶をスーパーで198円くらいで買ってきて、夏と同じようにガラスのポットで作っています。
ただ、夏みたいにグビグビ飲まないので、飲み干すまでかなり時間が経過することに。
そうすると底にモヤッとした澱が溜まって、不味くなるんですよね……。
それを防ぐ長持ちする麦茶の作り方にはポイントがあります。
つまり、煮出して作り、急冷して冷蔵保存すればいいんですね。
麦茶は冬に常温で保存しても大丈夫?
冬は食べ物や飲み物が腐りにくい季節。
麦茶にしてもそうで、私の経験上、常温保存しておいて腐ったことは一度もありません。
私は麦茶を1リットル分作ったら、それを飲み終えるまで最大で2日間、台所のシンクのところに常温で置きっぱなしにしていますが、全然だいじょうぶですよ。
もちろん、これが一週間とか常温においておいたら腐るかもしれませんが、2日くらいならまったく問題ありません。
麦茶パックの賞味期限が切れたら?未開封なら2~5ヶ月まで
熱中症対策は、麦茶が一番!?
夏になると必ずニュースになる熱中症。
熱中症予防のドリンクのCMもよく目にするようになりますが、麦茶も熱中症予防に効果があるんですよ!
運動や暑熱から起こる体の障害のこと。汗が止まり体温が40℃を超えてしまうと、そのままでは死に至ることもある非常に緊急性の高い症状。熱中症にならないためには「水分+塩分+ミネラル」を摂ることが重要である。
先ほどご紹介した麦茶の栄養成分を思い出してください。
そう麦茶にはミネラルが豊富でしたよね?
ミネラルをたっぷり含み、かつ身体を冷やしてくれる効果のある麦茶は熱中症対策に最適といえるのです。
さらに麦茶と梅干の組み合わせは、最強!
梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復効果がありますので、夏の暑さで疲れた体にぴったりです。
「汗をかくと血液がドロドロに・・」と、よく聞きますよね?
麦茶は血液をサラサラにしてくれる効果もありますので、ホント、一石二鳥、三鳥といったお得な飲み物です。
さすがに冬は熱中症になることはありませんが、秋口などはまだまだ気温が高く危険な季節。
普段から麦茶を飲む習慣をつけて未然に防げたらベストですね。
まとめ
近頃ではペットボトルのミネラルウォーターを常備しているご家庭も増えていますが、私はだんぜん麦茶派です。
あの香ばしい香りとグビグビ飲めるくせのない味。
麦茶にこんなにもうれしい効果がたくさんつまっているだなんて、びっくりです。
しかもカフェインレスで、ほとんどが国産で、なおかつ安い!
夏はもちろん、冬も春も秋も一年を通して家庭に常備しておきたい飲み物ですね。
最後に手抜きだけどおいしい麦茶の作り方。
麦茶パックを入れたポットに100CCほどのお湯を注いで、2分ほど放置。
そのあと分量の水を注ぎいれ、冷蔵庫で冷やし、色が出たらパックを取り出す。
水出しとは思えないほどの香りが楽しめます、お試しあれ♪♪
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