食後のデザートにぴったりなコーヒーゼリー。
おやつに食べてもお腹にたまらないので、ついついスーパーに行くたびに買ってしまいます。
それに飽き足らず、最近では自分でコーヒーゼリーを手作りすることもあるくらい!
でも、つい買いすぎたり、作りすぎると、冷蔵庫の中でかなり長く置きっぱなしなることも……。
そこで、ここでは
- 市販品や手作りコーヒーゼリーの賞味期限
- 賞味期限が切れてからいつまで食べられる?
- コーヒーゼリーが腐ったときの見分け方
- コーヒーゼリーの正しい保存方法
などなど、安全に食べるために必要な知識をまとめていきます。
コーヒーゼリーの賞味期限
コーヒーゼリーといえば、コンビニで1個150円とか、スーパーで3連パック98円など安く買える商品がもっとも身近ですよね。
家でも簡単に作れるので手作りする人も多いはず。
市販品のコーヒーゼリーと手作りコーヒーゼリーに分けて、賞味期限をチェックしていきましょう。
市販品の日持ち
スーパーの店頭でよく見かける有名メーカーのコーヒーゼリーの賞味期限がコチラ。
メーカー/商品名 | 賞味期限 | 保存方法 |
グリコ「カフェゼリー」 | 製造日より22日 | 要冷蔵(10℃以下) |
マルハニチロ「コロンビアカフェオレゼリー」 | 6ヶ月 | 常温保存可能 |
森永乳業「とろけるカフェゼリー」 | 90日 | 要冷蔵(10℃以下) |
明治「午後のくつろぎカフェゼリー」 | 製造終了 | *** |
このように商品によってかなりバラツキがあることが分かります。
「市販のコーヒーゼリーの賞味期限はだいたいこれくらい」と見当をつけるのは無理なので、コーヒーゼリーを買ったら、必ず日付を確認したほうがいいですね。
付属のミルクの日持ち
市販のコーヒーゼリーに付いてくるミルクは、だいたいがコーヒーに入れる「コーヒーフレッシュ」です。
このミルクの日持ちはコーヒーゼリーと同等と考えて、なるべく忘れずに一緒に使ってしまいましょう。
万が一、使い忘れた場合はコーヒーに入れて飲んでしまう手もありますよ。
手作りした場合の日持ち
コーヒーゼリーを手作りした場合は、2日以内が賞味期限です。
つまり今日作ったら、翌日いっぱいまでに食べてしまうのが原則。
市販品と比べて圧倒的に賞味期限が短いので要注意ですよ。
手作りの賞味期限が短い理由
市販のコーヒーゼリーは、食品添加物(保存料)を使用しているため、賞味期限は比較的長くキープできます。
しかし、手作りのコーヒーには、そのような保存料は一切入れないため、賞味期限がおどろくほど短くなってしまうんですね。
腐りやすい食品は水分が多く菌が繁殖しやすいタイプであり、コーヒーゼリーはその条件にピッタリ当てはまります。
健康な大人はまだしも、子供やお年寄りなど抵抗力が弱い方は要注意!
また、コーヒーの風味もどんどんと抜けていくのは確実……。
ですから、作ったらすぐ食べるのを原則にしてください。
コーヒーゼリーは賞味期限切れからいつまで食べられる?
コーヒーゼリーを買うと、必ずパッケージに賞味期限が表示されています。
「食べようか」と冷蔵庫の奥から取り出したら、すでにその賞味期限が過ぎている場合もありますよね?
そんな賞味期限切れのときに、いつまで食べられるかというと……
市販のコーヒーゼリーの場合
一般的に賞味期限はひとつの目安でしかありません。
正確に言えば、賞味期限が過ぎても味が落ちるだけで、しばらくは食べることは可能なんですよ。
その「しばらく」の目安は、製造日からの賞味期限を1.2~1.5倍した日数。
では、実際に計算してみましょう。
- 賞味期限が22日の商品⇒26.4日~33日(4日~11日後まで)
- 賞味期限が90日の商品⇒108日~135日(18日~45日後まで)
- 賞味期限が6ヶ月の商品⇒216日~270日(36日~90日後まで)
このようにもともとも賞味期限が短いものは、賞味期限切れから食べられる限度も短め。
逆に賞味期限が長めの商品なら、ある程度、時間が過ぎても食べることは可能です。
ただ、これはちゃんと正しい保存方法をしていた場合に限ります。
手作りのコーヒーゼリーの場合
手作りのコーヒーゼリーの場合は、2日という賞味期限が切れたら、もう食べるのはNGです。
あるファミレスでは、コーヒーゼリーを作ってから48時間が経過すると廃棄しているそうなので、家庭でもそれを目安にするといいでしょう。
作った日の時間を覚えておいて、それから48時間が経ったら、問答無用で捨てるのが鉄則。
ただ、私の経験上、腐った兆候がなければ、意外と食べても平気だったりします。
では次に、コーヒーゼリーが腐ったらどうなるか、チェックしていきましょう。
コーヒーゼリーが腐ったときの見分け方
コーヒーゼリーが傷んで腐り始めると、以下のような変化が見られます。
見た目の変化
- 溶けて水っぽくなっている
- カビが生えている
- 異物が浮いている
- 変色している
- 糸をひいたり、ぬめりが見られる
コーヒーゼリーはもともと水っぽいですが、腐ってくるとそれがより顕著になり、カップの上に水が溜まっていたら危険な徴候です。
また、異物やカビらしきものが浮いていたら、明らかにおかしいので食べるのは止しましょう。
匂いの変化
- 鼻をつく酸っぱい匂いがする
- アンモニア臭がする
- なんともいえない異臭がする
シールを剥がして開けてみたら、普通のコーヒーゼリーとは違う匂いがする……。
コーヒーの匂いとは違う、腐った生ゴミのような異臭を少しでも感じたら、そこでもうアウトですよ。
味の変化
- 舌がピリピリとしびれるような味がする
- 甘さがなく酸味を感じる
- 鼻に抜けるような腐敗した味がする
見た目や匂いに違和感がなければ、食べてしまうと思います。
でも、一口食べてみて、「美味しくない」「変な味」と思ったら、飲み込まないで吐き出してしまいましょう。
よっぽど長期間保存したか、気温が高い場所で放置しない限り、こうはならないはずですが、怪しいと思ったら味覚に全集中してください。
正しいコーヒーゼリーの保存方法
買ってきたコーヒーゼリーや手作りコーヒーゼリーをぽ~んと部屋の中に放置する人はいないはず。
でも、一応あらためて正しい保存法をおさらいしていきましょう。
一部を除いて冷蔵保存が基本
コーヒーゼリーは、冷蔵保存が基本です。
パッケージに書かれているように、10℃以下に保たれた冷蔵庫で保存しましょう。
ただ、一部の商品は常温保存が可能であり、直射日光や高温多湿を避けた場所(食品棚)などに入れておけば大丈夫です。
手作りのコーヒーゼリーも同様に、雑菌やカビの繁殖を防ぐために、作って粗熱が取れたら冷蔵庫にしまうのが基本。
冷やす過程で固まりますから大丈夫
冷凍保存すると食感が変化
コーヒーゼリーは冷凍保存も可能ですが、解凍して食べると食感が変化してしまいます。
解凍する過程でゼリーから水分が出てしまい、「なめらかさ」が失われてしまうんですね。
ただし、夏場などに冷たいデザートを食べたい場合、凍らせたコーヒーゼリーを半解凍し、シャリシャリのシャーベット状で食べる方法もあります。
ゼリーの滑らかな食感を残して冷凍するのは無理ですが、このように一味違うデザートに変えるつもりなら冷凍してもよいでしょう。
冷凍するときは「アガー」で手作りしよう
はじめから冷凍して長期保存するつもりなら、「アガー」でコーヒーゼリーを作るといいですよ。
アガーで作ると冷凍・解凍したあとでも、食感がほとんど変わらないと言われています。
また、無味無臭なのでコーヒーゼリーのような繊細な香りを楽しみたいときにはピッタリ!
アガーは小さなスーパーではあまり見かけませんが、アマゾンや楽天などネット通販なら簡単に手に入ります。
アガーで作るワンランク上のレシピ
聞き慣れない人も多いと思いますので、実際にアガーを使ったコーヒーゼリーの作り方をご紹介します。
アガーを使う上での注意点は、ダマになりやすいこと。
煮るときは、よくかき混ぜて、ダマにならないよう気をつけてくださいね。
また、よく溶けなかったり、沸騰させると固まり方が弱くなるので、その点もご注意ください。
まとめ
コーヒーゼリーの賞味期限についてお伝えしてきました。
最後にポイントをピックアップしてまとめます。
- 市販品のコーヒーゼリーの賞味期限は22日~6ヶ月とバラバラ
- 手作りコーヒーゼリーの賞味期限は2日以内
- 手作りは保存料が入っていないため腐りやすい
- 市販品は賞味期限切れから1.2~1.5倍の期間まで食べられる
- 手作りは賞味期限の2日が過ぎたら食べてはダメ
- コーヒーゼリーが腐ると匂い・見た目・味に変化が現れる
- 違和感をおぼえたら食べないで捨てる
- 冷蔵庫で保存するのが基本
- 冷凍庫で保存すると食感が変化する
- シャーベット状で食べるならそれもアリ
- 冷凍するときはアガーで作ると食感が変化しない
市販品はまぁまぁ長いですが、手作りは意外なほど短いですね。
ただ、市販品でもコンビニに売っているような生クリームが乗っているタイプは、生菓子の範疇に入り、賞味期限は例外的に短いので気をつけてください。
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