干し椎茸って、風味があって美味しいですよね。
和食や中華料理に干し椎茸が入るだけでぐんと味が引き立ちます。
乾物だから常備もできて、とっても便利。
でも、いざ使おうとなったら、さっと使えないのが乾物の残念なところ……。
でも「今すぐ使いたい!」っていう場面も、けっこうありますよね?
ここでは、そんなときのために
- 干し椎茸を戻さないでそのまま使う方法
- 戻しすぎたときの保存方法
- 電子レンジで短時間で戻す方法
などをまとめました。
干し椎茸は戻さないでそのまま使える?
干し椎茸は戻して使うのが常識。
でもご安心ください。戻さないでも、出汁はでますし、椎茸自体も柔らかくなって食べられますよ。
げんに私は手抜き料理をするとき、いちいち戻したりしませんから。
干し椎茸を戻さないで使う(煮る)方法
干し椎茸を戻さないで使う方法は、いたってカンタン。
袋から取り出した干し椎茸を手で細かくバキバキに割って鍋に投入し、煮るだけ!
入れるタイミングは、干し椎茸が水を吸って戻るまで時間がかかるので、煮込み料理や麺つゆなどを作る場合でも「最初から」入れてしまいましょう。
炊き込みご飯のときもそのまま戻さないで、細かく割って炊飯器に入れて炊いてしまえばOK!
じっくり煮れば柔らかくなるので、食べるときに取り出す必要もありませんよ♪
たった5分!干し椎茸を電子レンジで戻す方法
電子レンジを使った干し椎茸を素早く戻す方法をご紹介します。
- 耐熱容器に干し椎茸とかぶる程度の水を入れる
- そこに砂糖をひとつまみ加える
- ラップをして電子レンジで加熱(3~4枚なら600Wで2分)
- 取り出した後、2~3分放置する
チンしたあとに放置することで、余熱により中まで戻ります。
ポイントは、水から干し椎茸が出ないようにラップを水の表面につくようにのせておくこと。
合計5分で、あっという間に干し椎茸がお料理に使えますね♪
【最初からスライスしてあるのを使うと更にラクです】
電子レンジで戻すときの注意点
干し椎茸はお湯より水で戻す方が美味しく戻ると言われています。
でも急いでいるときはそんなこと言ってられないですよね?
電子レンジでも、できるだけ栄養を損なわずに戻すポイントがあります。
それは加熱しすぎないこと!
レンジでの加熱は2分程にして、様子を見ながら追加します。
すこし固さが残るくらいであとは余熱を活用します。
砂糖を入れるのはなぜ?
干し椎茸は戻しすぎることで栄養が破壊されたり、旨み成分が出過ぎてしまったりします。
水分を多く吸収してしまうとブヨブヨになって美味しさも半減……。
そこで浸透圧の力を利用して、水分の吸収を抑えるために砂糖を少しだけ入れるんです。
塩だと吸収を抑え過ぎてしまうので戻りが悪くなってしまうんですね。
もしそこまで急ぎじゃない場合は、ぬるま湯に砂糖を入れた中に干し椎茸をつけておきましょう。
こうすると水で戻すよりも早く、レンジで戻すよりも旨みの流出を防いで失敗なく戻すことが出来ますよ。
干し椎茸をもっとも美味しく戻す方法
干し椎茸をもっとも美味しく戻す方法も知っておきたいですよね。
時間のあるときはじっくりと戻したいものです。
【時間はかかるけど最も美味しく戻す方法】
- 容器に干し椎茸を入れて多めの水を入れる
- 冷蔵庫の中に入れる
- 戻す時間は24時間以上がベスト
【椎茸の全身が水に浸かるようにラップをかけるのがポイント!】
時間はかかるけど、いたって簡単♪
重要なのは温度で、温度が10度~40度だと旨み成分ができてしまい、さらにその旨み成分が破壊されてしまうのです。
なので、冷水でゆっくりと時間をかけて戻すと、旨み成分がぎゅっと詰まった美味しい椎茸になるんですよ。
干し椎茸を戻しすぎたらどうする?
逆に干し椎茸を戻しすぎたらどうしたらいいのでしょうか?
たくさん使うつもりで水に戻したけれど、思ったほど使わなくて余ってしまった場合ですね
この戻しすぎた干し椎茸は
- 水で満たしたタッパー等の保存容器に入れる
- 冷蔵庫で保存する
- 一週間を目安に使い切る
このように保存しておけば無駄にならず使い切ることができますよ。
一週間くらい保存するつもりなら、途中で保存容器の中の水をすべて捨てます。
そして新しい水に交換すると、より美味しく新鮮に保存しておくことができます。
まとめ
いかがでしたか?その時々で、時間がない場合も、時間がある場合も、これで臨機応変に干し椎茸を戻して使うことができますね(*^^*)
栄養豊富な干し椎茸、もっと身近に、もっと簡単に、料理の中に取り入れて活用したいところ。
私は今日はかやくご飯を作ろうかな?
もちろん、戻さないでそのまま炊飯器に投入しちゃいますよ!
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