金木犀の花には毒があるというウワサがあります。
しかし、私が調べた限り、その根拠となるデータや資料は見つかりませんでした。
一部、葉っぱには微量の毒があるという意見もありますが、裏付ける証拠は見つかっていません。
ですから、よっぽど大量に口にするなどしなければ心配する必要はないでしょう。
今回の調査で毒があるどころか、金木犀には知られざる事実が見つかりました。
ここではそんな
- 金木犀の香りの秘密
- 虫の忌避&食欲を抑える効果
などをまとめます。
金木犀の花言葉も含め、香りからは想像できない意外な秘密を知ってください。
金木犀の香りの意外な効果
金木犀の香りには意外な効果があるんです。
それがこちらの2つ。
- 虫の忌避効果
- 食欲を抑える効果
虫の忌避効果
あの強い香りで虫たちが寄せつけそうですが、実は虫に対する忌避効果(きひこうか)があるんですね。
「忌避」とは、嫌って避けることを意味します。
なかでも
- アブラムシ
- モンシロチョウ
- ダニ類
- コナジラミ
などを寄せ付けないことで知られます。
金木犀の香りに含まれるγ-Decalactone(ガンマー-デカラクトン)という成分に寄せ付けない効果があるとのこと。
ただ、不思議とハナアブだけは寄ってきちゃいます。
ハナアブだけ好かれているのですね。
食欲を抑える効果
もうひとつ金木犀の香りには、その可憐な香りからは連想できない意外な秘密があるんです。
それが食欲を抑える効果!
実際に金木犀の香りをかがせて実験すると食事の量が減り、ダイエット効果が得られたとのことです。
金木犀の香りには、脳内で食欲を増進させる「オレキシン」の分泌を抑える効果があるのでダイエットに繋がるとか。
姿や香りからは、ダイエット効果があるとはまったく想像が出来ませんよね?
金木犀の花言葉は毒々しい?
金木犀の花言葉は毒々しいかというと、ぜんぜんそんなことはありません。
ほとんどが清廉で美しいものばかりですよ。
それではさっそく金木犀の花言葉を紹介していきます。
謙虚・謙遜
印象的な強い香りを持ちつつ、反面で小さくつつましい様子からとされています。
気高い人
9月の季節の変わり目の秋雨の中、全ての花を潔く散らすことからが由来とされています。
陶酔
強い香りから、一瞬どこにいるかを忘れてしまうほどの香りを放つことからとされています。
唯一、これだけが毒っぽい言葉です。
この花言葉が金木犀は植えてはいけないとウワサされる一因とも言われています。
初恋
一瞬のことのようなのに、いつまでも記憶に残ることからとされています。
真実や真実の愛という花言葉もあるとのことですが、素敵ですね。
まとめ
- 金木犀の花には毒はない
- 金木犀の香りには虫の忌避&食欲抑制効果がある
「金木犀(きんもくせい)」の花は、小ぶりながらも香りは強いですね?
香りは知っていても、花の名は知らない。
花の名は知っていても香りと一致しない方も多いはず。
秋に咲くオレンジ色の強い香りの小柄な花を見たら、それが金木犀です。
昔からトイレの芳香剤に金木犀の香りが使われる事が多いので、あの匂いをかいだら「=トイレの匂い」を連想する人もいるかもしれません。
そんな金木犀ですが、花言葉は意外にも素晴らしい意味をもつものばかりなんです。
金木犀の香りがアロマや芳香剤に使われることが多いのは、リラックス効果があるからではないでしょうか。
最近では少なくなっていますが、公園や道路のわきにはよく金木犀の花がありました。
また、昔はよくあった芳香剤でも今ではそんなに種類はないようです。
9月に主に咲く花ですが、10月初めに見られることもあります。
見かけたら、その花の香りを楽しんでみて、リラックスしてみませんか?
そして、小さな花だからこそ強い香り、つまり小さな姿でも大きな「真実の愛」なのかもしれませんね。
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