近年日本でも大きな地震による被害が多く取り上げられ、防災に対する意識も高まっていますね。
私の住んでいる地域では地震はあまり起こりませんが、やはり大震災以降に防災を強く意識するようになりました。
地震だけでなく台風や豪雪、地盤沈下に土砂崩れとどんな災害に遭遇するかは分かりません。
我が家でもテレビの特番を見終わった後、防災について話し合い色々準備する事になりました。
まずは防災セットを準備する事にしましたが、何を入れたら良いのか分からなかったので調べながら書き出しました。
しかし必要だと思って集めた物の中には、実はいらない物も沢山あったため「実は必要のない物ワースト5」もご紹介します。
家族の間でも議論になった、準備した防災セットをどこに置くのが最適か?などの防災に関する疑問にもお答えします。
せっかく準備した防災セットが使えないなんて事にならないためにも、しっかり把握しておきたい事なのでご一読下さい。
防災セットで必要な物リスト(1人分)
防災セットとして必要な1人分の中身をリストアップしました。これが1人分になりますので、ご家族の人数に合わせて揃えてみてください。
■非常袋・・・1袋
防災セットの中身を入れて保存したり、非常時に持ち出すための袋です。
非常時に持ち運びやすいリュック型が適しており、サイズは少し大きめのものがおすすめです。
※4人家族ならば・・・小さめを人数分+3~4人用を1つ
■飲料水・・・2Lを1本+500mlを2本
1日1Lと必要と考えて、2Lのボトルが1本と500mlのボトルも2本用意しておくと良いでしょう。
※4人家族ならば・・・2Lを3~4本、500mlを6~8本
■懐中電灯・・1個
非常時には停電なども予想されるので使用頻度も高くなるので、予備電池を入れておくと◎。
※4人家族ならば・・・2個
■軍手・・・綿1枚、皮1枚
綿100%タイプと皮手タイプを準備すると、用途ごとに使い分けることができて便利です。
※4人家族ならば・・・綿4枚、皮4枚
■レジャーシート・・・1畳分
避難先の場所確保に使ったり、野外で休憩する時に便利です。
※4人家族ならば・・・4畳分
■医薬品・・・一式
災害時の怪我の応急処置に、絆創膏、解熱鎮痛薬、胃腸薬、湿布、包帯、綿棒、消毒液、マスクなどを準備しましょう。
■ラジオ・・・1つ
昔ながらの電池式よりも自己発電が出来る物であれば電池切れや停電の際聞けなくなる心配がないので状況把握のために常備しておきましょう。
■着替え・・・3回分
Tシャツや下着数枚を圧縮袋に入れ、コンパクトにしておくとスペースをとらず邪魔になりません。
※4人家族ならば・・・人数×3回分
■筆記用具・・・一式
メモやペンを持ち歩いていれば、直ぐに書き取ることが出来るため便利です。
■ライター・・・1本
普通のライターよりもチャッカマンなどの方が使いやすいです。
■ポケットティシュ・トイレットペーパー・・・1つ
用を足したり鼻をかんだりするのに思ったより使う事になるので多めに準備しよう。
※4人家族ならば・・・人数×1つ
■雨具・・・1枚
避難中の雨などで濡れて体温が低下するのを防ぐために必要です。
※4人家族ならば・・・4枚
■ポリ袋・・・3枚
小物を入れたり、物をまとめておくのに便利です。
※4人家族ならば・・・人数×3つ
■貴重品
お金や通帳、印鑑なども入れておくと◎。
お金はお札だけじゃなく10円玉も用意しておくと公衆電話などで使えて便利です。
■簡易トイレ・・・1つ
非常時はいつでもトイレに行ける訳ではないので、簡易トイレがあると助かります。
※4人家族ならば・・・4つ
■生理用品・・・数枚
女性はいつ生理になるかわからないですし、避難時に生理用品を持つことまで考えるのは難しいため、常備しておくと非常時も慌てません。
■スリッパ・・・1つ
非常時はガラスが割れたりして足元が悪い可能性がありますが、スリッパを履いていれば怪我を防止できます。
※4人家族ならば・・・4つ
こういったグッズをひとつずつ買い揃えるのは大変ですし、バラバラに買うと割高になることもあります。
そういうときは始めからセットして売られているのを買うのが楽ですし、買い忘れがなくて安心ですよ。
実は必要無い防災グッズ~ワースト5~
必要ありそうで、実際は必要性があまり感じられない防災グッズもあります。そういったものは持ち運ぶ際に邪魔になりますので、最初から除外しておきましょう。
【第5位】テント
持ち運ぶには重く大きいことから緊急的に避難しなければいけない時に持ち歩くのは不適切です。
テントがなくても最寄の避難所などに行けば雨風は凌げますし、なにより野宿よりも避難所の方が安全です。
【第4位】紙皿・紙コップ
あれば便利ですが無くても大丈夫なものです。
飲料なども直接飲むことが出来ますし、非常時の食べ物は基本的に取り分ける必要がありません。
【第3位】歯ブラシ・洗顔料
災害時は水不足が予想されるなかで、歯磨きや洗顔をする余裕はないものと思いましょう。
どうしても心配な人は拭き取るタイプの歯磨きシートのような物を準備すると良いです。
【第2位】ロープ
ロープの使い道としては「何かを縛る」時や「高所から降りる」時くらいです。
非常時にロープで縛らなければ持ち運べないような大きな物を持って避難することは通常考えられません!
また高所から降りるにしても、ロープ一本を頼りに脱出する方が危険です。
【第1位】毛布・新聞紙
冬場の避難時に防寒のため毛布や新聞紙を準備する方もいると思いますが、実際は必要ありません。
まず毛布であればリュックには入りませんし、新聞紙では暖を取るには心もとありません。
これらを準備するのであれば、「非常用ブランケット」がおすすめです。
折りたたむと手のひらサイズまで小さくなり、これに包まれると毛布よりも暖かいです。
防災リュックには必要最低限の容量しかありません。
実際に避難する際に、重過ぎて持てなかったり必要な物が入ってなかったりでは意味が無くなってしまいます。
そのため本当に必要な物なのかを厳密に検討して準備しなければいけません。
家のどこに置く?防災セットの最適な保管場所
一番多くの人が防災セットを保管しているのはやはり「玄関」です。
住宅の出入り口になるので避難の時もここからと思うでしょうが、そう思い込むのは危険なんです。
災害によって玄関がつぶれてしまった場合、せっかく準備していた防災セットが持ち出せなくなってしまします。
これを防ぐために一番理想的な保管方法は、玄関のほかに
各部屋に個人の防災リュックを準備しておくこと!
これはすごく大事なことです。
個人で管理する防災セットの中身は少な目でも構いません。
玄関には家族分をまとめて入れたリュック1つを置いて、他には屋外に一つあると理想的です。
住宅が全壊してしまった時には、家の中の防災セットは取り出せません。
しかし屋外の物置などに準備していれば取り出せる可能性があります。
【自家用車をお持ちならその中にも車載用防災セットとして置いておくといいです】
間違っても防災リュックを押入れや持ち出しにくい所に保管はしないで下さいね。
いざと言う時取り出せないと意味がありませんよ。
防災セットの準備まとめ
災害はいつも起こるものではありませんが、いつどこで起こってもおかしくないものでもあります。
いつ起こるか分からないからこそ、常に災害に対する備えをしなければいけません。
そして防災セットを準備した後やりがちなのが、保管してそのまま何年も放置してしまうことです。
何年も放置してしまい困る事は、実際に使おうと思った時に壊れていたり期限が切れていたりする事です。
特に食料品や飲料水の賞味期限、電池の自然消耗のチェックが大切です。
このような事にならないためには、1年に1回は防災セットの点検を行うことです。
この点検を行う時に非常食や飲料水などを新しい物に入れ替えると良いでしょう。
何事も備えあれば憂いなしですね。
皆さんもこれを機に、防災セットの中身チェックや保管場所をもう一度確認されてみてはいかかですか?
眠っている防災セットがあればもう一度確認してみて下さい。
コメント
避難 が 非難 になってた
福田さん、誤字のご指摘ありがとうございます。
さっそく修正しておきました!