この記事で分かること
- 「ぶよぶよ」のさつまいもは腐ってる?
- 柔らかい部分を切れば食べられる?
- 「ふにゃふにゃ」を防ぐ保存法
先日、私は大失敗をしてしまいました…!
さつまいもが大安売りをしていたので、うれしくて箱買いしてきたんです。
いつもは傷む前に食べきれていたので特に保存方法を考える事も無かったのですが、この量はちょっと…と言うことで、いつも野菜を置く食器棚の下の冷暗所に放置。
それから2~3週間ほどしてからでしょうか。
さつま汁にして食べようかと触ってみると、すべてのさつまいもがぶよぶよに!
柔らかくなっていて、指で押すとへこんでしまいます……。
せっかく美味しいお芋だったのに!…泣く泣くすべて捨ててしまいました。
……しかし、よく考えると腐っているのか、よく確かめずにごみ箱に捨ててしまったなと後悔。
そこでここでは、「ぶにぶに」なったさつまいもは本当に腐っているのか、食べられないのか?、そしてそんな風にしないための長期の保存方法までまとめていきましょう。
さつまいもがぶよぶよに柔らかいのは腐ってる証拠?
保管所に置いておいたさつまいもがぶよぶよに柔らかくなっていたら、はたして本当に腐っているのでしょうか?
これはあえて間違いなく、100%腐った状態と言えます。
ですから、絶対にぶよぶよになったら食べてはいけません!
さつまいもの表面を押すと弾力を持って、強く推すとへこんでしまう状態を「冷え腐れ」と言います。
「ぶよぶよ・ふにゃふにゃ・ぶにぶに」になるのは、大抵が「冬の寒い時期」ではないでしょうか?
さつまいもは南米原産であるため、収穫した後でも寒さには弱い性質を持っているんですね。
ぶよぶよの柔らかい部分だけ切れば食べられる?
さつまいもがぶよぶよになったのは一部分だけ。
その部分だけを切れば食べられるか判断するには、さつまいもを切ってみてください。
さつまいもを切ってみて、水っぽくなっていたり黒ずんでいたり、または異臭がする場合は全部捨てたほうがいいですね。
切ってみて水っぽさがなくて、単にしなびているだけなら、柔らかい部分だけを捨てれば食べることが可能ですよ。
さつまいもがぶよぶよになるのを防ぐ保存方法2選
さつまいもがぶよぶよに柔らかくなるのを防ぐ保存方法には、以下の2通りあります。
- 寒さに当てないように冷暗所に保存する
- 加熱してから冷凍庫に入れて冷凍保存する
短期で保存する場合は、寒さに当てないで冷暗所に保存すればOKです。
もし長期で保存したい場合は、冷蔵庫でカチカチに凍らせるのがベストですね。
それでは、それぞれのやり方をご紹介していきましょう。
寒さに当てないように冷暗所で保存する
先ほども書いたように、さつまいもがぶよぶよに柔らかく腐る原因は「寒さ」にあります。
これを「冷え腐れ」と呼びますが、だったら寒ささえ防げば、そんな事態になることを避けられるわけですね。
そのためには、さつまいもを保存する際に寒さから守るために新聞紙や布などで覆っておきます。
実際、八百屋さんでは毛布にくるんで保存することもあるとか。
室内でも真冬になると氷点下になるような地域は特に要注意です。
過保護なくらいさつまいもを冷やさないようにご注意ください。
加熱してから冷凍庫に入れて冷凍保存する
さつまいもは冷凍すると細胞が壊れてしまうため、味や風味が落ち、あのほくほくとした食感もなくなってしまいます。
ただ、これは「生のさつまいも」を冷凍した場合。
さつまいもは加熱してから冷凍保存すると、食感を保ったまま冷凍できるんですよ♪
さらに、さつまいもの栄養は「皮の近く」にあるため、皮付きのまま加熱して冷凍すると栄養価も保ったまま保存できるので一石二鳥!
さつまいもの冷凍のやり方
- さつまいもを好みの形に切る
- 切ったさつまいもを芯まで加熱する
- 粗熱が取れるまで冷ます
- 冷凍保存用のジップ付きの袋に入れる
- 中の空気をよく抜く
- 冷凍庫に入れる
加熱方法は芯まで火を通せば、焼いても蒸してもオッケーです。
天ぷら用に輪切りにしたり、煮物用に乱切り、炊き込みご飯用に角切りなんかも使いやすいかもしれません。
皮を剥いてペースト状にして、冷凍保存できるジップつきの袋に平たくのばして入れて冷凍すると必要な分だけ割って使えるため、離乳食や、お菓子作りなどに重宝します。
どの冷凍方法においても、大体1ヶ月を目安に使い切ってくださいね。
さつまいもの解凍のやり方
冷凍したさつまいもを解凍するときはとっても簡単!
……というか解凍する手間は要りません!
冷凍するときに十分加熱してあるので、凍ったままお料理につかったり、少し解凍してからオーブントースターでこんがり焼くだけです。
冷凍していたとは思えないくらい、ほくほくのお芋に戻ります!
揚げ物に使うときは凍ったまま揚げられるし、加熱してあるので調理時間短縮になって超便利ですよ。
ちなみにこのじゃがいもの冷凍保存方法:賢く解凍して料理時間を短縮するコツという記事に書いてあるように「じゃがいも」も同じように冷凍保存可能です。
まとめ
さつまいもがぶよぶよになるのは「冷え腐れ」といって寒さが原因であり、水っぽくなっていたら腐っている証拠なので食べないで捨てるようにしましょう。
さつまいもが柔らかく腐ってしまうのを防ぐには、寒さに当てないで布などでくるんで保存するか、冷凍庫で凍らせる方法の2パターンあります。
さつまいもを冷凍保存するときのコツはこちら。
- 加熱して冷凍する
- 皮付きで加熱すると栄養価もキープ!
- 保存期間は一か月を目安に
お芋も冷凍できる!と分かってからはまとめ買いも怖くなくなりました♪
生のさつまいもからの調理が一番美味しいのは間違いありません。
ただ、マッシュしたり、手間がかかる調理には冷凍のペーストを使うなど、お料理によって使い分けると時間の節約もできるようになりました!
冷凍には向かないと言われていたさつまいもですが、実は冷凍OKだと判明。
上手に使い分けて、できる主婦に一歩近づきましょう。
【NEXT】いま、こちらの記事もたくさん読まれています。
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