さつまいもは、スーパーでも見かけたり、お菓子でもよく使われたりしている馴染みのある野菜ですよね(^^♪
私も、お菓子でさつまいも味が期間限定で発売されると、物色するのを楽しみにしています。
ところで、さつまいもってどうして「さつまいも」という名前がついたのでしょうか?
気になったので、調べてみました♪
「さつまいも」は鹿児島が原産ではなかった!
焼き芋でおなじみの「さつまいも」がこの名前で呼ばれるようになったのには、まず歴史を振り返るところから始めると理解しやすいですよ。
さつまいもというと、鹿児島県のおみやげでも良くみることや、「さつま」とつくことから薩摩(現在の鹿児島県)が原産地だと思っている人が多いのではないでしょうか?(私もそう思っていた一人です)
でも、じつは、さつまいもは鹿児島県が原産地ではありませんでした。
さつまいもは、南米が原産地で、ヨーロッパ~アフリカ~東南アジアと大陸を渡って伝わりました。
日本に入ってきたのは、フィリピンから中国に伝わっていた甘藷(かんしょ※さつまいもの別名)を江戸時代の宮古島の役人が持ち帰ったのが始まりです。
また、数年後に、琉球王国(現在の沖縄県)の使いが中国から持ち帰り、琉球で栽培を始めました。
さつまいもは甘藷と呼ばれ、外国から伝わってきた作物だったんですね!
日本では沖縄で初めて栽培されたということが意外です!
「さつまいも」という意外過ぎる名前の由来とは?
中国から伝わってきた当初は、「甘藷(かんしょ)」と呼ばれていた「さつまいも」がなぜその名前で呼ばれるようになったのか気になりますね!
それにはこんな単純な理由が隠されていました。
江戸時代の薩摩藩に「前田利右衛門」という漁師がいたそうです。
利右衛門は、琉球に行った際、作物を育てるのに不向きな琉球の土地でさつまいもが育っているのに関心を持ち、薩摩に持って帰りました。
そして薩摩でさつまいもの栽培を始めたのです。
さつまいもを栽培したことにより、当時、米の不作により流行していた飢餓から多くの人を救うことができました。
そうしたことから
薩摩に持ち込まれた芋だという理由
で「さつまいも」という名前になったのです(^_^)
現在、鹿児島県の指宿市山川にある徳光神社では、前田利右衛門を祀ってあり、さつまいも発祥の地とする碑が建立されています。
当時、鹿児島~沖縄まで行き来するのは命がけだったはずです。
そんな中でも、苦しむ村の人々の助けになりたいという思いからさつまいもを持ち帰ったんですね!
何気なく普段食べているさつまいもにもこんなエピソードがあったとは驚きでした(^_^)
さつまいもには別名が2つあります
さて、さつまいもは、薩摩に持ち込んだことからついた名前でしたよね♪
元々、中国から入ってきた当初は、甘藷(かんしょ)と呼ばれていました。
現在では、甘藷という名前では聞くことはないような気がします。
しかし、伝わってきたルートが複数あるので、
・琉球薯(りゅうきゅういも)
という別名もあります。
たしかに、鹿児島県に行くとさつまいものパッケージに「からいも」と表示されているものを見かけます。
さつまいもの品種のことだと思っていたのですが、さつまいもの別名だったんですね(^_^)
災害や食糧不足に強いさつまいも
さつまいもを薩摩藩に持って帰った前田利右衛門は飢餓からたくさんの人を救いました。
学校の社会の授業や祖父母から、戦時中は、学校の運動場などがさつまいも畑になっていたという話を聞いたことがあります。
今では、おやつにも使われている食材ですが、昔の人は、非常食として食べていたという印象を受けます。
現在の日本で食糧不足ということはありませんが、万が一の災害時に備えてさつまいもに一目おくと良さそうだと個人的に思っています(^_^)
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さつまいもって焚き火で焼けば美味しく食べられますし、なにより腹持ちが良いので非常食にも適していますよね。
おやつとしても主食としても優れた天からの贈り物だとあらためて感じます♪