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メンタームとメンソレータムの違い|リップの効能や成分に差はある?

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メンタームとメンソレータムの違い

「メンソレータム」と「メンターム」、何だか似ていますよね。

薬局で売られているパッケージや値段は、ほぼ一緒。

おまけに名前もほとんど一緒。

もちろん用途だって同じ「リップクリーム」です。

この2つの有名リップスティックには、成分や効能にどう違いがあるのか、気になるところ。

買う時にいつもどっちを買おうか迷ってしまいますが、違いが分かれば、どっちを買うか迷うこともなくなるはず。

そこで今回は

  • メンタームとメンソレータムの基本的な違い
  • 類似商品が販売されている理由
  • 成分や効果の違い

について徹底的に調べてみました。

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メンタームとメンソレータムの基本的な違い

メンソレータムのパッケージ

メンソレータムとメンタームの基本的な違いは、製造販売する「メーカー」にあります。

  • メンターム:近江兄弟社(おうみきょうだいしゃ)が製造・販売
  • メンソレータム:ロート製薬が製造・販売

メンソレータムはもともとアメリカの企業(メンソレータム社)が開発した商品で、ロート製薬はライセンス契約を結んで製造していました。

現在はロート製薬がメンソレータム社を買収したため、実質的にロート製薬自体の持ち物となっています。

メンタームとメンソレータムという類似商品が二社から販売されている理由

では、どうして商品名や用途などが似通った商品が二社から販売されているのでしょうか?

そこには、こんな経緯があったからなんです。

近江兄弟社はアメリカに本社のあるメンソレータム社から「メンソレータム」を製造・販売する権利を取得。

それからしばらくは、近江兄弟社がメンソレータムを製造していました。

しかし、近江兄弟社が倒産の憂き目に……。

そのため仕方なくメンソレータムの製造販売権を返上することに。

その代わりに日本での製造販売権を得たのがロート製薬でした。

その後、ロート製薬はアメリカのメンソレータム社を買収し、「メンソレータム」の商標権はロート製薬のものとなりました。

そして、それからしばらくの後に近江兄弟社が見事に再建。

その際にメンソレータムの生産設備や技術を活かし、オリジナル商品として製造販売を開始したのが現在の「メンターム」なのです。

こんな隠れた事情があって、今、ドラッグストア等で見た目も用途もほとんど一緒の商品が売られているわけですね。

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メンソレータムとメンタームの成分や効能の違いは?

では、メンソレータムとメンタームの効能に違いはあるのでしょうか?

含まれている成分には多少違いがあります。

メンソレータムの成分

【有効成分】l-メントール・dl-カンフル
【その他の成分】白色ワセリン・精製ラノリン・流動パラフィン・セレシン・香料

メンタームの成分

【有効成分】l-メントール・dl-カンフル
【その他の成分】白色ワセリン・精製ラノリン・流動パラフィン・パラフィン・サラシミツロウ・ミリスチン酸イソプロピル・セレシン・ユーカリ油・サリチル酸メチル・テレビン油

有効成分は一緒ですが、その他の成分では多少の違いがあります。

どういう用途で使うか?という説明には、どちらも唇の荒れ・乾燥・ひび割れを防ぐとあるので一緒ですね。

【正しいリップクリームの塗り方、知ってましたか?】

ただ、メンタームだけ「口紅のノリが悪い時の下地としても使える」と書いてあります。

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まとめ

メンタームはメンソレータムよりもお手頃な価格なので、私はメンタームを買うことが多いです。

ただ、心のどこかで、安いから効果はメンソレータムほどじゃないかも?って思ってました。

ですが、どちらも産まれは一緒で、効果に大きな違いはないことが分かりました。

起源は同じアメリカで、かつてのメンソレータム社ということは、他人の空似とかコピー商品ではなく姉妹製品みたいなものですね。

乾燥しやすい冬の季節は、通勤や通学、学校やオフィスではリップクリームは欠かせない物になります。

これからは安心して、ネーミングで選ぶも良し、パッケージで選ぶも良し、値段で選ぶも良し、だと思いますよ。

雑学・トリビア
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