私は秋の味覚の中では、さつまいもが大好き!
大学芋やスイートポテトなどのお菓子はもちろん、豚汁の具で入れてみたり、サツマイモの炊き込みご飯なんかもつくったりします。
でも、さつまいもってアク抜きが一晩かかるとか面倒に思っていませんか?
そこで今回は
- 短時間でさつまいものアク抜きをする方法
- さらに時間短縮する裏ワザ
- さつまいものアク抜きが必要な料理・不要な料理
などをご紹介します。
短時間でOK!さつまいものアク抜きのやり方
短時間でさつまいもののアクを抜くやり方を説明していきますね。
まず、さつまいもは切ったら、すぐに冷たい水につけておく!
これを「水にさらす」と言います。
そして水にさらすとアクが抜けて、水が白く、または少し色づいて濁ってくるので、そのつど水を取り替えます。
これを繰り返して5分から15分さらす!
これでアク抜き完了です。
くわしいやりかたは、こちらの動画をごらんください。
さらに時間短縮する裏ワザ
これが普通のアク抜き方法なんですが、時間短縮する裏技があります。
それは、水にさらしている間に手でもむ!
たったこれだけで早くアクが抜けますよ。
ぜひ、お試しくださいね。
ちなみにさつまいもの黄色の色を特にきれいに出したい場合は、皮を厚めにむいてレモン汁を少し加えた水でさらしてみてください。
皮を厚めにむくことでビタミンCが逃げやすくなるんですが、レモン汁を加えることでそれを防ぎ、キレイな黄色にしてくれるんですよ。
さつまいものアクの成分
さつまいもを切ると、切り口が空気と触れて酸化し黒く変色してしまいます。
この黒く変色させる成分が灰汁(アク)と呼ばれています。
アクの成分は主に
- ヤラピン
- クロロゲン酸
- タンニン
を指します。
なめてみると苦みを感じ、舌触りがざらつく感じがあるかと思います。
この成分、実はなかなか有効な成分で
- ヤラピンは便秘解消
- クロロゲン酸とタンニンは抗酸化作用
があるので美容に効果的なんですよ。
なので、その成分もまとめて取りたい方はアク抜きせずに食べる事をおすすめします。
目からウロコな新情報ですね。
これらアクの成分は実は有効成分なんですが、やっぱり料理によっては舌触りや、見た目の色からアク抜きを必要とする料理が存在します。
さつまいものアク抜きが必要な料理・不要な料理
さつまいものアク抜きは必ずしも必要ではありません。
ただ、切り口が黒くなってしまうので、見栄えが悪くなったり、味のしみ込みが悪くなってしまいます……。
ですから、切り口を見せたい炊き込みご飯や大学芋、味をしみ込ませたい煮物などはアク抜きをする必要があります。
切ったり皮を剥かなければならない料理:煮物、サツマイモご飯など
切らずにできる料理:焼き芋、ふかし芋など
まとめ
さつまいものアク抜きをまとめますと…
- アクには有効成分があるので必ずしも抜かなくてもOK
- 切る料理の場合はアク抜き必須
- 水にさらす時間は手でもむことで時間短縮
さつまいものアク抜きはこれで完璧ですね。
食欲の秋、到来!
暑い夏も過ぎて、食べ物が美味しい季節がやってきました。
あなたは秋の味覚、何がお好きですか?
さんま、松茸、栗、ぶどう、なし…挙げればきりがありません。
何となく料理していたさつまいも。
私もなんとなく水につけていた時期がありました…(笑)
アクのことが分かれば水にさらす意味も、必要性も理解する事ができました。これでもっときれいな色の炊き込みご飯ができるかな?
栄養満点のさつまいも、楽しく料理して今年もたくさん食べましょう!
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