飲みきれなかった赤ワインって、どう保存したらいいのか迷ってしまいませんか?
先日、お祝い事があり、久しぶりに赤ワインのボトルを開けたんですが、飲みきれず残ってしまいました。
めったにワインを飲まないので、どうしたらいいのかわからず・・・。
お酒なんだから、日本酒や焼酎と同じように、常温でいいのかな?
やっぱり、冷蔵庫に入れなくちゃダメ?
さんざん迷ったあげく「もう、いいや~!!」と無理して飲みきったら、翌日が大変でした(>_<) そこで、赤ワインを開封した後の保存方法と保存できる期間について調べてみました。
これで完璧!赤ワインの開封後の保存方法
開封後に飲みきれなかった赤ワインを保存するには
ズバリ!冷蔵庫に「立てて」保存しましょう!
開栓した赤ワインに、ふたたび栓をして冷蔵庫のドアポケットなどにに立てた状態で入れておくのがベストです。
開栓する前のワインは横にして保管するのが常識ですが、開栓後の赤ワインはなぜ立てて保存するのが良いかというと
酸素に触れると酸化するので、空気に触れる面積を少なくするため
なんですね。
ボトルを横にすると、その分空気に触れる面積が増えてしまうので早く酸化します。
赤ワインが酸化すると
・酸味が強くなる
という理由から、どんどん味が落ちてしまいます。
ちなみに、一度抜いてしまったコルク栓を元通りに刺そうとしても無理ですが、コルクを逆さまにして、キュッと押し込めば、栓が出来るんですよ!
または、ワインストッパー(ワインキャップ)が、100円ショップでも売っていますので、ひとつ用意しておくのもいいですね。
開けたあとに美味しく飲める期間と消費期限はどれくらい?
赤ワインは、無理して飲みきらなくても、冷蔵庫に入れて保存すればよかったんですね。
じゃあ、冷蔵庫に入れてから、何日くらい飲めるのかも、気になりますね。
【開栓した赤ワインを美味しく飲める期間の目安】
・フルボディ (渋みのある濃厚なタイプ)…1週間程度
渋み(タンニン)が強いほうが、風味は長持ちします。
冷蔵庫に入れていても、どんどん酸化が進むので、おいしく頂くためには、出来るだけ早めに飲んだほうがいいですね。
ちなみに、開栓した赤ワインの消費期限(飲んでもお腹を壊さない期限)は、特にありません。
ワインはアルコールなので、腐ることが無いためですが、だからといって、いつまでも飲めるわけではありません。
瓶の中に雑菌や水分が入っていた場合、瓶の口や内側にカビが生えてしまうこともあります。
そのまま飲む場合は、先に書いた美味しく飲める期間内に飲むようにして、それを過ぎたら、料理に使うなど、加熱すれば安心です。
味にこだわる人へ~おいしさを長持ちさせる方法~
赤ワインの保存は、酸化を防ぐことが大切だとわかりました。
そこで、赤ワインの酸化を防ぎ、おいしさを長持ちさせる方法を2つご紹介します。
■真空ポンプを使う
ワインのボトル内の空気を抜く専用のポンプを使い、酸素を出して、瓶内を真空状態にします。
手動のものだと2,000円くらいでありますので、ワインをよく飲むなら、持っておくと便利なグッズです。
真空ポンプで空気を抜き冷蔵庫で保存すれば、通常の2~3倍の期間は、おいしさが長持ちします。
■小瓶に入れ替える
残った量がちょうど入るくらいの小瓶(ワインのハーフボトル、ジュースや栄養ドリンクの瓶など)に入れ替えれば、空気と触れる面積が減るので、酸化を防ぐことが出来ます。
この方法でも、通常の2~3倍の期間は、おいしく頂けます。
捨てないで!酸っぱくなった赤ワインの活用法
それでも飲みきれずに酸っぱくなった赤ワインは「料理酒」として使いましょう。
ビーフシチューやハヤシライス、煮込みハンバーグなどに入れれば、味に深みが出て、いつもよりおいしさがアップします。
料理に使っても、余っちゃう!という場合は、入浴剤としてお風呂に入れるのはいかがですか?
お風呂に赤ワイン???って思うかもしれませんが、ワイン風呂には、血行促進や疲労回復、美肌効果など、嬉しい効能がたくさんあるんですよ。
箱根の小涌園「ユネッサン」にはワイン風呂が本当にあります(^^)
ただし、色素が残りやすいので、入浴後はすぐにお湯を抜いて、掃除して下さいね。
赤ワインで乾杯できるしあわせ
先日のお祝い事とは、両親の古希(70歳)祝いでした。
70年物の赤ワインを用意して、おしゃれな演出を!と考えたんですが、さすがに予算オーバーなので、ちょっと高めの赤ワインで乾杯しました。
普段は、チューハイ派の両親ですが、子ども達が用意した赤ワインと料理をとても喜んでくれて、家族で楽しい時間を過ごしました。
両親には、まだまだ元気に人生を謳歌してもらって、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)…と、これからも、赤ワインで乾杯!したいです♪