先日、レシピの材料にあったレタスをスーパーへ買いに行ったのですが、なぜかすごく高かったんです。
横にあったサニーレタスは、わりと安かったので「まあ、レタスなんだから一緒でしょ」と妥協して買って帰りました。
レシピを見ながら、カニレタスチャーハンを作ったんですが、サニーレタスがくたくたで残念な仕上がりに……。
せっかく高いカニ缶を使ったのに、心の底からガッカリ。
そこで、この記事では
- レタスとサニーレタスの違い
- 栄養はどっちが多い?
など後日調べてわかったことをまとめておきます。
これから料理を作る時に、きっと役立つはずですよ。
レタスとサニーレタスの違い
レタスとサニーレタスの違いについて、品種・値段・料理の用途・賞味期限・分類という5つの面で比較してみます。
品種の違い
- レタス→玉レタス
- サニーレタス→葉レタス
レタスは葉が結球する「玉レタス」の品種で、ヘッドレタスとも呼ばれます。
一般的に「レタス」と呼ばれるのは玉レタスなので、レシピに「レタス」と書いている時は、玉レタスを選びましょう。
サニーレタスは、葉が結球せずに重なる「葉レタス」の品種で「赤ちりめんちしゃ」とも呼ばれ、葉先が赤く縮れているのが特徴です。
値段の差
- どちらも同額(ほぼ一緒)
レタスとサニーレタスの値段は、平均150円~300円程度で、あまり差はありません。
どちらも年間を通じて手に入りますが、値段は時期によって変わります。
収穫期の春から秋は安くなりますが、台風や猛暑など天候の影響を受けて、急に高騰することがあります。
冬は、ハウス栽培になるため高めになります。
料理の用途の違い
- レタス→生食と加熱調理が可能
- サニーレタス→生食のみ
レタスは生でサラダにするのはもちろん、炒めものやスープなど加熱調理しても甘みが増しておいしく食べられます。
白菜が高い時は、代わりにレタスでお鍋をするのもいいですね。
ただし、加熱しすぎると食感がわるくなるので、シャキシャキ感が残る程度にサッと火を通すのがポイントです。
一方、サニーレタスはレタスに比べて葉が柔らかく平たいので、肉や魚介類を巻いたり包んだりする料理にも向いています。
濃い緑色と赤い葉先が特徴なので、付け合せやお弁当に添えると、料理の彩りが良くなります。
火を通すと食感が悪くなるので、加熱調理は向いていません。
生でサラダにするのがポピュラーな食べ方です。
賞味期限の違い
- レタス→3日~1週間
- サニーレタス→3~4日
レタスは丸ごとだと1週間前後、半分に切ったもの3~4日程度です。
小さくちぎったり切ったものは、変色しやすいのでその日のうちに食べた方が良いです。
サニーレタスはレタスより日持ちが悪いので、丸ごとでも3~4日程度になります。
分類の違い
- レタス→淡色野菜
- サニーレタス→緑黄色野菜
驚いたことにサニーレタスは、人参やほうれん草と同じ「緑黄色野菜」に分類されています。
レタスは白菜や大根と同じ「淡色野菜」です。
レタスとサニーレタスの最大の違いは「栄養」にあった!
レタスとサニーレタスの違いが大体わかってきたところで、さらに調べていくと、大きな違いを発見!
「レタスなんだから一緒でしょ」なんて、もう言えなくなりました。
レタスとサニーレタスで、圧倒的に違うもの
それは「栄養」なんです。
どちらが、栄養的に優れていると思いますか?
実は、断然、サニーレタスなんですよ!
サニーレタスはレタスに比べて
β-カロテンの含有量がなんと約10倍
もあるんです。
β-カロテンは、体内でビタミンAとして働き
- 視力の維持
- 美肌効果
- 免疫力向上
- 老化予防
といった美容と健康に役立つ栄養です。
さらに、サニーレタスにはレタスと比べて
- 強い抗酸化力を持つビタミンEが約4倍
- 骨を丈夫にするビタミンKが約5倍
- 高血圧を予防するカリウムが約2倍
も含まれています。
こんなに栄養豊富と知ったら、サラダにして山盛り食べたくなりますね。
ちなみにβ-カロテンは、油と一緒に食べることで吸収率がアップします。
ドレッシングオイルをかけたサラダにすれば、栄養効果がより大きくなりますよ。
おいしいレタスとサニーレタスの選び方と保存方法
最後におまけの豆知識として、よりおいしく食べられるようにレタスとサニーレタスを「買う時の選び方」と「長持ちする保存法」をご紹介します。
選び方のポイント
レタスは
- 大きさに比べて軽く感じるもの
- 葉は緑色が濃すぎない
- 切り口が変色していないもの
を選びます。
サニーレタスは
- 全体にふんわりしたボリュームがある
- 葉に張りがある
- みずみずしいもの
を選びます。
保存方法のポイント
レタスは芯を切り取って、水で濡らしたキッチンペーパーを当ててからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
サニーレタスは水で湿らせた新聞紙に包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
これからレタスやサニーレタスを買う時はこういう選び方をして、保存方法を守れば美味しく食べられますよ♪
まとめ
レタスとサニーレタスの違いを比べると、栄養面ではサニーレタスの圧勝でしたね。
でも、レタスのシャキシャキとした瑞々しい食感は、サニーレタスや他の野菜には無いもので、私はレタスも大好きです♪
レタスとサニーレタスの違いが分かってから、
火を通すから、レタスにしよう、巻きものは、サニーレタスがいいよね
と、うまく使い分けが出来るようになりました。
料理上手を目指す私は、レパートリーを増やすために、ネットや本のレシピを見て、よく料理をします。
レパートリーを増やすだけじゃなく「食材を知ること」がとても大切なんだと痛感しました。
サニーレタスはマンションのベランダで小さなプランターでも栽培できるので、今年の春から挑戦してみたいと思います。
朝、採れたての野菜でサラダを作るのが夢なんですよ。
家で作れば新鮮なのが食べられるし、農薬とかの心配もないので楽しみです。
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