師走の楽しみといえば、柚子湯!ですよね。
柚子のあのさわやかな香りが大好きで、お風呂に入りながら鮮やかな黄色を見ているとなんだか元気もでてきます。
でも、柚子湯に入るとなんだか肌がピリピリするんだけど…という方もちらほら。
今回は、柚子湯の効能や効果、また、ピリピリしたり痒みが出てしまっても大丈夫かどうか?についてお話していきます!
柚子湯は何に効くの?
柚子湯には、身体に嬉しい効果・効能がいくつかあります。それぞれ詳しく見ていきましょう!
柚子の皮に含まれるリモネンとベータカロチンには、血管を拡張して血液の循環を促し、リンパの流れをよくする作用があります。疲労回復に効果があると言われるクエン酸も豊富に含まれているので、代謝作用をスムーズにしてくれます。
血行がよくなるため、肩こりや腰痛、むくみ なども和らげてくれたり、冷え性や風邪予防にも効果的なんです!
柚子の皮や種には、ヘスペリジンやペクチンという成分が含まれていて、紫外線による肌のダメージを軽減してくれたり、肌をしっとりさせ、ハリを保つ効果があります。
また、果皮にはビタミンCが豊富で、含有量は柑橘類の中でもトップクラスです!普段皮を口にすることはありませんが、柚子湯にすることで果皮の成分がお湯に溶け出し、肌からもビタミンCを取り込むことができるため、アンチエイジングにも効果があると言われています。
なんと言っても柚子の爽やかな香りに包まれるだけで、リラックス、リフレッシュ効果があります。
アロマオイルでも、柑橘系の精油の瑞々しい香りは、気持ちを明るくしたり、緊張をほぐしたりと前向きな気持ちにしてくれる効果があるので、疲れたときには特にオススメです!
肌がピリピリしたり痒みは大丈夫?
柚子湯で肌がピリピリしたり痒みが出てしまう方は、気になりますよね。
このピリピリ感や痒みの原因は、柚子の皮に含まれるリモネンという成分によるものなんです。
リモネンには、香りの成分のほかに、皮脂を分解する作用があり、洗剤を作る際に使われるほど脱脂力が強く、分子がとても小さいために皮膚の毛穴の中に入り込むこともあるんです。
そのため、
・乾燥が気になる方
・小さな子どもさん
は、皮膚が刺激されてしまうんですね。
※赤ちゃんを柚子湯にいれていいかどうかは、柚子湯のやり方※柚子はいつ入れる?赤ちゃんは入れて平気?という別記事にくわしくまとめていますのでご覧ください。
肌が丈夫な人にとっては、余分な皮脂を取り除いてくれるので、ピーリング効果もありお肌がツルツルになって嬉しいことばかりですが、冬場の乾燥でバリア機能が落ちたお肌や、肌が敏感な方は、少し注意が必要かもしれません。
切らずに丸ごと入れたり、加熱すると肌に優しくなるので、肌にやさしい使い方を工夫してみてください!
風邪をひいてても柚子湯で温まりたい!
以前は風邪をひいたらお風呂に入ってはいけないと言われていましたが、最近では、熱が高かったり症状がひどくなければ入ってもいいと言われています。
柚子湯は「一年間風邪をひかない」と言われているほどなので、風邪の症状が軽いうちに柚子湯に入ってしっかり温めると、治りも早くなるかもしれませんね!
【伊豆のシャボテン公園ではカピバラさんも冬至には柚子湯を満喫♪】
私は、風邪のひき始めにすぐ漢方薬を飲んだり、疲れた時にアロマオイルを使ったりしているんですが、柚子湯もそれらに近いものがある気がします。
自然のものは身体に優しいので、やっぱり安心できますよね!
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