お雛様はきれいですが、片付けが面倒ですよね。
片付ける日が遅れると「結婚できなくなる」なんて話もありますし、迷信とは思っても自分の娘のことだと思うと、いい加減にはできません!!
そこで雛人形を仕舞う日に決まりはあるのか、いつまでにしまえば良いのか、調べてみました。
それと、天気は晴れの日がいいのか、それとも雨の日がいいのか、縁起の良い日などあるのか、なども合わせて調べたのでご紹介しましょう♪
お雛様をしまう日はいつが良い?
雛人形をしまうのに良いとされる日は、いろいろな迷信があります。
この日がいい、この日までに仕舞わないといけない!など期限を指定した迷信なども。
しかし本来は特に期限があるわけではなく、3月3日以降の適当な時期に片付ければ良いとされています。(つまり「決まりはない!」ということです)
あえて日にちを挙げるなら、冬籠りの虫が目覚めると言われる「啓蟄(けいちつ)の日」が縁起が良いとされています。都合が合えば啓蟄に合わせてしまうと良いでしょう。
お雛様をしまう日の天気は雨や曇りより晴れが良い?
お雛様をしまう日は、結論から言えば当たり前ですが、雨や曇りの天気の日よりもピーカンに晴れた日が望ましいですね。
雛人形はカビが生えやすいので啓蟄の日に合わせるよりも、本当は空気がカラカラに乾燥した「晴れた日」にしまうのがベストタイミング!
お日様が照って、空気が乾燥し、湿度が低い日が理想的なんですね。
良く考えると、お雛様の人形が外に出ている(飾られている)のは1年のうち1か月だけで、あとはずっと押入れなど湿気の高い所にしまわれているわけですから、条件的にはカビが生えやすいわけです。
そんな条件なのに更に雨の日にしまうと、人形が湿気を含んだ状態でしまわれることになってしまいますので、より一層カビが生えやすくなってしまいます……。
大事な雛人形にカビが生えてしまわないよう、良く晴れた日にしまいましょう!
|
お雛様をしまうのが遅れると婚期が遅れる迷信はつい最近のもの
みなさんがお雛様の片付けにこんなにも神経質になってしまう理由は、例の迷信が気になるからですよね?
【雛人形を仕舞うのが遅れてしまうと・・・?】
・片付けるのが遅れると、お嫁に行くのが遅れる
婚期が遅れるだけじゃなく、そもそもお嫁に行けなくなるという迷信まで、まことしやかにささやかれています。
この雛人形にまつわる迷信というのは、まだ「妖怪・呪い・占い」などが信じられていた平安時代や江戸時代からあったわけではなく、昭和になってから生まれたものなんですって。(実はけっこう新しいのです)
わざわざ紹介するのも馬鹿馬鹿しいですが、この迷信が嘘だという実例をひとつ。
私の親戚の家では毎年のようにお雛様をいつまでも出しっぱなしにして、しまうのは1~2ヶ月以上も経ってからというモノグサぶりだったものの、その家の子供(姉妹)はふたりとも結婚適齢期にしっかりと結婚し、いまでは子供にも恵まれて幸せに暮らしています。
だから片付ける日にこだわる必要は無いですし、カビ対策という意味ではむしろ遅くなった方が良いとも言えます(押入れにしまわれている期間が短くなるので)
特に雪国では3月3日ごろはまだ雪が多く、湿気が多い時期なので遅らせたほうがベターともいえますね。
ただ、そうはいっても気になって早く片付けたくなってしまう気持ちは否定できませんが(^_^;)
【お雛様をしまうときの注意点をチェック!】
お雛様をしまうのが遅れてしまう場合は「後ろ向き」に
どうしてもその頃は家を空けてしまう用事がある、または仕事が忙しくてしまうことができない場合は「雛人形を後ろ向きにしておく」と良いとされています。
「なんでなの?」と聞かれても正確な理由は分かりませんが、後ろ向きに置いておけば、雛祭りは終わったので箱に仕舞われるまで休んでいてくださいという意味があるのかもしれません。
仕舞うまでの「一時しのぎ」として。
まとめ
お雛様を出したりしまったりするのって本当に大変ですよね。
小道具がたくさんあって、間違えないようにしまわないと箱に入りきらなかったりしますし、手袋をして触らないとカビが生えてしまいますし、とかく気を使っています。
手間は掛かりますが、その子達にとって一生にひとつの大事な人形ですから、大切に長くいい状態で使ってあげたいですよね
しまった後は1年近く箱の中で眠ることになりますので、しまい方は本当に重要です!
いい状態を保てるよう、しまう日の天候にはこだわりましょう♪
コメント