揚げ銀杏はとっても栄養価が高く、体に良い食材なんですよ。
そんなに栄養が多いなら、たくさん食べると効能がありそうですね。
だったら「健康のためにどんぶり一杯くらい食べようかな?」と思われる方。
ちょっと待ってください、たくさん食べてはいけませんよ。
この記事では
- 揚げ銀杏の栄養や効能
- 食べ過ぎには注意したい理由
をご紹介しますので、お役立てください。
揚げ銀杏の効能と栄養
揚げ銀杏のすごい効能
銀杏は中国が原産の食材なのですが、古くから
- 咳
- たん
- おねしょ(夜尿症)
に効くとして食べられてきました。
さらにビタミンB群(主にB1、B2、B6)が含まれるため
- 疲労回復
- 口内炎
- ストレス軽減
などが期待できます。
また、ビタミンEの抗酸化作用で
- 老化防止
- がん予防
にも効果があるとされています。
また、カリウムも含まれているので、体内のナトリウムを排出させる効果も期待できます。
ナトリウムを排出させると「むくみ・高血圧を予防」することにも繋がりますよ。
■揚げ銀杏の作り方動画
揚げ銀杏に含まれる栄養素
銀杏には以下のような栄養が含まれています。
- タンパク質
- 脂質
- ビタミンB群
- カリウム
- ビタミンE
- カロテン
- ビタミンC、
- マグネシウム
気になるカロリーがこちら。
- 130kcal(30g当たり/ローソン「揚げぎんなん」の場合)
- 187kcal(100g当たり/生食の場合)
銀杏は種の部分を食べるので、ナッツ類と同じくタンパク質、脂質を多く含みます。
メジャーなナッツ類のカロリーがこちら。
- アーモンド・・・575kcal(100gあたり)
- クルミ・・・604kcal(100gあたり)
揚げ銀杏は油で揚げるのでカロリーは高くなってしまいますが、他のナッツ類と比べると、かなり低カロリーであることが分かります。
しかも他のナッツと同じくビタミンB群やカリウムを豊富に含むので、定期的に食べることで「むくみ防止」や、健康維持に役立つんですよ。
揚げ銀杏の食べ過ぎにはご注意
茶碗蒸しなどに入っている黄色いキレイな実。
噛むともっちりした歯ごたえに、独特の香りと苦み、甘みが口いっぱいに広がります。
確かに健康維持には欠かせない栄養素が贅沢に含まれている銀杏。
はたまた、おやつとしてついつい食べてしまう揚げ銀杏
しかし、一度にたくさん食べることは控えてください。
なぜかというと、銀杏には「メチルピリドキシン」という物質が含まれているからなんです。
過去に死亡例が2件あるそうです。
アンチビタミン物質であるメチルピリドキシンは、ビタミンB6を欠乏させる性質があります。
摂取しすぎると下痢や鼻血、過剰に摂取すると「けいれん」が起こるので注意が必要なんですね。
大人だと大量に食べなければ心配ありませんが、子どもだと7粒で中毒症状が出ることもあるとか……。
どうしても食べさせるならごく少量、できるならなるべく食べさせないほうが良さそう。
銀杏をしっかり加熱することでメチルピリドキシンは軽減されるそうですが、揚げ銀杏ならリスクは低いもののゼロにはならないので食べ過ぎには注意してください。
まとめ
- 揚げ銀杏は抗酸化作用があり高血圧防止にも効果的
- 食べ過ぎには注意(特に子ども)
すっかりコンビニの定番商品になった揚げ銀杏。
ローソンやセブンイレブンのオリジナル商品として販売されています。
家で銀杏を油で揚げて塩をふると、歯ごたえさくさく!
クセになる美味しさですが、それが手軽に食べられるので、ありがたいですよね。
銀杏って不思議な味の食べ物だなと思っていましたが、味だけでなく栄養や効能も奥が深かったです。
体に良いからと言って食べ過ぎは良くないことはどんな食材にも言えると思います。
その中でも銀杏は特に気をつけて食べたい食材ですね。
適量を美味しく楽しんで、健康維持に役立てていきたいです。
銀杏を食べるときにでやっかいな「殻の剥き方」のコツはこちらの銀杏がレンジでも割れない!パカっと気持ちよく剥ける裏ワザをご覧ください。
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