この記事で分かること
- コンソメ(固形・顆粒)は賞味期限切れからいつまで使える?
- 開封後のコンソメの賞味期限
- コンソメは腐るとどうなる?
- コンソメの意外な使い道
いまや日本の食卓に欠かせない存在になったコンソメ。
私は週に1~2回は必ず使うので、いつも余分にストックしています。
そのせいか、棚の奥から賞味期限が半年~1年ほど切れたコンソメが出てきた事件がありました。
ストック分があるのを忘れて、新しく買ってしまい、古い分が奥に追いやられてしまったんですね……。
「どうしよう、使えるかな?」と迷ったんですが、調べたら意外と長く使えることが分かって、捨てずに済みましたよ。
使い切れずに余らせてしまう人も多いと思うので、ヘビーユーザーの私が知っている情報をご紹介しますね。
未開封のコンソメ(固形・顆粒)は賞味期限切れから半年~1年以上経っても使える?
そもそも食品の賞味期限は、食べられなくなる期限ではなく、美味しさが保てる期限なんですね。
それに加えて、賞味期限は安全性を考慮して短く設定されているため、実際はもう少し長く食べられます。
私が独自に計算した「賞味期限切れから食べられる期限」がコチラ。
- 味の素のコンソメ:9.6ヶ月から最大で1年3ヶ月後まで
- ネスレのコンソメ/ブイヨン:2.4ヶ月から最大で6ヶ月後まで
ただ、これはあくまで未開封で正しく保存していた場合に、パッケージに表示された賞味期限が切れてから食べられる限度です。
少しでも保存状態が悪いと劣化が進むので
- 味の素のコンソメ:最大で10ヶ月後まで
- ネスレのコンソメ:最大で3ヶ月後まで
これくらいを目処にしたほうがいいでしょう。
開封後のコンソメが賞味期限切れした場合
外袋を開封した状態で保存していた場合は、賞味期限が切れたら食べないほうが安全です。
どれほど気を遣って保存をしていても、時間の経過による劣化はまぬがれません。
使わずに捨てたほうがいいでしょう。
開封したら2~3ヶ月以内に食べきる
一旦開封したコンソメは、賞味期限に関係なくなるべく早めに使い切るのが理想です。
一応の目安は以下の通り。
- 夏なら2ヶ月
- 冬なら3ヶ月
保存方法にもよりますが、私の経験上、これくらいなら十分に保存できます。
各メーカーのコンソメの賞味期限一覧
各メーカーが販売するコンソメ類のそれぞれの賞味期限を一覧にしてみました。
メーカー/商品名 | 賞味期限 |
味の素「KKコンソメ(固形)」 | 18ヶ月 |
味の素「KKコンソメ(顆粒スティック)」 | 19ヶ月 |
味の素「KKコンソメチキン(固形)」 | 19ヶ月 |
味の素「クノール® ビーフコンソメ(固形)」 | 19ヶ月 |
味の素「クノール® チキンコンソメ(固形)」 | 不明 |
ネスレ「マギー無添加コンソメ」 | 12ヶ月 |
ネスレ「マギーブイヨン」 | 12ヶ月 |
セブンプレミアム「コンソメ顆粒」 | 不明 |
トップバリュ「コンソメ粉末個包装」 | 不明 |
このように一部不明な商品もあります。
ざっくりとですが
- 味の素のコンソメは製造日から18~19ヶ月
- ネスレ(マギー)は製造日から12ヶ月
こう覚えおけばオーケーでしょう。
顆粒のコンソメで個包装のスティックタイプなら、密閉されているので長持ちします。
ですが、容器に入っているタイプは湿気やすいので実際よりも短くなることは覚悟しておきましょう。
コンソメは腐るとどうなる?傷んだときの見分け方
コンソメは乾燥しているうえに塩分が多いため、分かりやすく腐る可能性はとても低いです。
ただ、開封後に雑に保存していると、空気中の水分を吸ってしまい、以下のような傷みが出てきます。
- ベタベタと湿気っている
- 溶けている
- カビが生えている
- 簡単に崩せないほど固まっている
- 変色している
ベタベタとしたり、顆粒なら固まって出てこない状態は、あきらかに湿気ている状態。
さらにそれが進行すると、コンソメ自体が溶け出して、腐敗が進みます。
湿気ている状態で間が悪いと、表面にカビが生える可能性もあるので、ちょっと湿気てたと感じたら早めに使ってしまいましょう。
溶けたりカビが生えてしまったら、もう使わないで、捨ててしまったほうが安全ですね。
コンソメ(固形/キューブ・顆粒)の正しい保存方法
コンソメの保存容器
固形(キューブ)のコンソメは、外箱を開けると銀紙に包まれているだけでなので、湿気に弱い状態です。
タッパーなどの密閉容器に入れて、しっかりフタをします(シリカゲルなどの乾燥剤を一緒に入れるとGood!)。
袋入りの顆粒タイプは、フタがぴったり締まるビンに移し替えるのがベスト。
個包装の顆粒タイプは密閉度が高いので、そのままで大丈夫です。
コンソメの保存場所
コンソメは生の食品ではないので、常温での保存が基本です。
しかし、乾燥した状態を保つには季節ごとに保存場所を変えるのがベストですよ。
春・秋・冬
気温が低い春・秋・冬の間は、高温多湿や直射日光が当たらない常温の場所に保存すればオッケーです。
梅雨~夏
湿度と気温が高くなる梅雨~夏にかけては、冷蔵庫で保存します。
湿気を吸って固まったり、高温でコンソメの中の油脂分が溶けてしまうことがあるので、この時期だけは常温保存は避けましょう。
コンソメの冷凍保存は無意味
コンソメは乾燥した食材のため、冷凍したところで賞味期限は伸びません。
普通の食品は水分を含んでいるので、それを冷凍することで腐敗の進行を止められますが、コンソメの場合は水分がないので無意味なんですね。
保存に適さない場所
コンソメは料理に頻繁に使うので、ついガス台のそばに置いてしまいがち。
しかし、そのような温度が高くなる場所に置くと固まる恐れがあるのでNGです。
また、当然ながらシンクのそばなど水が飛ぶ場所もNGですよ。
余ってしまうコンソメの意外な使い道
まだ料理に慣れない方は、コンソメはスープにしか使い道がないと考えがちでは?
でも、コンソメって想像以上にいろんな料理に使えるんですよ。
そんなコンソメの有効活用法がコチラ。
- カレーを煮込むときに入れる(味が深くなる)
- 餃子・ワンタン・シュウマイなどの餡に入れる(下味になる)
- ピラフやチャーハンの味付けに入れる
- 洋風の鍋料理(トマト鍋など)に入れる
私はいつもカレーの野菜と肉を煮込むときに、コンソメ(またはブイヨン)を1個入れます。
こうすると、何も入れないで煮込むよりも味がグッと深くなる気がするので、ぜひやってみてください。
もうひとつYou Tubeでこんなレシピを見つけたのでご紹介。
コンソメスープで作るスパゲティ
耐熱容器にスパゲティやベーコン、コンソメと水を入れてレンジでチンするだけ。
茹でないのに美味しいスープパスタが完成しますよ。
まとめ
コンソメは賞味期限が切れてからどれくらい使えるのか、最後にあらためて要点をチェックしましょう。
- 味の素のコンソメは賞味期限切れから10ヶ月後まで(未開封)
- ネスレのコンソメは賞味期限切れから3ヶ月後まで(未開封)
- 開封したコンソメの賞味期限が切れたら食べてはいけない
- 開封後は夏は2ヶ月以内、冬は3ヶ月以内に食べ切る
- 湿気を吸って傷んだコンソメは湿ったり溶けたりする
- コンソメが腐るとカビ・変色・強固に固まる
- コンソメ(固形)はタッパー、顆粒はビンに入れて保存する
- 春・秋・冬は常温で直射日光が当たらない場所に置く
- 梅雨時や夏場は冷蔵庫に入れておく
私はよく顆粒のコンソメを使い切れず、気づいたら湿気て固まっていることがあります。
使い勝手の良さからつい固形ばかり使ってしまうので、買うバランスを考えたほうがいいですね。
ちなみに固形(キューブ)と顆粒の量の対比は
このようになっているので、これから顆粒が使い切れないときは固形の代わりに測って使ってみよう思います!
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