ほおずき(鬼灯)を庭に植えてはいけない理由は、「その家に死者や病人が出る」など縁起が悪いためと「毒がある」ため、また「花言葉が不穏」であるためです。
しかし、「魔除けになる」・「お盆に先祖が帰ってくるための目印になる」など良い面もあります。
夏になると可愛らしい赤い実がつく「ほおずき」。
しかし、いろいろと問題点のある植物なんですよ。
そこで今回は
- ほおずきを庭に植えてはいけない理由
- ほおずきを庭に植えてしまった場合のタイプ別対処法
- ほおずきを庭で安全に育てるコツ
について解説します。
庭に植えることで想像以上に危険なほおずき。
もし、あなたがほおずきを庭に植えたい、またはすでに植えてしまっている場合は必見です。
この記事を読むことで正しい知識を得ることができ、安心して栽培を楽しむことができるようになりますよ。
ほおずきを庭に植えてはいけない3つの理由
ほおずきを庭に植えてはいけない理由がこちらの3つです。
- 縁起が悪いから
- 毒があるから
- 花言葉が不穏だから
これらの理由があるため、ほおずきを庭に植えることには問題があります。
では、具体的にどのような理由なのか、それぞれについて詳しく解説していきます。
縁起が悪いから
「ほおずきを庭に植えてはいけない3つの理由」のひとつは、家に死者や病人が出るという言い伝えがあるためです。
この言い伝えは、昔から受け継がれており、ほおずきを家の庭に植えるのは不吉だとされています。
この理由は、ほおずきが危険な毒を持っているのが原因とも言われていますが、今となってはどうしてそんな言い伝えができたのかは不明……。
信心深い人は、ほおずきを庭に植えることは避けるべきでしょう。
特に、霊的な面で敏感な人々にとっては、このような言い伝えが深く根付いていることから、気分を害することもあるかもしれません。
鉢植えならセーフ
縁起が悪いのはあくまで庭植えの場合だけで、鉢植えで育てるなら問題ないという説もあります。
理由忘れたけど、自分ちの土地に鬼灯植えるの縁起悪いからやめろって教育されたわ
鉢植えに植える分には問題ないらしいよ— いぬ鷲 架縁 (@inu_waO) December 7, 2018
あくまで科学的根拠のない迷信の話なので、判断が難しいところですが、縁起の悪さは気になるけれど、どうしても育てたい方は鉢植えで育ててみては?
毒があるから
ほおずきは、美しい色と形から観賞用として植えられますが、その実には「アルカロイド系」の毒素が含まれています。
この毒素は、ヒトに対して中枢神経系に作用し
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
などの症状を引き起こすことがあります。
特に、子供やペットなどの誤食による中毒事故には要注意。
そのため、庭にほおずきを植えることは、中毒事故を引き起こす危険性があるため、推奨されません。
また、ほおずきの根や葉、花にも毒が含まれているため、実以外も食べることは避ける必要があります。
もし、誤って食べてしまった場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。
花言葉が不穏だから
「ほおずきを庭に植えてはいけない3つの理由」の最後が、花言葉が不穏なことです。
日本でのほおずきの花言葉には
- 「偽り」
- 「私を誘って」
- 「浮気」
があり、西洋では「ごまかし」という花言葉があります。
これらの花言葉は、誤解や不和を生むことから、家庭内のトラブルや人間関係の悪化を引き起こすことを連想させます……。
たとえば、夫婦間の信頼関係が揺らいでいるときに、偽りを意味するほおずきの花を庭に植えていると、ますます不安定になってしまうかもしれません。
また、「ごまかし」を意味する花言葉があるため、何か問題が起きたときに、その問題をごまかそうとする人が現れ、ますます深刻化してしまう可能性もあるでしょう。
ほおずきを庭に植えてしまった場合のタイプ別対処法
「ほおずきを庭に植えてしまった場合のタイプ別対処法」がこちらの2つです。
- 家で不幸が起きている人
- 迷信や縁起は気にしない人
いまどのような状況か、またはどんな考えを持つのかによって対処法は異なります。
家で不幸が起きている人
ほおずきを庭に植えてしまった結果、家で不幸が起きている場合、まずは冷静に状況を把握しましょう。
ほおずきが原因であると断言する前に、他の要因が考えられる可能性もあります。
例えば、家族の健康状態や経済状況、人間関係などです。
もし、ほおずきを栽培してから家で不幸が起きたという場合には、以下の対処法を試してみることをおすすめします。
「ほおずきを引き抜く」
ほおずきを根こそぎ引き抜いてしまいましょう。
これによって、ほおずきが発するエネルギーが切断され、不幸の原因となる可能性が低下します。
「浄化する」
- 庭にお祓いの水を撒く
- セージを燃やす
- クリスタルを置く
などして、庭を浄化することで、ネガティブなエネルギーを払拭することができます。
「別の植物を植える」
ほおずきの代わりに、縁起の良い植物を植えてみましょう。
ただし、不幸の原因がほおずきでない場合には、これらの対処法が効果を発揮しないことがあります。
その場合には、専門家に相談してみることをおすすめします。
迷信や縁起は気にしない人
迷信や縁起を気にしない人にとって、ほおずきを庭に植えてしまったことは、たいした問題ではないかもしれません。
しかし、ほおずきには毒があるため、小さな子どもやペットが庭に出入りする場合は注意が必要です。
もしもほおずきを摘んで飾る場合でも、口に入れたりしないようにすることが大切です。
また、ほおずきを根こそぎ取り除くこともできますが、その際には十分に手袋を着用し、根元までしっかりと掘り起こす必要があります。
迷信や縁起にこだわらなくても、自然や周囲の人々に配慮した対処法を取ることが望ましいでしょう。
ほおずきを庭に植えても良い(植えるべき)2つの理由
ほおずきを庭に植えることによって、以下の2つの良い効果も得られます。
魔除けになる
ほおずきは昔から邪気を払う効果があるとされてきました。
特に赤い実が成熟した秋には、お盆やお彼岸の時期に玄関先や庭先に飾られます。
このように飾ることで、家に不浄なものを遠ざけ、家族の健康と幸福を守ると信じられています。
また、ほおずきの鮮やかな色合いは、邪気を見つけ出す力があるとされ、魔除けの効果を高めているともいわれています。
お盆に先祖が帰ってくるための目印になる
ほおずきは、日本のお盆に欠かせない装飾品のひとつです。
お盆は、先祖の霊が一時的に戻ってくる日。
お盆の期間中に戻ってくる先祖の霊が家に帰って来れるように、お墓には灯篭を灯し、家にはほおずきを飾る風習があります。
ほおずきは先祖の霊を誘導する目印として、玄関先や庭先に飾られ、先祖を迎えるためのお祭りの雰囲気を演出します。
また、ほおずきの赤い実は、先祖が帰ってきた際にその存在を感じられるように、強い印象を与える役割もあります。
ほおずきを庭で安全に育てる鉄則
ほおずきは全草に有毒成分を含んでいますので、庭で安全に育てるためには以下の鉄則があります。
植える場所を慎重に選ぶ
ほおずきは家畜やペットが食べたり、子どもが誤食すると危険です。
そのため、人や動物が誤って触れたり食べたりしないよう、植える場所はよく考えましょう。
子どもやペットが入り込めない場所や、目立たない場所に植えるのがおすすめです。
適切な手袋を着用する
ほおずきを植える際には、適切な手袋を着用しましょう。
特に、ほおずきを植えた後に手を洗わずに顔を触ったり口に手を持っていったりしないよう注意しましょう。
食べ物とは別に保管する
ほおずきの実や葉を摘んだ場合は、食べ物とは別に保管するようにしましょう。
また、子どもやペットが手の届く場所に置かないように注意しましょう。
以上の鉄則に従って、ほおずきを安全に育てることができます。
また、万が一誤って食べた場合は、すぐに医師の診断を受けることが重要です。
まとめ
ほおずきを庭に植えてはいけない理由について3つ紹介しました。
まず、ほおずきは毒があるため、子供やペットが誤食する危険性があります。
また、ほおずきの花言葉が不穏で、家庭でのトラブルを招きそうな予感があります。
さらに、ほおずきは縁起が悪いとされ、家に不幸を招くとも言われています。
このように、ほおずきを庭に植えることはある程度、危険であるということがわかりました。
庭に植える場合は、十分な注意を払い、安全に育てる知識が必要ですね。
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