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桜の木を庭に植えてはいけない11の理由|巨大化し家の基礎を破壊する恐れ

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桜の木を庭に植えてはいけない11の理由

桜の木を庭に植えてはいけないって本当ですか?

事情通
事情通

広大な庭を持つ豪邸は別として、標準的な広さの庭では植えるのを断念すべきです。

日本人が最も好きな花といっていい桜。

でも、意外と庭に植えている人は少ないですよね。

庭でお花見できたら最高なのに「なんでだろう?」と不思議に思いませんか?

実は専門家の間では「植えてはいけない樹木」なのは常識なんです。

そこで、ここでは

  • 桜の木を庭に植えてはいけない理由
  • 桜の木を植えていい庭の条件
  • 一般家庭で桜を楽しむ育て方

などをご紹介します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

田舎の実家の庭に山桜が植わっている私が解説しますね。

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桜の木を庭に植えてはいけない11の理由

桜の木を庭に植えてはいけないと言われるのは、以下の理由からです。

  1. 枝が大きく横方向に伸びるから
  2. 根が家の基礎を傷めるから
  3. 土地の養分を独り占めするから
  4. 葉や枝が日差しを遮るから
  5. 散った花や落ち葉の掃除が大変だから
  6. 害虫が大量に発生するから
  7. 剪定には専門知識が要るから
  8. 「散る」=「不吉なイメージ」があるから
  9. 花の色の変化が「心変わり」を連想させるから
  10. 「樹の下に死体が埋まっている」のイメージが強いから
  11. 家相学では縁起が悪いとされているから

11個もあるなんて、よっぽどですね。

多くが明らかな実害であり、残りはイメージや縁起など信じるに値しない理由です。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

では、あなた自身はどう思うか確認してみてください。

枝が大きく横方向に伸びるから

桜(ソメイヨシノ)の樹高は10m~15mほどですが、まるで傘のように枝が横に大きく広がります。

その幅は、半径5m、直径で言えば10mもの範囲に枝を広げます。

そのため、庭の外の道路へ飛び出したり、隣家に庭へ張り出す恐れがあります。

しかも昔から「桜を切る馬鹿、梅を切らぬ馬鹿」のことわざがあるように、桜の木を切るのははばかれる行為。

そのまま手を付けずに伸び放題にする人も多く、伸びすぎた枝を途方に暮れて眺めて

桜の木なんて庭に植えてはいけないわ

なんて溜息をついてしまうんですね。

根が家の基礎を傷めるから

街路樹の桜が歩道のタイルをボコッと持ち上げている場所を見たことがないでしょうか?

事情通
事情通

これは「根上り」という現象。

桜の根は地表の近くの浅いエリアを伸びる性質があり、そこに地面を覆うタイルなどがあると呼吸ができなくなります。

そのために下から持ち上げてしまうんですね。

もし、そこに家の基礎があったらどうなるでしょうか?

そう、基礎を傷つけてしまう恐れがあるんですね。

※桜の根本を踏んではいけないのも、これが理由です。

土地の養分を独り占めするから

桜の葉には、クマリンという毒素が含まれています。

秋に枯れた葉が落ちるとクマリンが地面に染み込んで作用し、桜の周囲に他の草花が生えるのを阻害します。

こうして周囲の土地の養分を独り占めするんですね。

ですから、桜を植えると周囲には他の植物は育ちにくくなるわけです。

※クマリンの毒は人体には影響がありません。

葉や枝が日差しを遮るから

大きく枝を張った桜の木は、圧巻の美しさ。

しかし、たくさんの葉をつけた枝が張り出すと、その下は日陰に。

葉や枝が日差しを遮るせいで、他の樹木は育ちにくくなります。

また、住宅の窓を覆ってしまうと採光を阻害し、家の中が暗くなってしまうでしょう。

散った花や落ち葉の掃除が大変だから

桜の花が散ると、地面が淡いピンクに色づくほど。

それだけ大量の花びらが落ちる証拠です。

さらに秋の終わりはもっとやっかいなことに、枝についた葉がすべて散り、枯れ葉となって舞います。

桜は落葉樹なので仕方ありませんが、その掃除は毎年大変な手間になるんですよ……。

害虫が大量に発生するから

桜は花が散って葉桜の季節になると、大量の害虫がやってきます。

代表的な害虫の種類がこちら。

  • 毛虫(ドクガ・モンクロシャチホコ・マイマイガ等)
  • コガネムシ(クロコガネ・ヒメコガネ等)
  • カミキリムシ(ゴマダラカミキリ・ウスバカミキリ)

私も子供の頃に親から

桜の木の下では遊ばないように

と口酸っぱく注意された記憶があります。

もし庭に桜の木を植えたら、下を通ると頭に上に落下してきたり、洗濯物についてくるなどの被害は容易に想像できますね……。

剪定には専門知識が要るから

「桜を切る馬鹿、梅を切らぬ馬鹿」とはいうものの、実は桜も適度な剪定をしたほうが成長の手助けになります。

ただ、桜は剪定に弱い性質があり、むやみにばっさりカットすると枯れてしまう恐れも……。

また、時期を間違うとせっかくの花が咲かない原因にも……。

そのために「桜を切る馬鹿」のことわざが生まれたとも言われます。

桜の木にダメージを与えずに剪定するには

  • 剪定する時期(タイミング)
  • 切り傷の処置(腐敗防止策)

などが必要です。

今ならネットから簡単に知識を得られますが、素人が見様見真似で行うのは若干のリスクがあるでしょう。

かといって業者に頼むのもコストがかかります。

この点がネックで桜の庭植えを断念する人もいるはずです。

「散る」=「不吉なイメージ」があるから

桜は咲いてから約2週間ほどでパッと散ってしまいます。

この「散る」様子が

  • 戦場に散る(命を落とす)
  • 受験に散る(不合格になる)

などを不吉なイメージを想起されることから、戦中・戦後や受験生のいる家庭では桜の木は避けられてきました。

咲き終わったらさっと散る潔さ(いさぎよさ)は良いイメージもありますが、儚く散ってしまう悪いイメージに反転して受け取る人もいます。

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花の色の変化が「心変わり」を連想させるから

桜の花は開花したころは美しいですが

  • 散り際に近づくとだんだん色が褪せていく
  • 散った後は急激に色褪せる

桜のこんな「色」の変化から、江戸時代には縁起が悪いとされていました。

そのため桜の季節に結婚式を挙げることも、お見合いや婚礼の席で「桜湯」を用いることもありませんでした。

桜湯とはこんな日本的な美が詰まった特別な飲み物のことです。

庭に桜の木を植えると

  • 夫(妻)の浮気
  • 良い子だった子供が不良へ走る

などの「心変わり」を招く……なんて捉える人がいるのかもしれません。

「樹の下に死体が埋まっている」のイメージが強いから

作家の梶井基次郎が書いた『櫻の樹の下には』という短編小説があります。

戦前に出版された古い作品なので、ご存知無い方も多いはず。

この小説で、櫻の花が美しいのは

樹の下(根本)に死体が埋まっているせいだ

と主人公の「俺」が想像するんですね。

この小説を読んだことがない人にも上記のフレーズは有名で、心の何処かで

桜の木はおそろしい、気味が悪いから庭に植えたくない

と感じてしまうようです。

たしかに夜に街灯に照らされて妖しく光る桜は、ちょっと不気味に見えることもあります。

家相学では縁起が悪いとされているから

「家相学」とは、間取りや方位から、その家が持つ運を鑑定する占いです。

この家相学において、桜の木を家庭の庭に植えるのは縁起が悪いとされています。

ただ、この説の根拠を調べてみましたが、一般の人が「そうらしい」と語っているだけ。

専門家の話や書籍などに記された確かな根拠は見つかりませんでした。

あくまでそういう説があるというフワッとした悪い噂ですが、人間ってこんなささいなことでも心に引っかかるものです。

桜を植えて良い庭と家の条件

桜は周囲10mほど枝を広げ、根も浅いところに大きく広がって伸びます。

そのため、桜を植えられる庭と家は限定されます。

  • 広い庭
  • 隣家との間隔が広い家
  • 周囲に隣家がない家

残念ですが現在の日本の一般的な家屋の庭では、桜を植えるのは不可能ということです。

狭い庭で桜を楽しむ方法

日本で広い庭を持ってる人は、ほんのわずか。

隣家と隙間なくギチギチにくっついた住宅に住んでいる人が大半ですよね。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

私ももちろん、その一人。

とはいえ、桜を自宅で育てたいという夢は捨てきれない……。

そんな場合には以下の方法があります。

小型の品種を選ぶ

ソメイヨシノや山桜などは大きく育ちますが、桜の品種のなかには小型のタイプもあります。

  • 庭桜(ニワザクラ)
  • おかめ桜
  • 十月桜(ジュウガツザクラ)
  • 冬桜(フユザクラ)
  • 旭山桜(アサヒヤマザクラ)

これらは大きくならないタイプの桜であり、庭木に適しています。

ソメイヨシノの花とはちょっと感じが違いますが、違った良さがあります。

「桜が庭にある」という満足感は得られるはずですよ。

盆栽で育てる

極力リスクを抑えて桜を手元に置きたいなら、盆栽で育てるのが一番です。

病害虫が発生しても対処しやすく、花や枯れ葉のゴミ問題も一切心配なし。

もちろん、大きく育って手に負えなくなったり、家に損害を与えるリスクもゼロです。

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まとめ

桜の木を庭に植えてはいけない理由は11個もありました。

単に「イメージが悪い」とか「縁起が悪い」といった理由は、ただの迷信なので無視していいと思います。

でも、それ以外はリアルに害が生じるので、慎重に判断されてください。

軽い気持ちで植えてしまい、屋根より高く育ってしまうと、伐採しようにも高額のお金がかかるのが現実ですから。

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