喉仏のある男性って素敵ですよね。
しゃべっている時に上下している喉仏に目を奪われる女性も多いはずです。
私も気になります。(^^)
でも、女性でもたまに、喉仏かな?と思ってしまう喉の膨らみがある人いませんか?
女性に喉仏があるとは聞いたことがないですが、あれは喉仏なのかな?
気になったので調べてみました。
喉仏は女性には無いというのは本当?
私、喉仏は女性には無いと思っていました。
それが、調べてみると……実は、あるんです。
女性の喉仏の話を聞かないから、無いと思いがちですよね。
でも、喉を触ってみてください。
喉を触るとなんとなく他と違う固い部分、それが喉仏です。
喉仏とは「甲状軟骨」といい、声を出すための声帯がくっついていて、声帯を守っているんですね。
女性も男性もあるものですが、思春期を過ぎると分泌される男性ホルモンのせいで男性の声帯は長くなり、それにともなって喉仏がはっきり見えることが多いです。
逆に、女性はそこまで声帯が大きくなることがないので、ほとんどの人は目立ちません。
聖書に登場するアダムが禁断の果実であるリンゴを食べているところを神に見つかってしまい、リンゴを喉をつまらせてしまいました。リンゴが喉につまって出来た隆起を「アダムのリンゴ」と言うわけです。
アダムは男性ですので、西欧でも喉仏=男性というイメージが強いのですね。
女性なのに大きな喉仏がある理由
女性なのに大きな喉仏がある理由は、2つ考えられるんですよ。
1. 声帯が大きい
2. 喉が腫れている
1つめの「声帯が大きい」は体の構造が原因です。
声帯の発達にも個人差があり、声帯の長い人はそれを包む甲状軟骨、つまり喉仏も出っ張ってくるというわけです。
特に、やせていて首が長い場合は目立つことになります。
モデルさんに喉仏が出ている人が多いのはそのせいでしょうね。
そして2つめの「喉が腫れている」とはどういうことなんでしょう?
次でちょっと詳しく説明しますね。
女性の喉仏が目立つ裏にはこんな病気の可能性が……
喉仏が目立つ理由のひとつとして「喉が腫れている」ことも考えられます。
この喉が腫れている原因として、次の3つの可能性があります。
1. 甲状腺亢進症(バセドウ病)
2. 甲状腺の腫瘤(しこり)
3. 正中頸嚢胞
1つめの「甲状腺亢進症」とは、甲状腺からホルモンが過剰に分泌される病気です。(一般にバセドウ病と呼ばれます)
ホルモンが過剰に分泌されると体の新陳代謝が活発になり、一見元気そうに見えますが、じっとしていてもエネルギーを消費するので、食欲はあるのに体重は減退し、疲れやすく、動機が激しいといった症状があります。
そして、甲状腺が全体的に大きくなるという症状もあるので、ちょうど喉仏が出っ張っているように見えるのです。
2つめの「甲状腺の腫瘤」は、良性と悪性があり、良性だと「しこり」以外にこれといった症状はありませんが、悪性だといわゆる甲状腺がんです。
進行は遅く治りやすい部類のがんですが、手術などの治療が必要です。
3つめの「正中頸嚢胞」は聞き慣れないですよね。「せいちゅうけいのうほう」と言います。
喉と甲状腺を繋いでいた管が、成長とともになくなるはずなのに、そのまま残って袋状になってしまったものです。
大きさによっては手術も必要ですが、一度取ってしまうと再発はしません。
10万人に1人の確率でかかっているそうです。
喉仏ひとつで、こんな病気がわかるんですね。
声が低いのは喉仏があるせい?
女性の声が低いのと喉仏は関係があるのでしょうか。
これは……関係があると言えます。
弦楽器、例えばギターやバイオリンをイメージしてください。
弾く弦が長いと低音になり、指で押さえて短くすると高音になりますよね。
声帯も同じで、声帯が長いと低い声、短いと高い声が出るのです。
つまり、喉仏が出ているということは声帯が長いと言えるので低い声が出るというわけなのです。
【まとめ】声が低い女性は魅力的です
普段意識しない喉仏ですけど、声の高さがここで決まっているなんて、初めて知りました。
女性で喉仏が目立つのは、声が低いっていうのもありますけど、やせていて首が長いから余計目立つんですよね。
それに、声の低い人って、落ち着いていて、一言一言に重みを感じます。
声が低いからこそ歌える歌もありますしね。
私にはないものばかりで素直にうらやましいと思いました。(>_<)