傘のマジックテープを復活させる方法はこの3つ。
- ゴミを取り除く
- こすり合わせる
- アイロンを当てる
傘をまとめるバンドのマジックテープがつかなくなったことは誰でもありますよね?
私も去年、ある雨の朝に通勤電車の中で、持っていた傘がパラパラと開いてしまいました。
ラッシュアワーだったので電車は乗客で満員状態。
マジックテープのつきが悪いことには気づいていたんですが、そのまま使っていたのが原因です。
そんな状況で濡れた傘が開いてしまったので隣に立っていた男性のズボンが少し濡れてしまったんです……。
とても迷惑そうにジロっと睨まれて、何度も頭を下げましたが、本当に申し訳ない気持ちでした。
これはいけないと思い、それからすぐにマジックテープを復活させる方法を調べて実行したんですね
そしたら、これが意外とあっさり修理できちゃいました(笑)
ここではそんな私が実践した傘のマジックテープの復活させる裏技を【オススメ順】にご紹介します。
傘のマジックテープ復活の裏技【No.1】ゴミを取り除く
傘のマジックテープがくっつきにくくなる一番の原因は、マジックテープの接着面にゴミがついていること。
小さな正体不明のゴミ・ほこり・毛玉・髪の毛などが、マジックテープに溜まって、くっつかなくなります。
まずは、そのゴミをキレイに取り除きましょう。
マジックテープのゴミを取り除く方法
【手順1】 マジックテープの固いギザギザの面(フック面)と、柔らかいもじゃもじゃの面(ループ面)の両方にガムテープをつけたりはがしたりして、ゴミをくっつけて取る
【手順2】 手順1で取れなかったマジックテープの固い面(フック面)のゴミは、使い古した歯ブラシでこすって取る
【手順3】 それでも取れなかったゴミはピンセットでつまんで取る
もしピンセットが家に無い場合は、つまようじでゴミをひっかけるようにして取ることも出来ます。
※この動画をご覧になると「フック面」と「ループ面」というマジックテープの構造がよく分かりますよ♪
傘のマジックテープ復活の裏技【No.2】こすり合わせる
溜まったゴミを取り除いても復活しないときに試してほしいのがマジックテープをこする方法です。
マジックテープをこする方法
【手順1】 マジックテープの固い面と柔らかい面を片方ずつ持つ
【手順2】 摩擦を起こすように、マジックテープの両面をこすり合わせる
力技ですが、これが意外と効果的なんです。
くっつきが悪くなったら、一度、試してみて下さい。
傘のマジックテープ復活の裏技【No.3】アイロンを当てる
裏技1と2を試してもダメな時は、マジックテープの固い面(フック面)を温める方法をお試しください。
安全に温めるにはアイロンを使います。
マジックテープをアイロンで温める方法
【手順1】 アイロンの温度を「弱」に設定する
【手順2】 マジックテープの固い面(フック面)にアイロンを5秒ほど、軽く当てる
【手順3】 アイロンを外したら、すぐに、マジックテープの固い面(フック面)を柔らかい面(ループ面)にくっつける
この裏ワザは、フック面を温めることで、ギザギザを復活させます。
ただし、アイロンはくれぐれも低温で、ギュッと押し付けず、軽く当てるようにして下さい。
アイロンの代わりにドライヤーを使って温めてもいいですよ。
あきらめちゃダメ!傘のマジックテープは交換できる!
常勤の3つの裏技をしても傘のマジックテープが復活しない時は、残念ですが寿命です…。
でも、だからといってその傘を捨てないでください。
なんとマジックテープは自分で交換ができるんですよ!
手芸店や100円ショップに行けば、たくさんの種類やサイズのマジックテープを買うことが出来ます。(もちろん楽天市場などのネット通販でも)
|
縫いつけるタイプや、アイロンで貼って、簡単につけられるタイプもあります。
交換するやり方
傘のマジックテープを交換する方法を説明します。
用意するものはこちらの4つ。
- 交換用のマジックテープ
- 縫い糸
- 縫い針
- 糸きりばさみ
これらを用意したら傘のマジックテープを交換していきましょう。
【手順1】 くっつかなくなったマジックテープを糸きりバサミで固定してある「縫い糸」を切って、取り外します。
【手順2】 新しいマジックテープを取り外したマジックテープと同じ大きさ(長さ)に切ります。
【手順3】 古いマジックテープを取り外したところに、新しいマジックテープを縫い付けます。
傘は防水加工がしてあるので「貼るタイプのマジックテープ」は使えません。
ひと手間ですが、しっかりと縫い付けることで、再びきちんと傘を閉じられるようになります。
マジックテープを長持ちさせる3つのコツ
最後に、マジックテープを長く使うためのコツをご紹介しますね!
マジックテープを外す時に横にひっぱらない
横にひっぱって外すと、毛羽立ちがひどくなったり、ギザギザ面が潰れやすくなります。
使わない時はマジックテープをひっつけておく
マジックテープが外れていると、ゴミなどが付きやすくなります。
洗濯する時はマジックテープをひっつけてネットに入れる
マジックテープが外れた状態で洗濯すると、そこにゴミが付いてしまいます。
また、洗濯ネットに入れることで、ゴミやほこりがつきにくくなり、消耗も防げますよ。
まとめ
傘のマジックテープを復活させる裏技をご紹介してきました。
それが以下の3つの方法なんですが
- ゴミを取り除く
- こする
- アイロンを当てる
1つめの「ゴミを取り除く」方法から始めて、もしダメだったら2の方法、それでもダメなら3の方法の順番で試してみてください。
もしそれでもまったく復活する気配がないようでしたら、思い切ってマジックテープの交換を検討されてください。
いま私たちの生活にはなくてはならない存在のマジックテープ。
このマジックテープの原理が出来たのは、今からなんと約70年前の1948年。
あるスイス人が、犬の毛にからみついたゴボウの実を見て、不思議に思いました。
そこで、ゴボウの実を顕微鏡で見てみたら、実の先が「ループ状」になっていることに気づきます。
これがもとになって、マジックテープが開発されたそうですよ!
発明家の「なぜ?不思議だな」と思う発想って、すごいですよね~。
普通の人は「犬になんか実がくっついてるな…草むらでも入ったかな」ぐらいしか、思いません。
そんな好奇心旺盛な発明家さんのおかげで、便利なマジックテープを当たり前に手に出来ているんですね。
マジックテープをちゃんと手入れして大切に使いたくなりました。
ちなみにこの「マジックテープ」という名称は日本だけで通じるカタカナ英語なんですって。
英語圏ではVelcro(ベルクロ)というそうです。
子供がよく履くベリベリっと紐部分がマジックテープ式の靴を日本では「ベルクロ」と呼びますが、本来はあれはあの「ベリベリ」部分を指す名前だったんですね!
■この記事を読んだ人はこちらも読んでいます。
防水加工のない傘や靴は「防水スプレー」をすると水切りがよくなりますよ
⇒防水スプレーと撥水スプレーの違い【正しい使い方】革靴にはどっちが向く?
降水量1mmの雨ってどれくらいなのでしょうか?傘は必要なのでしょうか?
コメント