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ラズベリーを植えてはいけない理由【危険】地下茎と鋭いトゲ

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ラズベリーを植えてはいけない理由

事情通
事情通

ラズベリーを植えてはいけない理由は、繁殖力が強くトゲがあるためです。しかし、鉢植えにすれば、誰でも栽培を楽しめますよ。

生で食べても、ジャムにしても美味しいラズベリー(木苺)。

果実の見た目も愛らしく、庭の彩りとして一株欲しい人は多いでしょう。

でも、世間では「植えるのはやめたほうがいい」とも言われています。

そこで、この記事では

  • ラズベリーを植えてはいけない理由
  • 庭でラズベリーを安全に育てるコツ
  • ラズベリーを庭で育てるメリット

こんな情報をお伝えします。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

植物全般が好きで色んな草花を育てている私がご紹介しますね。

\あの草花や木も危ない!/ 庭に植えてはいけない植物ランキングを見る
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ラズベリーを植えてはいけない3つの理由

庭に植えたラズベリーの木

ラズベリーを植えてはいけない理由は、この2つ。

すでに苗を買ってしまった人、これから買う人はよく読んで、後悔しないように気をつけてください。

地下茎で増殖し庭を覆い尽くす

ラズベリーを植えてはいけない理由の1つ目が「地下茎で増殖し庭を覆い尽くす」ため。

ラズベリーは、一年で枯れてしまう「一年草」ではありません。

そもそも「草」ではなく「果樹」の一種で、樹高は1~1.5mになる低木。

冬になると落葉はしますが枯れることはなく、幹や根っこは生きています。

しかも!(ここが重要)、「地下茎」を伸ばして増殖するタイプなんですね。

この地下茎を通して、どんどん庭全体へと勢力を拡大していく恐ろしい侵略者なのです。

一度植えたら最後、旺盛な繁殖力で増え続け、やがて隣家の庭まで新芽を出したりとか……。

もちろん、日照や成長スペースを独占するので、他の草花・樹木の成長に悪影響を及ぼすのは火を見るより明らか。

また、非常に丈夫な部類の樹木で

  • 夏の暑さ
  • 冬の寒さ
  • 害虫の被害
  • 病気の被害

にも強いため、初心者にも育てやすく、それが仇となって勝手に枯れることはまずありません。

庭をラズベリー畑にしたくなければ、地植えにするのはやめたほうがいいでしょう。

するどいトゲがあって手をケガする

ラズベリーを植えてはいけない理由の2つ目が「するどいトゲがあって手をケガする」ため。

ラズベリーの幹には小さなトゲが無数に並んで生えています。

小さいトゲなんですが、触るとかなり痛みを感じますし、ぎゅっと握ってしまうと血が滲む場合も……。

また、衣服にひっかかると糸がほつれてしまうことも……。

ラズベリーは植えたらほうっておけるタイプではなく、以下の用事で何かと「触れる機会」が多い樹木です。

  • 剪定や除去するとき
  • 果実を収穫するとき

「トゲがある」という事前知識を持たずラズベリーを購入すると

こんな可愛い見た目なのに、どうして……

と後悔すること間違いなしです。

鳥や虫に実を食べられる

ラズベリーを植えてはいけない理由の3つ目が「鳥や虫に実を食べられる」ため。

人間にとって美味なラズベリーな実は、鳥にとっても美味。

甘く熟すまで収穫を楽しみにしていたのに、先に鳥に食べられてしまうことも。

ただ実を食べられるだけじゃなく、フンをしたり、鳴き声がうるさいなど二次的な被害が出る恐れもあります。

また、ナメクジなど虫に狙われる場合もあるので、実った果実を無事に収穫できるとは限りません……。

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ラズベリーを庭で安全に栽培する6つのポイント

ラズベリーのネガティブな側面ばかりを紹介してきたので、もう植える気持ちが半減しちゃったかもしれません。

しかし、ご安心を。

事情通
事情通

以下の6つのポイントにご注目ください。

これさえ守れば、ご家庭の庭(またはアパート・マンションのベランダ)でも安全に栽培できますよ。

苗の購入時に扱いやすい品種を選ぶ

ラズベリーには様々な品種があります。

ご家庭でコンパクトかつ安全に楽しめる品種といえば

  • 小型(矮性)の品種
  • トゲが無い品種

こういったタイプです。

ホームセンターや園芸店に並ぶ苗をなんとなくで選んでしまうのではなく、目的を決めて、それにあった品種を選ぶと育てやすいですよ。

※ラズベリーには、収穫が年1回(一季なり性)・収穫が年2回(二季なり性)があるので、収穫量で選ぶのもポイント。

小型(矮性)の品種

ラズベリーには小型の品種もあります。

矮性(わいせい)とも呼びますが、これは小形のまま成熟する品種を指します。

ラズベリーの小型(矮性)といえば

  • プチルビー
  • マイラビット

このような名前の品種。

どうしても収穫量は減ってしまいますが、鑑賞がメインだと割り切るならベストチョイスでしょう。

トゲが無い品種

ラズベリーにはトゲが全くない品種と、トゲが少ない品種もあります。

ラズベリーのトゲでケガをするのが心配……。

と感じる人は、こちらの品種が最適です。

  • グレンモイ(トゲ無し)
  • ラズベリーキャンバイ(ほとんどトゲ無し)

どちらも「一季なり性」(年1回収穫)の点は残念ですが、うっかり触って「イタっ!」を防げるのは安心ですね。

鉢やプランターに植える

地下茎を地面に伸ばさないため、また成長をコントロールしやすくするために

  • 鉢(素焼きでもプラスチックでも)
  • プランター(深め)

などを用意し、「鉢植え」で育てるのが最善策です。

用土はなんでもOK。

鉢植えで育てると繁殖を抑えられるだけでなく、ラズベリーにとって最適な日当たりの場所へ移動しやすくなる利点もあります。

※ラズベリーは1日中、サンサンと太陽が射す場所ではなく「半日陰」くらいがちょうどよいとされています。

土の地面に置かず皿やレンガの上に置く

せっかく鉢に植えても、植木鉢を土の地面に直接おいたら意味がありません。

鉢底から地下茎が飛び出して、地面へともぐってしまい、根を張り巡らせてしまいますから……。

それを防ぐには

  • コンクリート等の堅い地面に置く
  • 土の地面なら下に皿やレンガを敷いた上に置く

こうした対処が必要です。

子供が触れない高さや場所に置く

大人である私たちが子供に対して

ラズベリーはトゲがあるから触っちゃダメ!

と、いくら注意したところで忘れて触ってしまうはず。

しかし、鉢に植えておけば、子供の背が届かない高さの棚に置いたり、進入禁止エリアを作って、そこに避難させることも可能です。

子供の柔らかい手の皮膚では、トゲの鋭さでケガをする危険が大人よりも高いので十分気をつけたいですね。

ガーデンググローブでトゲから手を守る

ラズベリーの剪定や収穫をする際には、ガーデンググローブを用意しましょう。

ガーデンググローブとは、草花のトゲや毛虫などの害虫から手を守るための園芸用品。

軍手は目が粗いのでトゲが貫通しますが、ガーデンググローブならガードしてくれます。

また、ナメクジやミミズなど素手では触りたくない虫がいたときも安心!

ガーデニングを本格的にやる際には、ひとつ持っておいて損のないグッズです。


ラティスやポールに誘引してコンパクトに仕立てる

ラズベリーの枝・幹・ツルは放っておくと、縦横無尽に暴れるように伸びていきます。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

樹高は1.5mながら、それより高く伸びることも。

鉢植えにしたら小型のラティスやポールを立てて、そこに縛って誘引しましょう。

そして、定期的に剪定をしながらコンパクトに仕立てます。

こちらの動画は地植えですが、剪定の様子が参考になるはずです。

葉が落ちる12月~2月ごろが剪定のタイミングです。

ラズベリーを庭で育てるメリット3選

ラズベリーを庭で育てると、こんなメリットがあります。

収穫量が多くジャムに加工できる

ラズベリーの株が大きくなるほど、比例して収穫量は多くなります。

身をつけさせるのが難しい果樹もありますが、ラズベリーは初心者でも比較的簡単な部類。

やがては生では食べきれないくらい、収穫できるようになるでしょう。

そんなときはジャムに加工する手があるので、無駄に腐らせる心配も無用です。

生で食べられるのは自家栽培だけの特権

ラズベリーは傷みやすい果実のため、スーパーや果物店に出回ることはあまりありません。

そのため、生のラズベリーが食べられるのは家庭菜園で育てている人だけの特権!

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

摘みたてのフレッシュな果実が味わえるなんて、最高の贅沢ですね。

観賞用としても価値がある

ラズベリーの葉は他のベリー系と比べて、見た目がいいと個人的に思います。

また、実が付けば、それはそれは可愛らしい見た目に。

ただ、実の収穫を目的にするだけじゃなく、庭の彩りとしてもラズベリーの存在価値は高いですよ。

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まとめ

ラズベリーを植えてはいけないと言われるのは、この3つの理由からでした。

  • 地下茎で繁殖して庭を占領する心配
  • 茎に生えたトゲで怪我をする心配
  • 実を目当てに鳥や虫が寄ってくる心配

でも、鉢植えにしたり、品種をよく選んだり、道具を用意して対策すれば、すべての懸念は払拭可能です。

見て良し、食べて良しの果実を自宅の庭で楽しめたら最高!

私もさっそく今週末に買いに出かけようと思います。

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