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紅葉(モミジ)を庭に植えてはいけない6つの理由!欠点が?

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紅葉(モミジ)を庭に植えてはいけない6つの理由!欠点が?

事情通
事情通

紅葉を庭に植えてはいけない理由は、落ち葉が多く出ること、大きく育つこと、剪定が難しいなど管理に手間がかかる欠点が6つもあります。

日本の秋には欠かせない存在が、紅葉(モミジ)/椛。

古寺など名所で赤く染まるモミジに目を奪われ、自宅の庭に植えたいと熱望する人は跡を絶ちません。

紅葉は種類が多いですが、庭木としては「イロハモミジ」と「ヤマモミジ」が人気。

しかし、一部ではどれも「庭には不向きな樹木」との声も……。

そこで今回は

  • 紅葉を庭に植えてはいけない理由
  • 紅葉を庭で育てるコツ
  • 紅葉を庭に植えるメリット

を解説します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

生まれ育った家の庭に紅葉があり、昔から馴染みがある私がお届けします。

紅葉(モミジ)は楓(カエデ)とも呼ばれ

  • 葉が小さい/切れ込みが深い/切れ込みが5つ以上→紅葉(モミジ)
  • 葉が大きい/切れ込みが浅い/切れ込みが3つ→楓(カエデ)

といった様々な分類上のルールがあるものの、この記事では紅葉(モミジ)の名称で統一します。

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紅葉を庭に植えてはいけない6つの理由

紅葉を庭に植えてはいけないと言われる理由が、この6つです。

  • 落ち葉の掃除が大変だから
  • 樹高が高くなるから
  • 剪定が素人には難しいから
  • 乾燥に弱いから
  • 害虫がつきやすいから
  • 場所によっては綺麗に紅葉しないから

「縁起が悪い」といった見方はありませんが、紅葉を植える実害や欠点はそれぞれ小さな点ながらけっこうたくさんある印象です。

では、ひとつずつ見ていきましょう。

落ち葉の掃除が大変だから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のひとつめが、「落ち葉の掃除が大変」なため。

目を楽しませてくれる紅葉した葉は、秋の終わりには風に吹かれて一枚、また一枚と地表へ落ちていきます。

苗木で植えてから数年はまだ小さいからいいものの、大きく成長するにつれて落ち葉の数は加速度的に増えることに……。

自宅の庭ならまだしも、隣家の庭や道路まで飛んでしまうと迷惑をかけたり、ご近所トラブルの原因になることもありえます。

樹高が高くなるから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のふたつめが、「樹高が高く育つ」ため。

事情通
事情通

庭木に好まれるイロハモミジの場合、樹高は5m~7mほど。

もし一切、剪定など成長を抑える作業をしないで放置すると見上げるほどの大木に育ちます。

その点から、あまり手をかけたくない(剪定は苦手)、業者に有料で選定してもらうのはイヤという方は要注意の樹木でしょう。

剪定が素人には難しいから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のみっつめが、「剪定が素人には難しい」から。

紅葉の剪定は時期の選択から樹形を整える点など、知識がないと失敗しやすく、難易度が高い部類だとされています。

細かい枝が多くて、どれを切ったらいいかわからない……

なんて悩む人がたくさんいらっしゃいます。

乾燥に弱いから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のよっつめが、「乾燥に弱い」ため。

紅葉は水を好むタイプであり、水が足りないと枝が枯れてしまうなど残念なことになります……。

特に日当たりの良い場所では

  • 葉焼けする
  • 葉っぱが丸まる

といった変化が見られたら、水不足のサインです。

害虫がつきやすいから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のいつつめが、「害虫がつきやすい」ため。

紅葉につきやすい害虫は以下の通り。

  • テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)
  • カイガラムシ
  • アブラムシ

特に注意が必要なのがカミキリムシの幼虫であるテッポウムシ。

紅葉の木の幹に穴を開けて侵入し、木の中身を食べていきます。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

やがて幹はスカスカになり、強風で折れたり、そのまま枯れてしまうことも……。

場所によっては綺麗に紅葉しないから

紅葉を庭に植えてはいけない理由のむっつめが、「場所によっては綺麗に紅葉しない」ため。

紅葉(モミジ)が真っ赤に紅葉するには、気温の寒暖差が必要。

しかし、人間が住む平野部や都市部では、高度が高い山地のような「朝の気温が低く、日中は高くなる」といった大きな変化はありません。

そのためにせっかく植えたイロハモミジも、綺麗な紅葉を見ることができないケースも多々あります。

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紅葉を庭で育てるコツ

それでも紅葉を庭で育てたい方のために、知っておくと役立つコツを4つご紹介します。

  • 「株立ち」を選んで植える
  • 隣家や道路との際(きわ)に植えない
  • 乾燥しにくい場所に植えて水やりを忘れない
  • 定期的に剪定作業をする

「株立ち」を選んで植える

紅葉の苗木には「株立ち」と「一本立ち」があります。

種類 形状 メリット
株立ち 根本から複数の幹が伸びたもの 樹高が抑えられる
一本立ち 根本から一本の幹が伸びたもの

一本立ちの紅葉は樹高が高くなるため、日本の狭い庭には不向きです。

株立ちの紅葉なら3mほどの樹高に抑えられるため、邪魔にならず、また落ち葉の枚数も減るため管理がしやすくなります。


隣家や道路との際(きわ)に植えない

紅葉を隣家との境界や、道路に接する場所(塀際)などに植えると、落ち葉がそちらで飛び込みやすくなります。

落ち葉トラブルを避けるには、紅葉を庭の中心か家側に寄せて植えるようにしましょう。

乾燥しにくい場所に植えて水やりを忘れない

乾燥を防ぐため、日陰の場所に植えるのがベストです。

ただ、水やりを忘れなければ、西日が当たる「一日中日当たりの良い場所」でも丈夫に育ちます。

通常は庭植えの場合、水やりは降雨にまかせれば不要ですが、植えてから夏場は2年間は乾燥しないように水やりをしましょう。

定期的に剪定作業をする

樹高の伸びをコントロールし、横への広がりを抑えるために定期的な剪定が必要です。

ただ、前述した通り紅葉の剪定は非常に難しい部類。

正しく剪定するには書籍を参考にするか、You Tube等で学んで知識を頭に入れてから行ったほうがいいですね。

紅葉を庭に植える2つのメリット

最後に紅葉を庭に植えるメリットを2つご紹介します。

夏は強い日差しを遮るが冬は遮らない

紅葉は落葉樹です。

春から夏の間は緑の葉が何百枚、何千枚と生い茂り、強い日差しを遮ってくれます。

窓の外に植わっていたら、室内の気温上昇を防いでくれるはず。

そして、秋になり紅葉した葉は最後にはすべて落葉し、冬の間は完全に裸木になります。

そのため、日光がありがたい冬の間は日差しを遮ること無く、室内に差し込んできます。

新緑や紅葉で目を楽しませてくれるだけじゃなく、一年を通して快適な暮らしをサポートしてくれるんですね。

日本人好みの花言葉が3つもある

紅葉の花言葉にはこんな日本人好みのものが3つもあるんです。

  • 節制
  • 遠慮
  • 自制

日本人の美意識や人間像にぴったりですね。

これは新緑の頃の紅葉が「ひっそりと身を潜めるよう」に佇む様子から付けられたと言われています。

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まとめ

紅葉を庭に植えてはいけないのは

  • 落ち葉の掃除が大変だから
  • 樹高が高くなるから
  • 剪定が素人には難しいから
  • 乾燥に弱いから
  • 害虫がつきやすいから
  • 場所によっては綺麗に紅葉しないから

という6つの理由からでした。

縁起が悪いといったふんわりしたものではなく、植えた人のみならず周囲の環境に悪影響を与えかねないデメリットもあるので、植える植えないを慎重に判断されてください。

ただ、私の生家には一年中、濃い紫の葉をしたノムラモミジがありましたが、特に親が世話に困っている様子はありませんでした。

この記事に書いた知識さえ知っていれば、問題なく育てられると思いますよ。

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