えべっさんの熊手の方角は東西南北のどれ?正式な飾り方と場所
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えべっさんの熊手の方角は東西南北のどれ?正式な飾り方と場所

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えべっさんの熊手の方角は東西南北のどれ?

えべっさんで熊手を買ってきたけれど、どの方角に飾るか分からない人が多いと聞きます。

関西では有名な「えべっさん(十日戎)」は毎年、今宮戎神社や西宮神社などでたくさんの人を集める関西の一大イベント。

しかし、関西ローカルなので関東の人に聞いても「何それ?」状態だったりします。

私は関東圏の人間なので、初めて熊手をもらったときに、そもそもどう飾ったらいいのかすら分からなかったんですね。

そこで今回は私みたいに、熊手に馴染みのない人に

  • えべっさんの熊手を飾る方角
  • 熊手の理想的な飾る場所
  • 熊手の飾り方の注意点

などなど、くわしくご紹介します。

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えべっさんの熊手は方角をどっち向きにして飾る?

幸運や金運をかき集めるとされるのが、えべっさんの熊手。

毎年買ってきたり、貰ったりするけれど、毎年飾る方角で迷う人も多いのでは?

このえべっさんの熊手を飾る正しい方角は

⇒南向き、もしくは東向きが正解です。

しかもこの方角は、恵方巻を食べる方角みたいに毎年変わるわけではなく、毎年一緒。

「今年が南だから来年は北」という風に一年ごとに変わるわけではありません。

飾る向きを図にして表すとこのような感じになります。

部屋での熊手を置く向き

  • 北の壁に背を向けて熊手の正面を「南」の方角へ向ける
  • 西の壁に背を向けて熊手の正面を「東」の方角に向ける

このどちらかを選んでください。

これは神棚を置く向き(正面を向く方角)と一緒ですから、もし自宅(もしくは会社等)に神棚が供えてあれば、そこにえべっさんの熊手を飾ると良いでしょう。

節分の恵方巻きを食べるときに向く方角として、その年の「恵方」の方角は重要とされます。

しかし、恵方とは本来は「歳徳神」という、その年の福徳を司る神がいる方角のことを指します。

えべっさん(恵比寿様)は七福神のひとりですから、歳徳神とは直接関係がないため恵方の方角に飾る必要はないというわけです。

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えべっさんの熊手を飾る正しい場所

ミニ熊手

熊手の飾り方の基本は

⇒人の目線より高い位置に置いて飾ること

がポイントです。

そして熊手を清潔にし、表向きに角度を保ちます。

熊手を飾る場所で良いとされる場所を順番に並べると

  1. 神棚・仏壇
  2. 玄関
  3. 居間など人が多く集まるところ
  4. 家の中心
  5. 鴨居(かもい)=障子やふすまなど建具を開口部に渡す溝の部分
  6. タンスの上

という、この順番が正解です。

できれば縁起的に良いとされる場所に飾りたいですね。

神棚や仏壇がないお宅が多いとは思いますが(私の家がそうです)、そうであれば二番目に縁起が良い玄関にするといいですね。

えべっさんの熊手を飾る注意点

えべっさんの熊手を飾る際に気をつけたいのは

⇒熊手は「信仰対象ではない」ということ

なので、拝んだりするものではなく、お守り的な存在です。

熊手自体には「願いを込める」という意味があるのです。

あくまで行動力や運気を上げる縁起グッズであり、自分への頑張りをアップさせるものなのです。

だからといって叶わない思いがあったとしても、今後の頑張りのために必要な応援グッズでもあるので、粗末にしてはいけません。

方角を守って慎重に綺麗に飾り、心を込めて作られたものですから大事に扱いましょう。

家や会社での熊手の取扱い注意点

いくら信仰対象になっていなくても、ゴミ箱の近くや、物に挟むように置いたりすることは、明らかに粗末な扱いですよね?

何でも大事に扱うことが大事ですし、願う想いがあるからこその熊手なので、大事に扱いましょう!

会社や自宅などで見かけたら

⇒方角を変えないで、いつも綺麗にしておく

これを心がけてください。

ホコリをかぶったりしたらせっかくのご利益が逃げてしまいますよ。

そもそも熊手とは?

そもそも熊手とは、枯れ葉や干し草をかき集めたりする農具/掃除道具でした。

その「かき集める」用途や、ワシが獲物(福)を掴んで離さない形に似ているところから、幸運や金運を招き寄せ離さないという意味で「商売繁盛の縁起物」として飾られるようになりました。

最初は幸運や金運を願うだけでしたので、商売人からを集めました。

それから時代が移ろうにつれて様々な縁起物が付けられるようになり

  • 家内安全
  • 恋愛成就
  • 健康

など様々な願いにも対応するように変化。

そのため商売人以外の一般の人にも愛されるようになり、現在の十日戎の賑わいへとつながっています。

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まとめ

えべっさんの熊手の方角についてまとめてきました。

あらためて要点をまとめると

  • えべっさんの熊手は東か南の方角に向けて飾る
  • 神棚や鴨居など人の目線より高い位置に飾る
  • 飾る方角は一年ごとに変わらない(毎年固定)

このようになります。

私が会社で見かけた時には、まだ若かったので、方角があったことなどは知らなかったですね……

その時、会社では商売繁盛の想いを込めた熊手が飾ってあったんでしょう。

熊手のあの形には「幸運などをかき集める」意味が込めてあるとは、なかなか風習って凄いと思います

さて、企業や個人で縁起物として購入し、綺麗に手作りで作られた熊手に関心を抱いたでしょうか?

ひとつひとつ心を込めて作られた熊手を正しい方角に飾って金運も健康運もアップさせたいですね。

風習・習慣
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