スポンサーリンク

かしこの手紙での使い方|女性しか使えない?頭語は拝啓でOK?

プロモーションが含まれます

手書きの手紙

日本には手紙を書くときに美しいルールがあります。

手紙の書き出しと結びの言葉が決まっているんですよ。

頭語が拝啓だと結語は敬具、前略だと早々…、何となくご存知ですよね。

その手紙の言葉のなかで「かしこ」という結びの言葉があります。

この言葉には特に細かいルールがあるんですよ。

そこで今回は

  • かしこの手紙での使い方
  • かしこの意味と由来
  • かしこを使った手紙の書き方

を解説します。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「かしこ」の手紙での使い方

結びの言葉(結語)である「かしこ」は、「こんなとき」に「こんなふう」に使います。

【かしこの正しい使い方】

・主に女性が目上の人に手紙を出す際に使う

・書き出しは主に「拝啓」を使う事が多いが、基本的にどの書き出しの言葉(頭語)と組み合わせてもよい

・必ず頭語とセットで使う

・「あなかしこ」、「めでたくかしこ」など文章のレパートリーもある

簡単にまとめてしまえば、女性が目上の人に手紙を出す時の「結語」として使うというわけですね。

【女性限定の秘密】かしこの意味・由来

男性には「かしこ」と同じ意味で「恐惶謹言」という結語があります。

字面的にはちょっぴり怖いイメージですが、意味としては

相手を敬い最大限の謙譲の気持ちを表す

というかしこまった言葉です。

女性が同じ意味の結語を使うときに「恐惶謹言」よりも優しいイメージで、かな表記の「かしこ」を使うようになったそうです。

また、「あなかしこ」や「めでたくかしこ」などのレパートリーもあるんですよ。

女性ならではの柔らかい物腰で謙遜と相手への敬いの気持ちを表すのにぴったりな言葉ですよね。

【手紙は楷書で美しく書きたいですよね。基本的な漢字の「型」が学べます】

スポンサーリンク

「かしこ」はここに!正しい手紙の書き方

日本の手紙の書き方は下記のようなフォーマットに当てはめて書く事ができます。

この順番を間違えずに書けば自然と「かしこ」も正しく使えますよ!

【正しい手紙の書き方】

1.頭語
「拝啓」「前略」などの書き出しを最初の1行目に書きます。

2.前文
季節に合わせてその時期らしい言葉を書きます。

例)新緑のまぶしい季節になってまいりました 等

前文は、親しい間柄なら省略することができます。省略するときは頭語を「前略」とします。

3.主文
その手紙で伝えたい内容を書きます。

4.末文
締めくくりの文章を書きます。

例)まだまだ朝晩は冷え込みますのでどうぞお体を大切にお過ごしください 等

5.結語(かしこはここに!)

頭語の対になる言葉を書きます。「拝啓」なら「敬具」、「前略」なら「早々」が主な対の言葉です。

「かしこ」もここに入る言葉ですが、「かしこ」はどの頭語を置いても使えます。

6.後付
手紙を書いた日付や署名、住所等と、誰に宛てた手紙なのかを記します。

7.追伸
主文とは関係のない追記事項があればここに書きます。

こうして書き出すと堅苦しいイメージですが、一度流れを覚えてしまうと簡単に美しい流れの手紙が書けるんですよ。

このような手紙が書ければ目上の方のお礼状をしたためても喜ばれそうですね。

スポンサーリンク

まとめ

メールやライン等の簡単なメッセージをすぐに送れる時代だからこそ、言葉をゆっくり選んで、相手を思う手紙を書く時間は大切だと思います。

そんなとき、きちんとマナーを守った美しい手紙を書く事ができるととても喜ばれます。

ぜひ手紙のマナーを身につけて、お礼状や、季節のご挨拶など、手紙を書く機会を増やしてみてくださいね。

もらう相手も、送るあなたも、感謝の心や季節の美しさなどに気づいて心が柔らかくなると思いますよ♪

常識・マナー
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

error: