初午祭の読み方とお供え物。意外なアレを用意する意味とは?

2019/12/03

初午祭の稲荷神社

まだまだ寒い2月の始め。

家の近所の神社には「初午祭」という赤いのぼりが立ち、神社のいつもは厳かで少し怖い感じのある境内が、賑やかに変化します。

ピンチの時にしか神様の存在を意識しない私たち家族ですが、楽しげな雰囲気に誘われ神社にお出かけします。

そして子供たちと一緒に屋台の食べ物やゲームをするのが楽しみ!

しかし、じつを言うと去年まで「初午祭」の読み方すら知らなかったんですね。

もちろん、どういう意味があるお祭りで、お供え物に何を用意するのかも知りませんでした……。

古い伝統があるお祭りながら、私みたいに知らない人が多いと思いますので、ここでは基本的な知識をまとめてご紹介していきましょう。

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初午祭の読み方

最初に「初午祭」の読み方は、正しくは「はつうままつり」と読みます。

「初午」だけの読み方は、当然ながら「はつうま」になります。

※「はつうまさい」と読まない点にご注意ください。

初午祭のお供え物

いなり寿司

次は、初午祭のお供え物について解説していきます。

初午祭のお供え物といえば「お赤飯」や「お団子」もポピュラーなんですが、代表的なものといえばこの2つになります。

  • 油揚げ
  • いなり寿司

どちらも「油揚げ」に関係した食べ物ですが、どうして油揚げなのでしょう?いなり寿司は稲荷神社と関係があるのでしょうか?

そこにはこんな秘密があるんです。

初午祭が行われるのは稲荷神社であり、その神様のお使いが「狐」なんですが、狐の好物は油揚げといわれていますよね?

そして、稲荷神社の神様は「農耕の神様」です。

そこで、その神様のお使いである狐の好物「油揚げ」に、農耕の神様の象徴である「お米」を詰めた「いなり寿司(稲荷寿司)」をお供えするようになったというわけなんです!

いなり寿司は稲荷神社の神様とお使いの狐の好物が合体したお寿司なんですね♪

初午祭の意味

伏見稲荷大社

「うま」が付くので干支の午に関するお祭りかと想像する方も多いと思いますが、実はまったく違うんです!

初午祭が行われる神社は「稲荷神社」であり、稲荷神社といえば「狐(きつね)」がトレードマークですよね?

しかしだからといって神様自体が狐なのではなく、「神様のお使い」が狐なのですね。神社の入り口にある像がそれです。

ここは確認しておかないと勘違いしてしまいそうです。

この初午祭は遠い昔、初午の日に京都の伏見稲荷近くの山に神様が降り立ったことを記念して開かれるようになりました。

そもそも「初午」ってナンのこと?

最後には「初午」という言葉についてご説明しましょう。

年賀状には「今年は○○年!」といって干支の絵を描いたりしますよね。

実は年だけでなく、月や日にも干支は割り当てられているんです。(一部のカレンダーには「その日の干支は何か」書かれているものもあります)

あまり意識することはありませんが、私たちは毎日違う干支の日を過ごしているのですね。

旧暦の時代のお正月は2月にありましたから、2月最初の「午」の日を初午と呼びます。

この初午の日に神様が降り立ったことを記念しているから「初午祭」と呼ぶんですね。

※午だけでなく、他の干支の動物も初○としてお祝いされているものもありますよ

【伏見稲荷大社では「しるしの杉」というものが用意されるそうです】

まとめ

ではあらためて今回の要点をまとめておきましょう。

まず初午祭の読み方は「はつうままつり」です。

そしてこの初午祭のお供え物は「油揚げ」と「いなり寿司」です。

油揚げは神様の使いであるキツネの好物で、それに稲荷神社の神様が農耕を司るところから中にお米を詰めていなり寿司にするんですね。

稲荷神社と言えば京都の伏見稲荷が有名ですが、日本にはなんと3万を超えるともいわれるほどたくさんの稲荷神社があるんですって。

どの神社も地元の人から愛され、親しまれてきました。

私たちのご先祖様は稲荷神社に豊作や商売繁盛、家内安全などをお祈りしてお付き合いしてきたのですね。

そんなことを考えているとあの甘辛く煮た油揚げでお米を包んだいなり寿司が食べたくなってきました。

稲荷神社といなり寿司の特別な関係を想いながら、初午には家族でいなり寿司を美味しくいただくのも幸せですね。

そして、初午祭で楽しませてもらった後には忘れずに稲荷神社の神様と狐さんにもいなり寿司をお供えしましょう!

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