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ドウダンツツジを庭に植えてはいけない4つの理由!毒の真偽

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ドウダンツツジを庭に植えてはいけない4つの理由

事情通
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ドウダンツツジは庭に植えてはいけないと言われる最大の理由が、「毒性がある」と信じられているためです。しかし、それは現在では誤解だと判明しています。

涼しげな枝ぶりと可憐な白い花が魅力のドウダンツツジ(灯台躑躅)。

シンボルツリーや生け垣に人気の樹木ですが、民家に植えるのは適さないとの声も……。

そこで今回は

  • ドウダンツツジを庭に植えてはいけない理由
  • ドウダンツツジを庭に植えるメリット
  • ドウダンツツジを安全に庭で育てる注意点

を解説します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

様々な植物を育てている私におまかせください。

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ドウダンツツジを庭に植えてはいけない4つの理由

ドウダンツツジを庭に植えてはいけないといわれるのは、この4つの理由からです。

  • 「毒性がある」との誤解から
  • 目隠しにはならないため
  • 落ち葉の掃除が大変&隣家に迷惑だから
  • 花の蜜に蜂や蟻が寄ってくるため

意外なデメリットもあるので、植える前にぜひ知っておきたいですね。

「毒性がある」との誤解から

ドウダンツツジを庭に植えてはいけない理由のひとつが、「毒性がある」と誤解されているため。

1980年代以前の資料では、しばしばドウダンツツジが有毒であるとされ、これが誤解を生む一因と考えられます。

しかし、現代の科学的な研究によれば、この主張には根拠がないとされ、ドウダンツツジから有毒な成分は見つかっていません。

事情通
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当然ですが、人や家畜、ペットに対する中毒事例も報告されていません。

「毒がない説」の根拠

信頼できるWikipediaに以下のような説明があります。

本種は古来より有毒であると言われ続けてきた。これは比較的近年まで続いていたことであり1980年代以前の植物図鑑などには本種を有毒とする表示のある物も多数存在した。しかし、実際の中毒事例は人は元より家畜やペットなどの動物を含めても全く報告事例が無く、さらに分子科学的解析が行われても該当するような物質が全く見当たらず現在では単なる迷信であり本種は無毒であると結論付けられている。

引用:ドウダンツツジ – Wikipedia

学校や公園にも植えられているので、危険性はないと断言していいでしょう。

なぜ毒があると誤解された?

ドウダンツツジに毒があると誤解された原因は、この2つだと考えれます。

  • 有毒で白い花をつけるツツジ科の植物に似ているため
  • 猛毒で知られるスズランの花に似ているため
海奈渡ナナ
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つまり「他人の空似」が原因なんですね。

目隠しにはならないため

ドウダンツツジを庭に植えてはいけない理由のひとつが、「目隠しにならない」ため。

庭と接する道路や隣家からの視線を遮る目的で、ドウダンツツジを生け垣に植える人も多いと思います。

しかし、ドウダンツツジは以下のような点から目隠しには適しません。

  • 落葉樹である(冬は葉が落ちて裸木になる)
  • 低木である(1~2m程度)

秋になると葉が紅葉したのち落葉し、冬の間は裸木になります。

また、背が高くならない低木なので境界の仕切りとしては、やや心もとない存在……。

ただ、ドウダンツツジは枝ぶりが密であり、ある程度育てば、落葉した状態でも目隠しになるという話もあります。

落ち葉の掃除が大変&隣家に迷惑だから

ドウダンツツジを庭に植えてはいけない理由のひとつが、「落ち葉の掃除が大変&隣家に迷惑」になる点。

ドウダンツツジの葉はひとつひとつが小さく、しかも大量に付きます。

それが紅葉を終えた後、一斉に地面に落ちることに……。

自宅の庭や道路の掃除が毎年大変という声は、ネット上でもたまに見かけます。

自分の家ならまだしも、それが隣家に吹き飛ばされると

お宅のドウダンツツジの落ち葉がウチにも入ってきて迷惑よ!

なんてご近所トラブルになる可能性も。

花の蜜に蜂や蟻が寄ってくるため

ドウダンツツジを庭に植えてはいけない理由のひとつが、「花の蜜に蜂や蟻が寄ってくる」ため。

ドウダンツツジの花が咲く頃には、その蜜を目当てに蜂や蟻がやってきます。

蟻はまだかわいいものですが、蜂はやっかい!

こんなふうにドウダンツツジの枝の中に巣を作られた……という報告も多数見受けられます。

滅多なことでは刺さないとはいいますが、小さい子供やペットがいる家庭では心配ですよね。

蜂の巣の撤去を素人が無闇に行うのは危険です。

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ドウダンツツジを庭に植える3つのメリット

とはいえ、ドウダンツツジを庭に植える人がたくさんいるのは、こんなメリットがあるためだと思われます。

  • 園芸初心者でも育てやすい
  • 新緑と花と紅葉が一年を通して楽しめる
  • 美しい「切り枝」として活用できる

園芸初心者でも育てやすい

ドウダンツツジは日本原産のため、日本の気候に適しています。

そのおかげで耐暑性や耐寒性には問題なし。

日当たりの良い場所に庭植えすれば、適度な肥料を与え、猛暑の時期だけ乾燥をさけるために水やりをすれば、基本的にほったらかしでOK!

園芸初心者でもまず枯らすこと無く、丈夫に育つ植物です。

しかも、それほど大きく育たないため剪定を頑張る必要はなし。

海奈渡ナナ
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手間がかかる欠点といえば、落ち葉の掃除くらいですね。

新緑と花と紅葉が一年を通して楽しめる

ドウダンツツジは、こんなスケジュールで一年中、庭を華やかにして見る人の目を楽しませてくれます。

  1. 4~5月ごろ:白い花と新緑の芽生え
  2. 11月上旬ごろ:葉の真っ赤な紅葉

冬には落葉して裸木になりますが、それも一年のサイクルのうちと思えば趣があります。

落ち葉掃除の手間がかかるものの、一年を通してほぼ変化がない常緑樹と比べると多彩な面が楽しめる樹木と言えますね。

美しい「切り枝」として活用できる

ドウダンツツジは「切り枝」として若い人にも人気があります。

日本原産の植物ながら、洋風の家のインテリアにも馴染む枝ぶりが好まれているんですね。

フラワーショップで買うと1本1,000円前後だそうですが、家の庭に生えているのを切って飾れば、コストは0円。

一本庭に植えてあれば、家の中でも楽しめるお得な存在と言えます。

ドウダンツツジを安全に庭で育てる注意点

ドウダンツツジをトラブルなく安全に庭で育てる注意点がこちら。

  • 隣家や道路との境には植えない
  • 鉢植えで育てる

隣家や道路との境には植えない

ドウダンツツジは生け垣に植える人も多いですが、そうすると隣家や前方の道路に落ち葉が飛び広がります。

特に隣家と密に接している住宅では、「境界」にドウダンツツジを植えるのは避けましょう。

できるだけ家に近いスペースに、落ち葉の飛散した様子をイメージして植えるようにします。

鉢植えで育てる

いっそ鉢植えで育てれば、地植えにした場合の数々のトラブルを避けるのが楽になります。

落ち葉が落ちる頃には、鉢植えを移動させて落ち葉の飛散を最小限に留めることが可能。

また、生育をコントロールしやすくなるため、蜂や蟻などの害虫から守るのも容易に。

伸びた枝の中にいつの間にか蜂の巣が……

なんて事態を未然に防げるでしょう。

フェイクグリーンで我慢するという選択肢も

ドウダンツツジのシュッと伸びた枝と小さな葉のシルエットが好きで、手元に置いて育てたいという「見た目目的」の人は、フェイクグリーンで我慢するという選択肢もアリ。

フェイクグリーンとは、本物そっくりに作られた「人工観葉植物」のこと。

玄関ポーチやダイニングに置くと、遠目にはまず偽物とは分からなくらいリアルな造りをしています。


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まとめ

ドウダンツツジを庭に植えてはいけないのは

  • 「毒性がある」との誤解から
  • 目隠しにはならないため
  • 落ち葉の掃除が大変&隣家に迷惑だから
  • 花の蜜に蜂や蟻が寄ってくるため

こんな4つの理由からでした。

毒があるとの誤解はいまだ根強く、当人(植える人)は平気だと思っていても、同居人や隣人からは嫌がられるかもしれません。

植える前に一言かけるなど、念のために確認をとったほうがいいでしょう。

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