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ツワブキを植えてはいけない4つの理由!毒性で食用不可?

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ツワブキを植えてはいけない4つの理由!毒性で食用不可?

事情通
事情通

ツワブキを植えてはいけない最大の理由は「毒がある」からです。

秋になると黄色い花を咲かせるツワブキ(石蕗)。

観賞用ではなく、食用として庭に植えたい人もたくさんいらっしゃるはず。

しかし、「植えるのは危険!」との声も……。

そこで今回は

  • ツワブキを植えてはいけない理由
  • ツワブキを安全に庭で育てる注意点
  • ツワブキを庭に植えるメリット

を解説します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

10代の頃からガーデニングが趣味の私にお任せください。

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ツワブキを植えてはいけない4つの理由

ツワブキを植えてはいけないと言われるのは、この4つの理由からです。

毒性がある

ツワブキを植えてはいけない理由の1つめが、「毒性がある」ため。

ツワブキには天然の毒性である「ピロリジジンアルカロイド」が含まれます。

ピロリジジンアルカロイドを摂取すると、以下の病気を引き起こす場合があります。

  • 肝臓障害
  • 発がん性(※動物実験の結果)

ツワブキ以外もピロリジジンアルカロイドを含む植物はいくつありますが、なぜそんな毒を持っているかというと、「動物に食べられるのを防ぐため」だと考えられています。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

つまり毒で自分の身を守ってるわけですね。

「口に入れちゃダメ!」と注意しても理解ができない幼児、または犬猫などペットがいる家庭では誤食するリスクが……。

ただ、鑑賞するだけなら危険はありません。

それに適切な方法でアク抜きをすれば、ツワブキの毒性を取り去って食用にできます。(くわしい方法は後述します)

また、以下のような記述も確認できました。

農林水産省が調査を行った結果、日本国内で食品中のピロリジジンアルカロイド類による健康被害は、これまでに1例も報告されていない[33]。

引用:ツワブキ – Wikipedia

ですから、それほど過敏に心配する必要はないかと個人的には思います。

繁殖力が強く勝手に増殖する

ツワブキを植えてはいけない理由の2つめが、「繁殖力が強く勝手に増殖する」ため。

庭の片隅に植えたはずが、気づけばどんどんと勢力を広げ、庭全体に広がっていくことも……。

ツワブキは以下の2つの経路から増殖します。

  • 地下茎
  • こぼれ種

地下茎

地下茎とは地中で伸びるタイプの茎のこと。

地下で私たちの目に触れずに伸びるため

こんなところから生えてきた!

なんて意外な場所にヒョッコリと芽を出します。

そこからまた範囲を広げ、また離れた場所へ……といった連続で次第に庭全体に広がっていくわけですね。

こぼれ種

ツワブキは花を咲かせた後、タンポポのような綿毛を付けます。

この綿毛(こぼれ種)が風に飛ばされて、そこで芽吹くと新たな株が誕生します。

自宅の庭だけならまだしも、隣近所にも飛散して勝手に増殖する恐れもあるでしょう。

葉が大きくて存在感を出しすぎる

ツワブキを植えてはいけない理由の3つめが、「葉が大きくて存在感を出しすぎる」ため。

事情通
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ツワブキの葉は大きいもので20cmほどになります。

樹高は最大で50cmほどですが、大きな葉が横に広がって展開するため、通路など人が通る場所に植えると邪魔に感じるかもしれません。

また、葉のデカさゆえに存在感が強烈で、他の植物との調和が取れないといった欠点もあります。

純和風のテイストで洋風の家には合わない

ツワブキを植えてはいけない理由の4つめが、「純和風テイストで洋風の家には合わない」ため。

ツワブキは日本を含め中国や朝鮮半島が原産の植物。

日本庭園に植えられるなど、見た目は「純和風」といって差し支え有りません。

ですから、昔ながら和風の家の庭には合いますが、今風の洋風の庭には違和感アリアリ……。

親に勧められて植えたけど、ツワブキはウチの庭には合わなかったな……。

なんて後悔する人もいるでしょう。

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ツワブキを安全に庭で育てる4つの注意点

いくつか問題点があるツワブキですが、以下の3点に気をつければ安全に庭で育てることができます。

子供やペットがいる場合は鉢植えにする

子供やペットは知らぬ間にツワブキを誤食する危険性があります。

子供やペットがいる家庭では、庭植えを諦め、鉢植えで育てることをお勧めします。

鉢植えなら子供やペットが触れられない場所に避難できますし、かつ、勝手に増殖することもありませんから。

区切ったスペースに庭植えする

地下茎で勝手に増殖するのを防ぐには、ツワブキを区切ったスペースに植えるのが安全策。

それには根っこが広範囲に広がるのを防ぐためのアイテム「根止め」の利用が便利です。

根止めで囲ったスペースにツワブキを植えれば、地下茎の進出をストップできるでしょう。


大きくならないように剪定する

ツワブキはそのまま放置すると、株自体がどんどん横に広がって大きくなりすぎます。

見た目にもうっとうしくなりますし、スペース的に邪魔にもなります。

定期的に剪定をすることが大切です。

種が飛ばないように花がらを摘み取る

ツワブキの花が終わると、綿毛が付き、風に乗って種が飛散します。

この種の飛散を未然に防ぐには、花が終わったら綿毛になるまえに摘み取ること。

つまり、花後の花がらの処理が大切なんですね。

自分の庭のみならず、周りの家に広げないためにも怠らないようにしましょう。

ツワブキを庭に植える4つのメリット

ツワブキを庭に植えるのは、こんな4つのメリットもあります。

寂しい秋~冬の庭に彩りになる

ツワブキの開花期間は、10月から11月にかけて。

その季節は他の植物の大半が冬に向けて、活動を停止します。

紅葉する樹木もありますが、花を咲かせる植物は希少ですよね。

ツワブキはそんな庭が寂しく見える季節に開花し、明るい黄色の花で私たちの目を楽しませてくれます。

アク抜きをすれば食べられる

ツワブキには毒があるため、生食するのは大変危険なので絶対にやめてください。

しかし、適切な方法でアク抜きをすれば、美味しく食べることができます。

こちらの動画のようにお湯で2分ほど茹でてから、水に3時間ほどさらしてアク抜きをしてください。

アク抜きをすると毒性が抜け、「きゃらぶき」や「おひたし」などの料理に利用ができますよ。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

花が愛でられて、茎も食べられるなんて一石二鳥ですね。

初心者でも育てやすい

ツワブキは日本原産なので、耐寒性も耐暑性も強いタイプ。

日本の夏の猛暑や、冬の寒さにも動じません。

それに多少の日陰でも育つため、庭の端っこの他の植物が育ちくい場所でもOK。

地植えならよほどの干ばつでなければ水やりも不要で、初心者でもまず枯らすことのない丈夫な植物ですよ。

花言葉が良い

ツワブキの花言葉がこちら。

  • 「謙遜」
  • 「愛よ甦れ」
  • 「困難に負けない」
  • 「先を見通す能力」

どれも素晴らしい言葉ばかり。

ツワブキの花が庭で咲いたら、ポジティブなパワーをもらえそうです。

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まとめ

ツワブキを植えてはいけないと言われるのは

  • 毒性がある
  • 繁殖力が強く勝手に増殖する
  • 葉が大きくて存在感を出しすぎる
  • 純和風のテイストで洋風の家には合わない

この4つの理由からでした。

一番気になるのはやはり「毒性」ですが、幼児や犬猫の誤植さえ気をつければ、大きな問題にはなりません。

剪定をし、増えすぎないようにコントロールすればどなたでも庭で楽しめる植物です。

ただ、家(庭)のテイストに合う/合わないは確実にあるので、頭の中でシミュレーションしてから植えるか、やめるか判断されてくださいね。

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