この前、近くの道路の舗装をしているのを見かけたのですが、あれはアスファルトかコンクリート、どっちをつかっているのかフト疑問に思いまして。
アスファルトとコンクリート、この2つの違いって何でしょう?
私は色と呼び名が違うだけじゃないの?と思っていました(-_-;)
気になって調べてみたら、意外な事実が・・・・
アスファルトとコンクリートの違い
アスファルトとコンクリートの違いを分かりやすくまとめてみました。
【アスファルトとは?】
主に炭化水素を元に作られた黒色の固体。(ドロドロの半固体の物もあります)
水と混ぜ合わせて乳化剤を加えて道路の舗装や建築材料・電気絶縁などに使われます。
【コンクリートとは?】
セメントに砂や砂利などを適当に加えて、水で練り混ぜたもの。色は主に白色。
主な用途は駐車場や塀などに使われます。
・色が違う・・・アスファルトは黒、コンクリートは白
・成分が違う・・・アスファルトは炭化水素、コンクリートはセメント/砂利
・用途が違う・・・アスファルトは道路、コンクリートは駐車場/塀
・寿命が違う・・・アスファルトは短い(10年ほど)、コンクリートは長い(20年ほど)
・コストが違う・・・アスファルトは安い、コンクリートは高い
・夏の暑さが違う・・・アスファルトは暑い、コンクリートは涼しい
・水はけが違う・・・アスファルトは水はけが良い、コンクリートは悪い
道路の舗装にはどっちが使われている?
道路の舗装はアスファルトとコンクリート、どちらが使われているかというと、
アスファルトが主に道路舗装で使われています!
その理由は、次の項目で明らかに!
なぜ道路にはアスファルトが使われるのか、その理由は?
では、なぜ道路の舗装にはアスファルトが使われるのか?
それは、アスファルトの素晴らしい特性が理由なんです!
アスファルトには
・施工後、数時間で使うことができる
・水を弾きやすい
・静音性が高い
といった特性があり、道路の舗装にはこれらがすべてメリットになるんです!
なるほど、経費が安く抑えられ・工事が早く終わると言うのは、長所ですね(*^▽^*)
ただし、アスファルトにも欠点があって、それは
温度管理が難しいこと
なんですね。アスファルトは50℃以下にならないと、道路の開放ができないのです。
夏は気温が高いため施工後のアスファルトの温度が下がりにくく、冬は気温が低くて固まるのが早いため手早くしないと無惨な姿にと、季節によって作業内容が変化して対応しないといけません(-_-;)
何だか人の肌の手入れに似ている気がします(-_-;)
【古いアスファルトを剥がして新しいアスファルトを敷くまでを高速再生】
ちょこっと余談!ミキサー車で運ばれるのはどっち?
ここで余談になりますが、ミキサー車で現場まで運ばれるのはどっち?という疑問が浮かんだので調べてみました!
その答えは、ずばりコンクリートです!
なぜかと言いますと、コンクリートは移動中も撹拌(かき混ぜる)をしないと、材料の骨材や水が分離してしまうので、均一に保つために必要な手間なのです!

だからああやってミキサー車でずっと回転させながら現場まで運んでくるんですね。
アスファルトとコンクリート良いところ・悪いところ
それではここまで分かったことを簡単にまとめましょう。
メリット:工事にかかる費用が抑えられる・温度が下がれば固まるのが早いので、数時間で使える・水を弾いて、タイヤになじんで静かに走行できる。
デメリット:温度管理が難しい・長く使うとへこみなどの凸凹ができやすい。
メリット:とにかく丈夫!厚く舗装されるので、そう簡単には壊れることもない。
デメリット:かかる費用が高い。補修工事の際、その丈夫さで直すのが大変(-_-;)
などなど、ただ色が違うだけではなかったんですね(笑)
特にアスファルトの温度管理の件は、冬も大変でしょうが夏の方がもっと大変そうだと感じました!
夏のアスファルトは灼熱地獄そのものですもんね(-_-;)
そう簡単には温度も下がらないので、まさに「焼け石に水」状態ではないでしょうか?