カスミソウの花言葉は怖いってホントですか?
いいえ、デマです。
カスミソウの花言葉は素晴らしくポジティブなものばかりです。
根拠のないウワサなので信じちゃダメですよ。
見た目は清楚で可憐なのに世間ではなぜか「花言葉が怖いんだって!」と敬遠されるカスミソウ。
そこで、ここでは
- カスミソウの花言葉が怖いと言われる理由
- カスミソウの色別・本数・英語の花言葉
- カスミソウの花束が最適なシーン
など、植物や花が大好きな私がお答えします。
カスミソウの花言葉は怖いとウワサされる理由
カスミソウの花言葉が怖いとウワサされるのは、お葬式の「枕花」として使われことが多いためです。
枕花(まくらばな)とは、お通夜に亡くなった方の枕元に飾られる花のこと。
カスミソウの花言葉のひとつに「感謝」があります。
その花言葉を意識してか、故人の家族・親戚・友人知人が「亡くなった方に感謝を伝える」ために、カスミソウが用いられるようになったそうです。
そんな事情を知らない人がお通夜やお葬式に参列した際に、飾られたカスミソウを見て
こわいな、不気味だな、嫌だな……
と「死」のイメージと結びつけてしまったのではないでしょうか。
つまり、カスミソウにとっては濡れ衣であり、デマであり、根拠のないウワサなんですね。
カスミソウ(全体)の花言葉
カスミソウには数種類の色が存在しますが、すべてのカスミソウに共通した花言葉からご紹介しましょう。
それが、こちらの5種類です。
- 感謝
- 幸福
- 無邪気・無垢
- 清らかな心
- 親切
まさに清楚で可憐なカスミソウのイメージ通り。
すべてポジティブで明るく、恐怖心を抱かせるようなネガティブなワードはひとつもありません。
「永遠の愛」はカスミソウの英語の花言葉
カスミソウの花言葉というと「永遠の愛」がもっとも有名ではないでしょうか。
しかし、これは英語版の花言葉であり、日本語版にはありません。
英語版のカスミソウの花言葉は、全部でこちらの3種類です。
- everlasting love/エバーラスティング・ラブ(永遠の愛)
- innocence/イノセンス(純潔)
- purity of heart/ピュアリティ・オブ・ハート(清らかな心)
エバーラスティング・ラブというと、なんだかエックスジャパンの曲名みたいですね(笑)
イノセンスは純潔・純真・無垢・無邪気。
最後のピュアリティ・オブ・ハートは、直訳すると「純度が高い心」。
つまり100%ピュアで純真な心という意味であり、平たく言うと「清らかな心」となります。
ちなみにカスミソウの英語名は baby’s breath(ベビーズ・ブレス)、赤ちゃんの吐息です(可愛らしい!)。
カスミソウの色別(白・青・ピンク)の花言葉
カスミソウは様々な色のバリエーションがあります。
各色別の花言葉を表にしてまとめてみました。
カスミソウの花の色 | 花言葉 |
白 | 清らかな心 幸福 感謝 無邪気 親切 |
青(水色) | 清い心 |
ピンク(赤) | 感激 切なる願い |
黄色 | 無し |
紫 | 無し |
どれも落ち着いた言葉ばかり・
でも、ピンク(赤)だけは温度が高いというか、熱いメッセージが込められているのは不思議です。
青・黄色・紫のカスミソウは存在しない!
青・黄色・紫のカスミソウは自然界には存在しない色なんですよ。
なんと、白いカスミソウを人工的に染料で染色したものなんです。
ですから、黄色と紫のカスミソウには、昔からの花言葉はありません。
青のカスミソウだけは人気があるせいなのか、歴史が長いのか分かりませんが、清い心という花言葉が付けられています。
カスミソウには花束や本数ごとの花言葉は無い
花は種類によっては「本数」によって花言葉が変わる場合もあります。
しかし、カスミソウは例外で本数で花言葉は変わりません。
あくまでカスミソウ全体と色ごとの花言葉を意識すればOKです。
ですから、花束にして贈る場合にも特に気にする必要はありません。
カスミソウの花言葉の由来
カスミソウの花言葉で由来が確認できるのは、こちらの2つだけ。
- 清らかな心:純白で汚れのない花姿から
- 感謝:バラとセットで花束にされるため
ちなみに和名の霞草の由来は、白い花がたくさん付く様子が「春の霞」に見えるためだと言われています。
カスミソウの花束を贈るのに最適なシーン
素晴らしい花言葉を持つカスミソウは、様々なシーンで花束にして贈るのに最適です。
例えば、こんなシーンがお勧め。
- プロポーズ
- 結婚祝い
- お世話になってる人の誕生祝い
- 退職の餞(はなむけ)
プロポーズは結婚祝いは「永遠の愛」から、誕生祝いや退職の餞別は「感謝」の意味を込めてですね。
まとめ
- カスミソウの花言葉に怖いワードはない
- 葬儀の供花(枕花)に使われるため悪い印象が付いた
- 感謝・幸福・無邪気・清らかな心・親切など良いワードばかり
- 本数で違いはないので花束にしても影響なし
他の花の引き立て役として使われることが多く、控えめな印象が強いカスミソウ。
その見た目通り、純粋無垢の象徴のような花です。
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