新しいお米は水を吸いやすいから、水は控えめにするのは常識。
それを守って古いお米より少ない水加減で炊いていたんです。
しかし、それでも炊きあがりがベチャベチャになってしまうことも……。
同じ条件で炊いてるのになぁ……どうしてだろう?
助けを求めて母親に聞いてみたところ、じつは新米には正しい水加減というのがあると判明。
そこで今回は
- 新米がべちゃべちゃにならない水加減
- 新米の美味しい炊き方のポイント
をご紹介します。
主婦歴ウン十年の母直伝なので、炊きあがりは保証済みですよ。
新米がべちゃべちゃにならない水加減
「新米は水を控えめに」は正しい意見なんですが、具体的にどれくらい控えれば良いかわかりませんよね。
母曰く新米にベストな水加減は、普通の水分量に対して2~5%減らす!
「気持ち少なめ」というのがベストな水の量ってわけです。
私の感覚では、通常の水加減の目盛りより1mmくらい減らすくらいがちょうどよい感じです。
専門家の意見は「一緒でOK」
ただ、お米の専門家に言わせると
新米の水加減は古い米と一緒で良い
そうなんですね。
こちらの動画でもそう解説されています。(7分ごろから水加減について触れています)
最近のお米は品質管理がきちんとされているので、新米と古いお米ではそれほど水分量が変わらないそうです。
なので昔ほど、普段のお米の水分量から極端に少なくする必要は無いそうですよ。
ちなみにお米が「新米」として販売される期間(基準)については新米の表示はいつまで許される?誰も知らない基準の期間とはをご覧ください。
新米の美味しい炊き方2つのポイント
お米の浸水時間
お米を美味しく炊くには「浸水時間」も大きなポイントになります。
新米は大体30分から2時間ほど浸水させると美味しく炊けるんですよ。
浸水時間を調節することで、お米の「固い・柔らかい」を調節することができます
中心まで浸水せずに炊きあがるので、やや固めのさっぱりとした炊きあがりになります。
中までしっかり浸水しているのでしっとり柔らかな炊きあがりになります。じっくり浸水した方がふっくらと甘みのあるご飯に炊きあがりますし、冷めても固くなりにくいので、余裕があれば2時間たっぷり浸水した方が美味しく食べられます。
ちなみに、お米は乾燥しているので長期間保存可能なんですが、お米を洗って浸水してしまうと「生もの」になるので大変痛みやすくなってしまいます。
すぐに炊かないけれど、浸水してしまった場合、冷蔵庫で保存することをおすすめします。
「水の種類」で米の味が変わる
少しでもおいしく炊きたいなら「水の種類」にもこだわってみてください。
浸水させるお水はそのまま口に入るので、水を変えると味もがらりと変わります。
日本のお米に合う水は基本的にミネラル分の少ない水、それは軟水です。
ミネラルが少ない分お米にしっかり浸水してくれるのでふんわりと炊き上げる事ができるんです。
だからわざわざミネラルウォーターを使う必要はありません。
日本の水道水は軟水なのでそのまま水道水で炊いても問題ないんですが、あえて市販のミネラルウォーターを使ってみて味比べしてみても楽しいかもしれません。
まとめ
新米がべちゃべちゃになるのを防ぐには
- 浸水時間は2時間
- 水の量は普段の量から2~5%少なく
- 水は軟水を使う
この三点を押さえればOK。
外はふっくら中はやや固めの素晴らしい炊きかげんになるはずです。
もうすぐ新米の季節ですね。
ふっくらつやつやで真っ白に炊きあがったご飯!
口に含むとほんのり甘くて「あぁ、日本人に生まれてよかった!!」と毎年思う私です(笑)
せっかくの新米のうまみを最大限に引き出してあげてくださいね。
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