5万円以下の現金や商品券、チケットなどを送るときに使われる「簡易書留」。
通常の郵便物なら配達員さんは黙って家のポストに入れてくれますが、書留の場合はわざわざ
書留でーす
とチャイムを鳴らして、対面で受け取りますよね。
でも、自分がいない間に届いた場合、本人以外でも受け取れるのか不安ではないでしょうか。
そこで今回は
- 簡易書留は本人以外でもOK?
- 簡易書留の受け取り方
- 印鑑はシャチハタでもOK?
こんな疑問にお答えしていきたいと思います。
簡易書留は本人以外の家族でも受け取りはできる?
せっかく配達に来てもらったのに本人が不在なんてこと、よくありますよね。
家には家族しかいない…そんな場合は受け取りができるのでしょうか?
はい、ご安心ください。簡易書留は「本人以外の家族」でも問題なく受け取れます!
なぜなら簡易書留は宛所配達のため、受け取る人がそこの住所に住んでいれば、本人に限定しなくても受け取れるのです。
受け取りのタイミングを計って在宅する必要がないので、楽チンですね!
家に誰もいなくて不在票が入っていた場合
ちなみに家に誰もいなくて受け取れず、不在票が入っていた場合は再配達してもらう必要があります。
この再配達の場合も同様に、本人以外でも受け取ることが可能です。
ただし、本人以外が不在表を持って郵便局に取りに行く際は
- 宛名本人の委任状と身分証明書
- 代理人の身分証明書と印鑑
が必要になるので注意しましょう。
また、本人が郵便局へ取りに行く場合であっても、身分証明書が必要になりますので忘れずに持参しましょうね。
※簡易書留の郵便局での受け取り方についてはこちらの記事をご覧ください。
すぐ分かる!簡易書留の受け取り方
簡易書留の受け取り方はとても簡単!
郵便局の配達員さんがチャイムを鳴らしますので、玄関まで受け取りに出て簡易書留を対面で受け取ったら
・受領の印鑑(ハンコ)を押す
または
・ペンでフルネームのサインをする
これだけで完了!簡単ですよね。
ひとつだけ注意することは、必ず「自分または家族の誰かが対面で受け取らなくてはいけない」ということです。
そもそも書留とは?
そもそも書留とは、郵便物が途中で破損したり、紛失したりするなどして正常にお届けが出来なかった場合、実損額を賠償してくれるというサービスなのです。
そのため、しっかり手元に届けたことを間違いなく確認する必要があります。
なので、ポスト投函ではなく、郵便配達員から受取人へと直接「手渡し」でなければお届けが出来ないのです!
書留とは、このように郵便物を繊細に取り扱ってくれる配達方法なので、重要書類やクレジットカード類、コンサートのチケットなどを送付する際によく利用されます。
大事な物を送る際は、やっぱり保証がしっかりされているものが安心ですよね。
■マイナンバーカードも簡易書留で届けられるそうです。
簡易書留の受け取りに必要なものは?印鑑はシャチハタでもOK?
簡易書留を郵便配達員の方が配達に来られたら、受け取りの際にこちらで用意するものはあるのでしょうか?
結論から言えば、何も用意しなくても受け取れます!
身分証明書なども必要ありません。
受領に必要なものは「印鑑」だけ!しかもシャチハタでも大丈夫ですよ。
または「直筆フルネームのサイン」もOKなので、例え印鑑がなくてもサインさえすれば受け取れるというわけです。
そういう場面は、だいたい「こちらにサインをお願いします」と言って配達の方がボールペンを渡してくれますよね。
なので、身分証明書もハンコもなくても受け取ることが可能です!
前触れなしに配達に来られたとしても、ちゃんと受け取りはできるので安心して下さいね。
簡易書留に「時間指定」は可能?再配達は?
宅配便を利用する時は「日時指定」のサービスが便利ですよね。
簡易書留も対象なのかどうか調べてみたところ、現状では「時間指定」をすることはできないのですが、「お届け日の指定だけ」はすることが可能となっています。
これは、差出人が設定することができるサービスのため、残念ながら受け取る側からは日にち指定の変更はできないことになっています。
ただし、初回のお届け時に不在で、その後の再配達の手配をする場合でしたら、時間指定をすることが可能です。
ちなみに、不在で持ち戻りになった郵便物は、郵便局で7日間保管されます。
7日を過ぎると差出人に返送されてしまいますので、再配達の指定をしたい場合は早めに連絡しましょう。
まとめ
- 簡易書留は本人以外の家族でも受け取れる
- 受け取りは印鑑(シャチハタでも可)かサインでもOK
私が書留の存在を知ったきっかけは、思い起こせばおばあちゃんがお正月に送ってくれる「現金書留」でした。
遠方に住んでいたのでなかなかお正月は会えず、毎年私と弟の分のお年玉を、手紙を添えて送ってきてくれたのでした。
普段家に届く郵便物とは違う特別な雰囲気を放つ現金書留を見て、おばぁちゃんはとっても難しい作業を経て苦労しながらお年玉を送ってくれたんだと子供心に思いました。
ただでさえ心が躍るお年玉に特別感がプラスされ、とても嬉しかったのを覚えています。
もうすっかり大人になったので、次のお正月は私からおばあちゃんにお年玉とお手紙を送ってみようかな、と思います。
コメント
簡易書留の不在時の窓口受け取りですが、同居家族なら不在票と自分の身分証明書だけで大丈夫です。
委任状は必要ありませんよ。
訂正お願いします。
私が調べた限りでは、やはり宛名本人の委任状が必要のようです。
ただ、実際に私が試したわけではなく確信が持てませんので、もう少し情報を集めてみます。