針供養のやり方と豆腐に刺す由来を解説!2024年はいつ?
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針供養のやり方と豆腐に刺す由来を解説!2024年はいつ?

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針供養の針

時代劇を見ることが好きなのです。といっても「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」じゃなく、もう少しだけトレンディな大河ドラマ好きですね。

大奥も映画版も見に行ったほど大好きで、時代劇を見るときは俳優さんたちの着ている着物に注目しています。

艶やかなものや質素なもの。時代背景や身分や場面によってよく考えられているなあと感心します。

私のように着物に魅せられた人は結構多いのではないでしょうか?

この着物、昔は人の手によって一針一針丁寧に縫われていたのです。

現代でも一部は手縫いで仕上げられているそうです。それは気の遠くなるような作業ですね。

そんな膨大な作業に欠かせないのが「針」。

今回はそんな働き者の針の苦労をねぎらう行事である

  • 針供養のやり方
  • 針供養で豆腐に刺す由来
  • 2024年はいつ行う?

などをまとめてみました。

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針供養のやり方

ここでは自宅で針供養を行いたいという方のために、そのやり方をご紹介しましょう。

■正しい針供養のやり方

  1. 豆腐やこんにゃくなど「柔らかいもの」と「白い紙」を用意します
  2. 古くなって錆びてしまった針や折れ曲がってしまった針を豆腐やこんにゃくに刺します
  3. 針を抜き、白い紙に包んで、各自治体の区分にしたがって処分します

針供養を行っている寺社に持ち込むのもいいのですが、長らくお世話になった針ですから、自宅でこのようにして長い働きを労ってあげるのもいいですね。

針供養で豆腐に針を刺す理由

ミシンのなければ工場もない時代。

布を使ったものはすべて人の手によってひと針ひと針縫って作られていました。針はとても働き者だったのです。

いつも頭を重ねた布に押し込まれ、長く働いて折れてしまった針を、この日ばかりは柔らかい豆腐に刺してお休みしてもらおうという心が込められています。

一見すると奇妙でユニークな光景ですが、実は裏にはこういう優しい理由が隠されていたんです。

【浅草寺で行われる針供養の様子です。外国人観光客も見学しています。】

針供養2024年はいつ行われる?

2024年(令和6年)の針供養は

  • 2月8日/木曜日(関東地方)
  • 12月8日/日曜日(関西地方・九州地方など)

に全国各地の寺社で行われます。(個人的に自宅で行う人もいます。)

このように関東と関西や九州地方では日程が大きく異なるんですね。

※毎年同じ日に行われます。
※一部の地方では両日に行われる場合もあります。
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針供養の由来

針山
さて、どうして針供養は2月8日と12月8日に行うのでしょうか?

それはこの2月8日と12月8日が江戸時代から「事八日」と言われていて、どちらか片方を「事始め」、もう一方を「事納め」といって、祭事を行っていました。

そこに中国から「社日に針線を止む(生まれた土地の神様を守る日には針仕事を休む)」という考えかたが伝わりました。

社日(しゃにち)とは、産土神(うぶすながみ)という生まれた土地の神様を祀る日のことで、春と秋の二回あります。

そこで「事始め」・「事納め」のどちらか、もしくはその両日には針仕事をお休みして長く働いて使えなくなった針を供養する行事が行われるようになりました。

これが針供養が生まれた由来です。

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まとめ

針供養の2023年の日程ややり方をまとめてきました。

針仕事が女性の大切な仕事だった時代、針供養はどこの家庭でも行われていたそうです。

しかし、時代の変化とともに一般の人が針仕事を行う機械は減り、針供養を行う人も減ってきました。

現在では、主に和裁や洋裁を教える学校や服飾関係の企業などの関係者の間で、針供養は大切な行事として残っています。

自宅でハンドメイド作品を作り、店に販売を委託している私にとって、針は一緒に作品を作り上げた相棒のような存在ですね。

辛いときも嬉しい時にもいつも私の手と一緒に働いてくれた針。

もちろん針供養をして今までの働きに感謝してお別れしていますよ。

年中行事
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