オレガノを植えてはいけない3つの理由|庭一面に大増殖?
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オレガノを植えてはいけない3つの理由|庭一面に大増殖?

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オレガノを植えてはいけない3つの理由|庭一面に大増殖?

事情通
事情通

オレガノを植えてはいけない最大の理由は、地下茎やこぼれ種で庭一面に広がってしまう恐れがあるためです。

イタリア料理には欠かせないハーブである「オレガノ」。

イタリアンを頻繁に作る人なら、いちいち買うよりも家で育てたほうが経済的と思うかもしれませんね。

しかし、庭に地植えすると危険というウワサも……。

そこで今回は

  • オレガノを植えてはいけない理由
  • オレガノをトラブルなく庭で育てるポイント
  • オレガノを庭に植えるメリット

を解説します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

これまで色んなハーブを育ててきた私にお任せください。

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オレガノを植えてはいけない3つの理由

オレガノを植えてはいけないと世間でウワサされるのは、こんな3つの理由からです。

勝手に増えてしまう

オレガノを植えてはいけない1つ目の理由が「勝手に増えてしまう」ため。

オレガノは悪名高いミントと同様に繁殖力が強く、一度庭に地植えすると、どんどんと勢力を広げていきます。

その繁殖の手段は「地下茎」と「こぼれ種」。

あまり植物の世話に時間をかけない人の場合、気がついたら庭がオレガノだらけになっていて

やばい、オレガノを植えたのは失敗だった!

なんて事態になることも……。

地下茎とは?

地下茎とは、地下に伸びるタイプの茎のこと。

通常の植物は茎を地表に伸ばしますが、オレガノの場合、地下(地中)のなかで伸びていきます。

そのため、苗を植えた場所からは離れた場所に芽を出して、そこでもグングンと成長していくんです。

こぼれ種とは?

こぼれ種とは、植物から自然に地面にこぼれ落ちた種、またはその種から芽生えた植物のこと。

オレガノは6月~9月頃にかけて白やピンクの花を付けます。

そして、その花から種が生まれ、周辺の地面に落下したり、風で飛散します。

海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

自分の家の庭にこぼれ種から発芽するのはまだしも、隣家などにまで飛んでしまうと迷惑ですね。

大量に収穫できるが使い切れない

オレガノを植えてはいけない2つ目の理由が「大量に収穫できるが使い切れない」ため。

オレガノは葉がよく茂るため、たくさん収穫できます。

というより、生育を抑えるためには定期的に刈り取ってあげないとモッサリとしてしまいます……。

そうすると大量に収穫できるわけですが、生の葉のオレガノの使い道は以下のようなものくらい。

  • 肉/魚料理の付け合せ(匂い消し)
  • サラダに少し入れる
  • ハーブティー

しかも一度に使う量はわずかなので、持て余すこと必至。

大量に使わないなら少量を毎回買うほうが経済的かも

と、コスパの観点から植えたことを後悔する人も。

香りが薄いハーブになってしまう

オレガノを植えてはいけない3つ目の理由が「香りが薄いハーブ」になってしまうため。

日本で育てるオレガノはヨーロッパで育てたものに比べて、香りが弱くなってしまう傾向があります。

事情通
事情通

ハーブの専門家に言わせると、自分で育てるより市販のオレガノを買うほうが香りが良いとか

オレガノはヨーロッパの地中海が原産であり、日本の気候には合わないのかもしれませんね。

実際、日本の梅雨の長雨や高温多湿の夏には弱ってしまうくらいです。

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オレガノをトラブルなく庭で育てる4つのポイント

何かと難点があるオレガノですが、こちらの4つのポイントを押さえればトラブルなく育てることができますよ。

一緒に植えてはいけないハーブがある

オレガノを含めハーブ類をまとめて一箇所に植えて「ハーブガーデン」にする計画の方は要注意。

オレガノは多湿を嫌い、乾燥にも強いハーブ。

そのためチャイブのような湿った土壌を好むハーブとは相性が最悪です。

どちらにとっても悪影響を及ぼすため、別々に植えるようにしましょう。

花がらを摘んで種を飛ばさない

オレガノはこぼれ種で自己増殖を繰り返します。

地面に落ちた種から芽生え、花が咲き、種をつけ、また種を落とす……。

この繰り返しで、じわじわと庭全面に広がっていきます。

これを防ぐには種が実る前に、花がらを早めに摘んでしまうこと!

オレガノの花期(6~9月)を頭に入れ、習慣化すれば難しいことではないと思います。

根止めを使うか鉢植えにする

オレガノは地下茎でも増えるため、植える場所をぐるっと「根止め」で囲ってしまうのが安全策。

根止めとは「これ以上は根を広げさせない」ことを目的とした根の成長範囲を限定させるための園芸グッズです。


また、もっと簡単でお手軽なのは鉢植え(プランター)に植える方法ですね。

鉢植えなら移動もできますし、害虫対策や収穫の際にも作業がしやすい利点があります。

適切な育て方と収穫で香りをキープ

オレガノは「水」や「肥料」をやりすぎると香りが弱くなるといわれています。

地植えなら水は「降雨」まかせでOKであり、肥料も基本的に必要ありません。

また、成長期の夏よりも秋から冬にかけてのほうが香りが強くなります。

徒長させないように適度に剪定をし、適切な時期に収穫をすれば香りの良いオレガノを収穫できる可能性がありますよ。

オレガノを庭に植える4つのメリット

オレガノを庭に植えると、こんな4つのメリットもあります。

庭一面が緑になる(グランドカバーの役割)

オレガノの繁殖力の強さは、低コストで庭一面を緑にしてくれると思えばメリットにもなります。

オレガノは冬の間は地上部が枯れてしまうものの、多年草のため、春がくればまた青々とした葉が復活。

手間暇をかけない放置型のグランドカバーとしては優秀でしょう。

花が美しい

オレガノの和名は花薄荷(ハナハッカ)と言います。

正確にいえばハッカ属ではないのですが、「花」の字が名前に付くくらい花が目立つ植物なんですね。

料理用のハーブを収穫する目的ではなく、観賞用としても価値があるわけです。

なかでも観賞用として作られた「ケントビューティー」は園芸品種としても人気がありますよ。

ドライ(乾燥)にすれば使い道が広がる

大量にオレガノを収穫しても、一度に消費するのは大変難しいもの。

しかし、乾燥させてドライハーブにすれば、保存が効きますし、使い道ががぜん広がります。

  • トマトソースに加える
  • グリル料理や煮込み料理に振る
  • ピザやパスタに振りかける

などなど、イタリアンを中心に活躍の場面はたくさん。

また、オレガノは生よりも乾燥させたほうが香りが強くなるというメリットもあります。

ゴキブリが嫌いな匂い

庭やベランダに訪れるゴキブリ。

ゴキブリはハーブの香りが嫌いであり、オレガノの香りも苦手だそうです。

撃退する……とはまではいかないまでも、長居しないでさっさと姿を消してくれるくらいの効果はあるかもしれません。

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まとめ

オレガノを植えてはいけない理由は

  • 勝手に増えてしまう
  • 大量に収穫できるが使い切れない
  • 香りが薄いハーブになってしまう

という3つでした。

個人的には庭に地植えするよりも、管理がしやすい鉢植えにするのがベストかなって思います。

長雨や多湿から守れますし、なにより庭に広がるのを未然に防げますから。

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