ドクダミは植えてはいけない?【必見】安全な栽培のコツ3選
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ドクダミは植えてはいけない?【必見】安全な栽培のコツ3選

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ドクダミは植えてはいけない?

ドクダミは庭に植えてはいけませんか?

事情通
事情通

考えもなしに植えてしまうと、後悔するので注意が必要です。

ただし、植え方次第では、害はありません。

濃い緑色の葉っぱを背景に、「ハッ!」とするような白い可憐な花を咲かせるドクダミ。

どくだみ茶として利用できるところから、自宅の庭に植えたいと考える人もいらっしゃるはず。

しかし、一方では忌み嫌われる植物のひとつに挙げられることも……。

そこで、ここでは

  • ドクダミを植えてはいけない理由
  • 害を避ける安全なドクダミの栽培方法
海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

こんな知識をガーデニング好きな私がお届けします。

\あの草花や木も危ない!/ 庭に植えてはいけない植物ランキングを見る
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ドクダミを植えてはいけない3つの理由

ドクダミを庭に植えてはいけないとされる理由は、こちらの3つ。

  1. 庭を占領される
  2. 不快なニオイがする
  3. 不要になったときに駆除が大変
海奈渡ナナ
海奈渡ナナ

この説明では分からないと思いますので、それぞれくわしく見ていきましょう。

庭を占領される

ドクダミの群生

ドクダミは繁殖力が強い植物です。

地表ではせいぜい20cmくらいの低い草丈ですが、私たちの目が届かない地下では「地下茎」を縦横無尽に張り巡らせます。

花が咲いて実った種が落ちて芽吹くことはないものの、地下茎によって勢力を拡大するんですね。

庭の隅っこに一株だけをささやかに植えたとしても、1年後、2年後には庭の多くのエリアが勢力圏に……。

ひどいと庭一面がドクダミに占領されてしまい、他の植物の成長を妨げてしまうことも。

そんな様子を見た人からすると

ドクダミなんて植えてはいけないよ

とぼやきたくもなるでしょう。

加えて、ドクダミは日陰でも旺盛に育つため、日当たりの悪い庭でも関係ありません。

葉っぱの暗い緑色とあいまって、陰鬱な印象を与える庭になってしまうでしょう。

※肥料もそれほど必要とせず、地下では一年を通して成長を続ける点も繁殖に拍車をかけます。

不快なニオイがする

ドクダミは全草(葉や花)に独特の臭気があります。

そもそも「ドクダミ」の名前は、その臭気が「毒を持っているのでは?」と連想させ、「毒溜め(ドクダメ)」と呼ばれたのが由来。

この毒溜め(ドクダメ)という呼び名が次第にドクダミへと変化したのだとか。

そばに寄るだけでは匂いませんが、踏んだりちぎったりするとプーンとした悪臭が鼻を刺激します。

このドクダミの悪臭は、動物や虫などに食べられるないよう「身を守るため」にあります。

動物や虫が嫌がるように、人間にとっても不快な匂いなので

  • 匂いに敏感な人
  • 香りの良い花を植えたい人

こんな人はドクダミは絶対に庭に植えるのは避けるべきでしょう。

※ドクダミの名前の由来は、「毒」や「痛み」に効く生薬効果から「毒痛み」と呼ばれ、それが変化したとの説もあります。
※この悪臭のせいで虫など天敵を寄せ付けない点もドクダミの恐ろしい繁殖力をアシストします。

不要になったときに駆除が大変

庭の広範囲にドクダミが広がってから

邪魔だし、臭いから、全部引っこ抜きたい!

と思っても、そう簡単には駆除できません。

その理由は、地下茎にあります。

ドクダミの地下茎は20メートルを越えて伸びることもあり、株を掴んで引っこ抜いても、地面の下には長大な地下茎が残ってしまいます……。

地面の上で全てのドクダミを抜いて安心しても、残った地下茎からまた芽を出してくるでしょう。

少し地面を掘り返して地下茎を抜いても、すべてを抜くのは非常に困難です。

冬になって枯れてきて安心しても、多年生植物なので春になれば、また元気いっぱいに芽吹いてくるという恐ろしさ……。

植えたドクダミを庭から一掃するには

  • 庭を全面的に掘り返す
  • 専門的な農薬を使う

など手間のかかる駆除作業が必要になってしまうんですね。

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害を避ける安全なドクダミの3つの栽培方法

庭に植えるとマイナス面ばかり気になりますが、ちゃんとした知識を持って成長をコントロールすれば、ご家庭で楽しむことは可能ですよ。

ドクダミの害を防いで栽培する方法がこちら。

  • 鉢やプランターで育てる
  • 根止め板で区切った範囲に植える
  • 裏庭などのデッドスペースに植える

鉢やプランターで育てる

一番の安全策は、ドクダミを鉢やプランターで栽培するやり方です。

これなら鉢やプランター内で成長を止められますし、うっかり踏んで悪臭をかぐ心配もありません。

こぼれ種が地面に落ちて芽吹く恐れはありませんが、鉢底から飛び出した根が地面に到達するかもしれません。

ですから、地面に直に置くのは避けたほうがいいでしょう。

お皿の上に置くか、コンクリート等の地面に置くのが安全です。

根止め板で区切った範囲に植える

「根止め板」とは、庭の一画に区切った花壇を作れる園芸用品です。

この根止め板を地面に打ち込んで、そこにドクダミを植えれば地下茎がそのエリア外に飛び出すのを防いでくれますよ。


裏庭などのデッドスペースに植える

ドクダミは日陰の場所で、なおかつ少し湿った環境を好みます。

そんな普通の草木ならまともに育たない裏庭などのデッドスペースに植えるのには、最適な植物とも言えます。

利用価値がなく、限られたスペースのグラウンドカバーとして育てるのはアリですね。

そのような場所なら普段通ることもないので、嫌な臭いをかがされる心配も無用です。

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まとめ

ドクダミを植えるのは、こんなデメリットがあります。

  • 繁殖力が強くて庭を覆ってしまう
  • 踏んだり葉をちぎったりすると臭い
  • 一旦植えたら一掃するのは大変な作業になる

ただ、対策をして植えれば、花を楽しんだり、お茶として利用することはまったく問題ありません。

ドクダミの花が好きって人は、意外といると思うので(私もその一人)、用心しながら育てたいものですね。

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