食洗機の専用洗剤って、けっこう高価。
できるだけコストパフォーマンスが良い商品を選びたいはず。
しかし、食洗機の洗剤には、粉末・タブレット・ジェル(液体)などいろいろな形状があって迷いますよね?
そこで今回は
- 食洗機洗剤でコスパが良いのは?
- 粉末・タブレット・ジェルのメリットとデメリット
などを解説します。
食洗機を使って10年以上の私におまかせください!
食洗機の洗剤でコスパがNo.1は粉末?タブレット?それともジェル?
食洗機用の洗剤には、以下の3種類のタイプ(形状)があります。
- 粉末
- タブレット
- ジェル
それぞれにいいところはありますが、コスパがいいものを選びたいところ。
そこで、Amazonの売れ筋商品をタイプ別に比べてみました。
粉タイプのコスト
「ハイウォッシュジョイ」食洗機用洗剤 除菌 詰め替え490g
- 普通の汚れの時:7.5g使用→4.6円(1回あたり)
- ひどい汚れの時:10g使用→6.1円(1回あたり)
※販売価格が299円の場合で計算
ジェル(液体)タイプのコスト
「チャーミークリスタ・クリアジェル」食洗機用洗剤 詰替大型 840g
- 普通の汚れの時:6g使用→4.2円(1回あたり)
- ひどい汚れの時:10g使用→7円(1回あたり)
※販売価格が589円の場合で計算(この価格で買えるのはプライム会員だけです)
タブレットのコスト
「ジョイ・ジェルタブ」食洗機用洗剤 60P
- 60個入り:14円(1回あたり)
※販売価格が845円の場合で計算(この価格で買えるのはプライム会員だけです)
このように一回あたりのコストが分かりました。
「普通汚れ」で一回当たりのコストが一番安いのは?
「普通汚れ」の場合の一回当たりのコストが安い順に並べてみます。
【食洗機用洗剤の一回あたりのコストが安いベスト3】
- ジェル(液体):4.2円
- 粉末:4.6円
- タブレット:14円
いかがですか?タブレットが圧倒的に高いことがわかります。
そして、気になるのは粉末とジェルの価格差。
「ひどい汚れ」の場合は粉が安いですが、「普通の汚れ」の場合はジェルの方が安いんです!
もちろん商品により誤差は生じますが、今回比較した売れ筋商品では、粉とジェルの差があまりないように感じました。
そんな理由から、私の一番のおすすめはジェル(液体)タイプ。
実際、ジェルタイプを使用している方も多く、メリットもたくさんあります。
タブレットより圧倒的に安価で、計量の手軽さや洗いあがりに満足している声をよく聞きます。
各メーカーで、特色あるジェルタイプの洗剤をだしているので、一度試してみるのもおすすめです。
※予約洗い時などに、使用できる洗剤タイプが限定されている食洗機もあるので、説明書を熟読後ご使用ください。※商品内容、販売価格等は、変更になる場合があります。
※小数点第二位以下は切り捨てています。
食洗機洗剤の粉末・タブレット・ジェルのメリットとデメリット
そもそもこの3種類の食洗機用洗剤は、どういったところが違うのでしょうか?
粉末・タブレット・ジェル、それぞれの特性やメリット・デメリットをまとめました。
粉末タイプのメリットとデメリット
○特性・・・箱入りで、計量用のスプーンを使用します。
洗濯用粉末洗剤と同じイメージです。
アルカリ性が高いので、洗うものの質(アルミ製品)により白くなってしまうこともあります。
○メリット・・・一般的に価格が安いです。
○デメリット・・・水垢がつきやすく、溶け残りやすいです。
アルミ製品は白くなります。保存状態が悪いと固まります。
タブレットタイプのメリットとデメリット
○特性・・・個包装されているものがほとんど。
量を測らないでいいのでもっとも簡単に使用できます。
○メリット・・・量を測る手間がなく、手が汚れません。
○デメリット・・・他のタイプより価格が高めです。
また洗う食器の量に対して使う洗剤の量の調節ができません。
濡れた手で触ると、タブレットの膜が溶け、中身がでることがあります。
ジェル(液体)のメリットとデメリット
○特性・・・液体状の洗剤です。
手洗い用台所洗剤のイメージに近いです。
○メリット・・・計量がラクです。
水垢がつきにくく、溶け残りも少ないです。
また洗う食器の量や汚れに合わせて細かく量を調整しやすいです。
○デメリット・・・酵素配合の場合は、特に保管場所に注意が必要です。
粉タイプよりも、価格が少し高めです。
初めに買う時は量が少なくて高めのボトルタイプを買う必要があります(二回目からは詰め替えタイプを購入して、そのボトルに入れて使う形式)
総評(私の意見)
このようにタイプ別で特徴が異なります。
私は最初の頃は粉末タイプを使っていましたが、使う時に粉が舞って、それを吸い込んでしまうのが嫌で、いまはジェル(液体)に変更しています。
ご自身の生活スタイルにあったものを、探してみてくださいね。
食器の汚れってどんな成分?
洗剤と一言で表しているものの、その中にはたくさんの成分が入っています。
実際に、使った食器を水で流しただけでは、ぬるっと感やべたべたが残ることが多いですよね。
それらをスッキリと落として、商品によっては除菌までしてくれる洗剤!
本当にありがたい存在です。
では、汚れの成分と洗剤の成分をご紹介します。
でんぷんの汚れ
言わずとも知れた、ご飯など主食になるものの汚れですね。じゃがいもなども入ります。
これらに働きかけるのは、でんぷん分解酵素です。
べたべた茶碗も、スッキリピカピカになります。
色素の汚れ
私もですが、コーヒーや茶渋には悩まされます…。
みなさまご存知の、漂白剤!そしてアルカリ剤などが、白さをキープしてくれます。
油脂の汚れ
美味しいお肉などを食べた後の…べったべた感……。
きゅっきゅっと気持ちいい綺麗さをくれるのは、界面活性剤です。
タンパク質の汚れ
卵大好きな私の家族!お皿はその汚れで大変です。
食べまくったタンパク質をなかったことにしてくれるのは、タンパク質分解酵素です。
※お腹の中には食べた分、しっかりたまっていますよー。
このように、洗剤はそれぞれの汚れに対応しながらも、各メーカーで特色をだせるように開発されているのです!
まとめ
食洗機用の洗剤で、コスパがいいもの、そしてそれぞれの特性をご紹介しました。
結論としては食洗機用洗剤でコスパナンバーワンはジェルタイプ!(私調べ)
ついつい安さに目がいきがちですが、各ご家庭でどういった汚れ(食事メニュー)が多いのか、平均してどのくらいの食器をいつも洗うのか…などを考えながら、洗剤を選ぶといいと思います。
また、同じタイプの洗剤でもメーカーによって、価格や特徴は様々。
さっそくいろいろ試したくなってきました。
みなさまもぜひメリット・デメリットをご参考にしながら「これ!」という洗剤を見つけてみてくださいね。
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