生まれたばかりの赤ちゃんがいる友人は新幹線での移動が大変だったようで「疲れたー」と言っていました。
なかでも苦労したのが「赤ちゃんの耳抜き」のやり方について。
新幹線での移動となると結構な距離を移動しますよね?
大人でもトンネルの通過が連続すると耳がキーンとなるくらい。
まだ言うことを聞けない赤ちゃんがそのせいで泣いてしまうと、周りに迷惑かけないか心配のはず。
そこで今回は
- 赤ちゃんの新幹線での耳抜きのやり方
- 新幹線に乗っているときにどう過ごせばいい?
- 赤ちゃんに座席や乗車券は必要?
など赤ちゃんを連れて新幹線に乗る時のコツや知恵について、私の経験からまとめてみました。
新幹線を子連れで利用されるときに参考にされてください。
赤ちゃんを新幹線で耳抜きさせる3つの方法
耳抜きと聞くと大人だけの症状に思えますが、実は赤ちゃんにも起こること。
急にぐずりだしたり、耳を指でほじる動作を見せるのが、その証拠です。
耳が痛くなるのは飛行機に乗ったり、自動車で高速道路に乗ったときが多いですよね?
そもそもなぜ耳痛が起こるのかというと「気圧の変化」が関係しています。
飛行機では気圧が上下動する「離着陸時」に起こりますが、新幹線の場合は「トンネルの通過時」に起こります。
トンネル内は気密性が高く、わずかですが気圧が変化するんですね。
このとき鼓膜の奥に溜まった空気がふくらんだり縮んだりするため圧迫感が生じ、そのために耳痛(じつう)が起こってしまいます。
こんなとき大人であればツバを飲んだりアクビをして「耳抜き」をすれば自分で治すことが出来ますが、赤ちゃんの場合はそうはいきません。
でもご安心ください。
お母さん、お父さんがちゃんと赤ちゃんに対処してあげれば、耳が痛くなるのを事前に防いだり、治すことができますので。
その方法がこちらです。
- 赤ちゃんに耳栓を付けてあげる
- 哺乳日にゃおしゃぶりを与える
- 車内でグッスリと眠らせる
では、この3つの方法についてくわしく解説していきましょう。
オススメNo.1「耳栓を付ける」
耳抜きが必要になるような、赤ちゃんの耳の痛みを防ぐ方法として一番にオススメしたいのが耳栓。
耳栓を付けると急激な気圧の変化から耳を守ってくれるので、そもそも耳抜きをする必要がなくなるんです。
大人でも飛行機の耳痛対策として耳栓は有効なんですが、新幹線程度なら付けない人がほとんど。
ですが、刺激に敏感な赤ちゃんには新幹線でも耳栓を付けて、気圧の変化から守ってあげてください。
これが一番簡単で有効な手段ですよ。
女性用のSサイズなら赤ちゃんの耳のサイズにも合うでしょう。
【赤ちゃんでも安心して使える耳栓がこちら】
「哺乳瓶」か「おしゃぶり」を与える
大人が耳抜きするときには「飴をなめる」・「ガムを噛む」という方法があります。
飴をなめたりガムを噛むと、自然と唾を飲み込みますよね?
その拍子に「スンっ」と耳に空気が抜けた感じになり、耳の違和感が消えてしまうんです。
飛行機の機内サービスとして飴が配られるのは「耳抜きをしてもらうため」という理由もあるとか。
ただ、赤ちゃんは飴を舐めたり、ガムを噛んだりできません。
そこで、出番になるのが「哺乳瓶」か「おしゃぶり」。
こうした口に含ませるものなら、大人が飴やガムを口にするのと同じように「ツバを飲み込む」ことになるので、耳抜きを促す効果があるんです。
もちろん、授乳させても同じ効果が期待できます。
トイレも狭い新幹線では難しいかもしれませんが……。
お好きな方法でスムーズで自然な耳抜きをしてあげてください。
グッスリと眠らせる
赤ちゃんが耳が痛くて、ぐずるのは起きているとき。
だったら、そうならないように新幹線のなかではグッスリと眠らせてしまってはいかがでしょうか?
新幹線に乗る前には寝かせないようにして、なるべくパワーを使わせるように遊ばせておいて、乗車したらリラックスできるような態勢を整えてあげてください。
そうすれば新幹線の走行音が子守唄になって、きっと1~2時間は眠ってしまうはずですよ。
たとえ途中で起きたとしても、起き抜けの「あくび」で耳抜きができるのでご心配なく。
「はわぁ~~あ」とアクビをすると耳が貫通した感じになって耳の違和感が取れてしまった経験に覚えはありませんか?
アクビも耳抜きに有効な方法なんですよ。
赤ちゃん連れで乗る新幹線の注意点
新幹線で赤ちゃんを連れて快適に過ごすためには、事前準備が大切です。
新幹線に乗車するまえに、オムツ交換や授乳はしっかり済ませておきましょう。
乗車してしまってからでは新幹線の設備により、オムツ換えなど大変な時がありますよ。
それでは赤ちゃんを連れて新幹線に乗る時に「準備しておくと良い物」をリストアップしてご紹介します。
新幹線に赤ちゃんを乗せるときに用意しておく物リスト
- オムツ/おしり拭き
- 音の出ないおもちゃ
- 飲み物
- ビニール袋
- 着替え
- ミルクセット
- ガーゼ、タオル
- 抱っこ紐
これらを準備しておくと、いざと言う時に役に立つので参考にしてみて下さい。
事前準備としてはもう一つ、できるだけ新幹線の中でお昼寝してもらいたいので新幹線に乗る前にあまり寝かせないことです。
お出かけ前に良く遊ばせてみたり、当日の朝は早めに起こしてあげたりするといいですね。
新幹線に乗る時、赤ちゃん用の座席が必要?
初めて赤ちゃんを新幹線に乗せるとき、疑問に思うことが「赤ちゃんにも座席や乗車券は必要?」ってこと。
でも、心配ご無用です。
新幹線に乗る時は乳幼児は、基本的に親の「ひざの上」と考えられているため
⇒座席は必要ないんです!
一般的にJRの料金ルールは
- 0歳~6歳未満は無料で乗車
- 6歳~12歳では大人料金の半額
- 12歳以上は大人料金
となっています。
料金がかからないため基本的に「親のひざの上に乗せる」とは言っても、黙ってひざの上にいるなんて乳幼児には少し難しいですよね。
なので赤ちゃんを連れて新幹線に乗る時には、車両の一番前か、後ろの通路側を選ぶようにしましょう。
こういう席が赤ちゃん連れにはおすすめなんですよ。
なぜなら、直ぐに車両から出ることが出来たり、立ったり座ったりがしやすい為です。
窓側の席に座ってしまうと、席を立つたびに他の乗客の前を行き来することになり落ち着きませんよね。
また、裏ワザ的に、隣が空いている通路側の席に座る事も作戦のひとつです。
曜日としては「平日の昼間」が座席の確保をしやすいのでおすすめ!
新幹線の種類によっては「多目的室」を完備している車両もあり、この近くの席に座るのが理想ですね。
【多目的室はこんな感じです】
ここは授乳やオムツ交換などが出来るようになっていて、小さい子供を持つ親には安心できるスペースとなっています。
乳幼児が騒いだり動き回ることも考えて、出来ることなら広い座席や隣が空いている座席を確保した方が良いのは間違いないですね♪
まとめ
赤ちゃんの新幹線での耳抜き方法をご紹介してきました。
- 耳抜きを付けてあげること
- おしゃぶりや哺乳瓶を与えること
- 車内ではぐっすりと眠らせること
私が推薦するのがこの3つです。
2016年3月に「北海道新幹線」が開通して話題になり、新幹線は北海道でも身近になりました。
乗る機会の増えた新幹線ですが、先日友人と電話をしていた時にもこの話題になったんです。
赤ちゃんを連れて新幹線で移動するのは、多方面で気を使いますし大変なのは間違いありません。
しかしそんな体験を出来るのも今のうちだけだと割り切って、せっかくの旅行なのでこの際楽しんでしまいましょう。
他の乗客に迷惑をかけてしまったら「すみません」と謝ったり、寝ずにぐずったら汗をかきながら必死に寝かし付けたりしなければいけません。
それでも子供が大きくなり、新幹線に乗った時の昔話になった時には、懐かしくて良い思い出になっているはずです。
出来る限りの対策をした上で、不便があれば次の機会に活かす様にしましょう。
「多目的室」もそうですが、小さい子供連れに向けたサービスを行っている車両もありますので予約する際の基準にしてみても良いですね。
新幹線に乗るという『特別』な時を大切にされてみてはいかがでしょうか。
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